【追憶ゲーマー】海外版『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(1992年)―ハイラルを救うため、一つの家族が立ち上がる | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【追憶ゲーマー】海外版『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(1992年)―ハイラルを救うため、一つの家族が立ち上がる

本企画「追憶ゲーマー」では、ゲーマーの記憶に秘められた過去の“思い出話”を、Game*Sparkとインサイドのライターが連載形式でお届けしていきます。
今回は1992年に発売された海外版『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』です。

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【追憶ゲーマー】海外版『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(1992年)―ハイラルを救うため、一つの家族が立ち上がる
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本当に夢中になったゲームの体験は、若かりし頃でも、たとえ幼少時代のことであっても、記憶に深く刻まれています。祖母とゲーム屋に並んだ発売日、一緒にプレイしたクラスメートの笑顔、家族に隠れてこっそり遊び続けた日々……。そうした当時の出来事も、まるで昨日のことのように鮮明に思い出せるものです。

本企画「追憶ゲーマー」では、そんなゲーマーの記憶に秘められた過去の“思い出話”を、Game*Sparkとインサイドのライターが連載形式でお届けしていきます。

今回は1992年に発売された海外版『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』です。


タイトル:『THE LEGEND OF ZELDA:A LINK TO THE PAST』
機種:SNES
発売日:1992年4月13日(海外版発売日)
販売元/開発元:任天堂
ジャンル:アクションアドベンチャー
公式サイト:https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000039699


SFC名作『神々のトライフォース』の海外版


『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は、スーパーファミコンが発売されてから一年後の1991年に発売されました。海外版である『A LINK TO THE PAST』はその約半年後に発売。ストーリーの本筋は変わりませんが、キャラクターや敵モンスター・アイテムの呼称などが変わっていたりタイトル画面がゴージャスになっていたりと少しではありますが違いが存在します。

筆者が初めてプレイしたゼルダの伝説シリーズはこの海外版でした。

左が日本版、右が海外版のタイトル画面になります。

ゲーム大好き家族の思い出


筆者がゲームに初めて触れたのはスーパーファミコン。今でも家族の語り草になっていますが、2歳の頃には自分で配線を繋いで電源スイッチをつけていたと言いました。

家族は皆ジャンルが違えどもゲームが大好きです。父は幼い筆者を抱きかかえながら『ドラゴンクエスト』や『SUPER R-TYPE』を始めとしたRPG/シューティングをプレイしていましたし、母は『ドクターマリオ』や『アドベンチャーズ オブ ロロ』、『サイドポケット』といったパズル/ビリヤード系のゲームをよくプレイしていました。そういった両親であったため、筆者がゲームを遊ぶことに対してとても寛容でしたし、一緒に新作を買いに行っては長い時間遊んでいました。

そのおかげで筆者にとって家族とゲームは切っても切り離せないものになっています。そんな数えきれないほどある思い出の中でも印象に残っているのが、両親と一緒にこのゲームをプレイしたことです。


きっかけは勉強の為


筆者の父は日本、母はフィリピンの生まれで日本語・英語・タガログ語と家の中で3つの言語が飛び交っていました。母がまだ日本語に慣れていなかった頃、唐突に父が一つの案を出したのです。

それは「海外版のゲームを家族皆でプレイしよう」ということでした。本作を父が謎解き担当、母が通訳担当、筆者がアクション担当となって遊ぶことで、一本のゲームを楽しみつつそれぞれ勉強ができるのではないか?という今考えれば無茶ではあったかもしれない提案。しかしうまくいけば母の日本語上達に加えて、父と筆者は英単語・文章の理解を深めることができる上に、家族皆で遊びたいという筆者の願いも叶えつつ、家族間のコミュニケーションをしっかり取ることができる、まさに一石四鳥くらいの得がある遊び方でした。

父はメモ用紙を、母は電子辞書を、筆者はコントローラを装備し、広大なハイラルの地を冒険することになります。


家族一丸となったハイラル冒険譚


筆者の名前が付けられた主人公は街や森、湖や山を越え様々な地へ赴きながら沢山の人々と会話をし、数多くのダンジョンへ潜り、モンスターを倒し、ハイラルを救うため世界を駆け巡りました。

当時の筆者にとって母から語られるストーリーは内容を伝えるものとしては若干不正確ではあったものの、その世界に存在する語り部が話してくれているかのように思っていましたし、RPGジャンルをよく遊んでいたおかげか、父の発想力は流石のものですらすらとアイテムの応用法を思いつき、謎を解き明かしてくれるその姿は魔法使いそのものでした。

力強い二人の協力もあって、まだ幼かった筆者は数多の苦難を乗り越えマスターソードを手に取ることができ、勇者として魔王を打ち倒したのです。魔王の倒れる姿を見た瞬間、皆で大喜びしたのを今でも覚えています。

私達はあの時、確かにハイラルを救ったのです。この経験で絆を深めた筆者達家族の冒険譚はその後もいくつか続きますが、それはまた別のお話……。
《伊藤ガブリエル》

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