『Fallout 76』はシリーズ時代設定上の「最古の物語」か…予告映像をガッツリ深読み【考察】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『Fallout 76』はシリーズ時代設定上の「最古の物語」か…予告映像をガッツリ深読み【考察】

本稿では、『Fallout 76』の予告映像で散りばめられたわずかなヒントや、ファンの間で浮上した噂を拾いつつ、新作の内容を勝手に予想していきます。

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『Fallout 76』はシリーズ時代設定上の「最古の物語」か…予告映像をガッツリ深読み【考察】
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『Fallout 4』の初リリースから約2年半、E3 2018の開幕を控えるところで突如発表されたシリーズ最新作『Fallout 76』。公開されたのはわずか1分34秒の予告トレイラーのみですが、本稿では散りばめられたわずかなヒントやファンの間で浮上した噂を拾いつつ、新作の内容を勝手に予想していきます。

「カントリー・ロード」



『Fallout』シリーズのオープニング/トレイラーとは切っても切れない縁の「ラジオ」。今回は「Pip Boy」からのサウンドで幕を開けましたが、その楽曲は「Maybe」「I Don't Want to Set the World On Fire」「It's All Over But The Crying」で起用されていた「The Ink Spots」のものではなく、「Take Me Home Country Roads (カントリー・ロード)」でした。

この曲のオリジナルは、アメリカのシンガーソングライターのジョン・デンバーによって1971年にリリースされたもの。トレイラーで起用された楽曲はカヴァーではありますが、具体的なアーティストは不明です。録音の品質が高く、どちらにせよ比較的近年に作られたものでしょう。今作のための「録り下ろし」の可能性も充分あります。

その歌詞にはアメリカ東部のウェストバージニア州の名が繰り返し現れ、「ブルーリッジ山脈」「シェナンドー川」といった地名も登場します。しかしながら、どちらもウェストバージニア州との(距離的な)縁は薄いというのが実際のところです。

歌詞で使われたウェストバージニア州には「グリーンブライア」というホテルがあり、こちらには冷戦時に作られたシェルター施設が実在します。なんと見学ツアーもあるのだとか。『FO4』でもネタにされていたため、気付いたユーザーは少なくないかもしれません。

ウェストバージニア州は『Fallout 3』のワシントンDCと距離が近いのも気になるポイント。もしウェストバージニア州が舞台となれば、「違う時代のキャピタル・ウェイストランド」を匂わせるような、シリーズファンの心を燃やす物語もあるかもしれません。

「Vault 76」



トレイラー映像では「爆発半径ボードゲーム」や「Unstoppables」らしき書籍などおなじみのアイテムの姿が見られます。なかには「OAK HOU...(見切れて確認できない)」と記されたラガービールらしき瓶も。「Nuka-World」のアイテムもチラリと見えます。再生時間で言うと50秒前後のシーンですが、「これこそ私たちが知ってるFalloutの世界だ……」と安心しつつも「1776-2076」というロゴ付きのVault Boyポスターや一風変わったターミナルで新たな展開に期待できる、ちょっとしたゾクゾク感を楽しめる瞬間です。

熱心な『Fallout』ファンであれば、シリーズに登場してきた核シェルター施設「Vault」に割り振られた数字をチェックして、「76」の素性をすでに解き明かしているかもしれません。Vault 76の設定はここではさておき、「76」という数字がアメリカ独立宣言の「1776年」の下2ケタを意識しているのは間違いありません。別タイトルですが、『オーバーウォッチ』の「ソルジャー76」も同じ着眼点と言えるでしょう。


このVaultはアメリカ合衆国の建国300周年を記念して作られたものとされています(Nukapedia(FANDOM)およびFallout 4 大辞典より)。ポスターに記されていた「1776-2076」とも合致し、ほんの少しスペシャルな目的で作られた「Vault」を巡る物語が起きると予想できます。

「Vault」はゲームシリーズで訪れることができるもの、できないものを含めて100箇所以上が設定として存在します。背景資料やゲーム内の「ターミナル」、それらを網羅した有志の各データベースによると、「Vault 76」は2065年から2069年にかけて建設され、2076年の20年後(2096年)に「開放される予定」だったということです。ちなみに、収容人数は500名なのだとか。

「2102年10月27日」


いくつか年代を羅列したところで、冒頭に登場したPip Boyに目線を戻しましょう。ここで表示されている日にちは「2102年10月27日」。つまり、スケジュール通りに「Vault 76」が「開放」されてから、6年が過ぎているということ。もし『Fallout 76』の時代が2102年であれば、初代『Fallout』(2161年)よりも遥かに昔の物語になるはずです。そして2102年というのは、初代『Fallout』のラスボスこと「リチャード・グレイ」が「The Master」を名乗るようになった時代でもあるのだそうです。

ちなみに、『The Elder Scrolls Online』は「(※ゲーム内歴史上で)最も古い時代となる第二紀582年に起きた大陸全土を巻き込む大戦争を軸に、様々なキャラクター達が織りなす物語を体験できる」と設定されていました。『Fallout 76』はオンラインRPGかも……というが囁かれていることもあって、こちらも注目したいポイントですね。

米国史上における「10月27日」の出来事をピックアップすると、第26代大統領セオドア・ルーズベルトの誕生日、西フロリダの併合、ニューヨーク市地下鉄開業などが挙げられます。関連性は未知数ですが、ほとんどダンジョンな「地下鉄」の思い出が蘇ってしまいます。

トロフィー




予告映像では「Reclamation Day(再生の日)」の催しや「Outstanding Achievement Award」「Performance Award Vault H...(確認不能)」といったトロフィーが確認できます。中にはハロウィンのコスチュームコンテスト1位トロフィーといったものも。「Vault 76」の生活感の残滓が窺えるものか、あるいはゲーム本編でこれらのコンテストに参加したり開催できるのか、そのあたりはまだ謎に包まれています。

『Fallout 76』


「やがて戦争は終わり 死の灰も収まるだろう 今こそ再建の時だ Vault 76から…未来が始まる」

こちらは予告映像で語られるセリフですが、前述の「開放」を思わせてくれます。ファンならご存知のとおり、「Vault」は安全で安心なシェルター施設というより「なんかヤバい地下密室」という印象のほうが強いはず。本当にスケジュールを守って活動していたのかは怪しいですし、「いろいろあって2102年に門が開いた」ということも考えられます。


そんな「Vault」から未来を見据えて「再建」に立ち向かう物語は、もしかすると『Fallout 4』と各DLCで見られた「クラフト要素」をフィーチャーしたものかもしれません。あるいは、大きな成功を収めた『Fallout Shelter』のような建築/運営シミュレーション要素も想定できます。

筆者個人としては、『Fallout』シリーズの時代設定で最古であるならば、さらなる新規ファンを取り込む要素はもちろん、「シリーズファンがニヤリとできるポイント」も欲しいところ。特に「キャピタル・ウェイストランド」とのコネクトですね。これはどうでもいい話なのですが、筆者は『どうぶつの森』シリーズにハマっていたころに友人から『Fallout 3』を勧められ、そこからゲームの趣味が大きく変わっていったという思い出があります。かわいいどうぶつとお話したりゴミ捨て場から家具を拾い集めたりしていた翌週くらいから、巨大ミュータントにミサイルをぶっ放すのが一日で最高の快楽となっていました。

ゲーム内の歴史上で言えば「最古の物語」、キーワードから察すれば「再建(≒クラフト要素?)」。筆者はこのあたりを半ば身勝手に捉えつつ妄想を膨らませ、「Bethesda E3 Showcase」での新情報に期待していきます。
《キーボード打海》

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