海外メディアGizmodoは、銃乱射事件対応訓練に用いられているVRシミュレーターソフト『EDGE(Enhanced Dynamic Geo-Social Environment)』に、教師用の更新版がリリースされることを報じています。
『EDGE』は、米国陸軍および国土安全保障省が560万ドルを投じて開発したVRシミュレーターソフト。米国内で度々発生する痛ましい銃乱射事件に対して、消防署や警察機関が対応するための訓練用として開発されました。
今回導入される“教師用”では、教師、犯人役、警察官役ーの3つの役割が存在しています。教師はパニックに陥った生徒を集めて安全な場所へと避難することが主な目的。一方、犯人役は生徒を可能な限り殺すこと、警察官役は犯人を射殺することが目的となっています。
この更新について、『EDGE』のチーフエンジニア、Tamara Griffith氏は、「経験が豊かになればなるほど、生存の機会は増えます。『EDGE』により、あなたは経験を重ねて、何が効果的で何が効果がないかを知ることができます。」とコメントしました。なお、この更新にあたっては、バージニア工科大学とサンディフック小学校の事例の音声や、関係者証言から、よりリアルな事件環境を構築することへと挑戦しているようです。
現実では体験できないであろう環境を体験可能なのもVRの特徴。ソフト内にロールプレイ要素があるだけに、一見ただのゲームのようにも思えてしまうかも知れませんが、こういったシミュレーションソフトが人の命を救うことについては、ゲーマーならずとも期待したいところでしょう。
『EDGE』教師版は2018年春リリース予定です。
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