2016年11月にKickstarterキャンペーンを成功させるも、計画の変更や延期に次ぐ延期で一般向けには殆ど情報が出ていなかった携帯型ゲーミングPC「SMACH Z」ですが、開発チームは新たなトレイラーを公開するとともに、公式サイトでの予約受付が現地時間2018年3月15日よりスタートすることを発表しました。
あわせて組み込みプロセッサとして先日AMDが発表したばかりの「Radeon Vega 8搭載 Ryzen Embedded V1605B」の採用を報告。同プロセッサを搭載した初の携帯型デバイスとなるそうです。「SMACH Z」は最大16GBのRAM、512GBの内部メモリ、SDカードスロット、USB-C、6インチの1080pタッチスクリーンを備えており、LinuxもしくはWindows 10が利用可能です。冒頭のトレイラーでは『Grand Theft Auto V』や『The Witcher 3: Wild Hunt』といったハイクオリティゲームの動作をアピールしています。
- The Witcher 3 (720p Medium 設定) ~40 FPS
- Alien: Isolation (1080p Low 設定) ~50 FPS
- GTA 5 (720p Normal 設定) ~60 FPS
- League of Legends (1080p High 設定) ~60 FPS
- Rocket League (1080p Normal 設定) ~60 FPS
- Dark Souls 3 (720p Low 設定) ~40 FPS
価格は通常版が699ドル、上位機種のPro版が899ドルとなっています。Kickstarterバッカー向けの出荷については現時点で言及されていません。「Steamboy」としての登場から数えると約4年が経とうとしている「SMACH Z」。なるべく早くユーザーの手元に届くことを祈ります。