海外メディアKotakuは、大型Mod『Fallout 4: New Vegas』の制作チームが直面したゲーム内ボイスについての事情を明らかにしました。
『Fallout 3』を『Fallout 4』内で再現するMod「Capital Wasteland」が音声の問題で無期限の開発停止になったことは記憶に新しいですが、これと類似する問題に直面したのが本記事で取り上げている『Fallout 4: New Vegas』。本Modは、『Fallout 4』のエンジンで『Fallout: New Vegas』を再現するものですが、やはり音声の使用は許可されませんでした。
プロジェクトマネージャーのMeta氏は、相当するボイスを取り出すために行う、ゲームのデコンパイルがEULAに違反してしまうこと、許可を得るためには多大な費用がかかり、複数回に及ぶ交渉が必要であることから、ボイスを独自に収録するという決断に至ったことを語っています。
ただし、全てのキャラクターのボイスを収録するのは狂気的であるとし、『Fallout 4: New Vegas』では、全てのキャラクターに声がついた状態、という保証なくリリースされるだろう、とも語られています。
そのほか、収録の苦労なども語られており、先日公開された「Ain't That a Kick In The Head」のセリフ収録はリテイクなども含めて2,3週間にも及んだことなど、制作チームが本Modにかける熱量が確認できます。『Fallout 4: New Vegas』のボイス事情が気になる方は要チェックです。
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