DMM GAMESは、ガイジン・エンターテインメイントのマルチコンバットオンラインゲーム『War Thunder』にて日本戦車を追加するアップデート1.65 ” Way of the Samurai(武士道)”を配信しました。
今回のアップデートでは兼ねてから発表されていた日本戦車のクローズドβテストが開始。九七式中戦車チハや四式中戦車チト、そして61式戦車など陸軍/陸自のお馴染みの車輌の他にも、海軍の特二式内火艇カミなどの30種類の車輌が実装されています。1.65では、2012年から続いていたオープンベータが終了すると共に正式サービスが開始されます。他にも、全爆撃機への3Dコックピットの実装や「閉鎖された工場」と「38度線」の2種類の新規マップも加わります。以下GaijinのクリエイティブディレクターKirill Yudintsev氏のコメントです。
- Kirill Yudintsev氏
「今回、オープンβの終了という開発の重要な節目を迎えたことで、2012年に掲げられたWar Thunderの目標をついに達成することとなります。バーチャルのパイロット、戦車兵、艦長のみなさまに戦争シミュレーションゲーム史上、最もリアルで、広大、かつ身近なゲームの1つとしてWar Thunderをお楽しみいただけるように、今後は、新機能の追加や改良に焦点を当てて参ります。」
日本戦車のクローズドβでは、イベント限定アイテムである手裏剣を12枚集めることで参加出来、12月16日から開始しているランダムバトルにおいてランク3から5の車輌を使い、80%以上の貢献度で5勝ごとに1枚手に入れられます。他にも1日に1度バトルタスクを完了することでも入手可能です。なお、既に販売されている日本のプレミアム車輌を購入からCBTへの参加も出来ます。
“陸軍”で追加される日本陸軍と陸上自衛隊の車輌で注目なのは、海軍の特二式内火艇カミと陸上自衛隊初の国産戦闘車輌となる60式自走106mm無反動砲、そして74式戦車があることです。実車での特二式内火艇カミは、潜水艦で運ぶことが出来る水陸両用車輌で前後にフロートを搭載すると水上を動けます。史実ではレイテ島の戦いに投入されました。60式自走106mm無反動砲は、戦後初めて開発された戦闘車輌で、戦前戦中そして米軍戦車などの車輌から学んだ技術を取り入れています。250両以上が生産されており、陸自の機甲科ではなく普通科にて運用された車輌でもあります。なお現在では全て退役済みです。


特二式内火艇
また、『War Thunder』での74式戦車とSTB-1は、実車での最大の特徴となる油気圧懸架による姿勢制御(車体を傾けたり上下に立ち位置を調整出来る)をゲームシステムとして実装しています。



74式戦車

九七式中戦車(57mm砲塔)

五式中戦車

八九式中戦車