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『ゲーム19XX~20XX』:初代プレイステーションが次世代ハードの覇権争いを制した1996年を振り返る

今回は「プレイステーション クラシック」の発売を記念して、初代プレステが大きくシェアを伸ばし、事実上のトップハードとなった1996年のゲームを紹介していきます。

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『ゲーム19XX~20XX』第5回:初代プレイステーションが次世代ハードの覇権争いを制した1996年を振り返る
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初代プレイステーションをコンパクトサイズで復刻した話題の「プレイステーション クラシック」が、ついに発売されました。今回はこの初代プレイステーションがセガサターン、NINTENDO64との三つどもえのハード競争を制し、この世代の事実上の勝者となった1996年を取り上げます。

こちらは初代プレイステーション。私用なのでいろいろ汚れが目立ちます

1996年はプレイステーションが大きくシェアを伸ばした年でした。ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)の対戦格闘ゲーム『鉄拳2』が、この年のトップセールスを記録したのをはじめ、『アークザラッドII』、『ポポロクロイス物語』、『クラッシュ・バンディクー』(いずれもSCE:現SIE)などのヒット作が続出。本体価格を19,800円に値下げした効果もあって、11月にはついに世界累計出荷台数1000万台を突破しました。

さらに、スクウェア(現スクウェア・エニックス)がプレイステーションへの参入を表明し、『ファイナルファンタジーVII』のプレイステーションでの発売が決定。それまでは『FF』シリーズといえば任天堂ハードだっただけに、このスクウェアのプレステ陣営への移籍はゲームファンに衝撃を与えました。そして、翌97年1月にエニックス(現スクウェア・エニックス)が『ドラゴンクエストVII』のプレイステーションでの発売を発表。プレイステーションは販売台数で他ハードに大差をつける結果となりました。

ゲーム以外の主な出来事も簡単に触れておきましょう。この年は2月に将棋の羽生善治名人(当時)が史上初の7冠独占を達成し、棋界の枠を超えた「羽生フィーバー」を巻き起こしました。7月に開幕したアトランタ五輪ではサッカー男子日本代表が、スーパースター揃いのブラジル代表を撃破。この一戦は「マイアミの奇跡」として、今も語り草となっています。また、『ドラえもん』の生みの親であるマンガ家の藤子・F・不二雄氏、『男はつらいよ』の寅さん役で有名な俳優の渥美清氏、歴史小説の大家・司馬遼太郎氏がこの年に逝去しました。

音楽シーンではMr.Childrenの『名もなき詩』、globeの『DEPARTURES』、スピッツの『チェリー』などが大ヒットを記録。映画のヒット作は往年の人気ドラマ『スパイ大作戦』をリメイクした『ミッション:インポッシブル』、デヴィッド・フィンチャー監督のサイコスリラー『セブン』などです。また、のちに一大ブームを巻き起こすことになる「たまごっち」が11月23日に発売されています。

それでは、この年に発売された名作ゲームの数々を見ていきましょう。

バイオハザード


発売日:1996年3月22日
機種:プレイステーション
発売元:カプコン


「サバイバルホラー」というジャンルを確立した記念すべきシリーズ第1作目です。窓ガラスを割って侵入してくるゾンビ犬や後半戦の開幕を告げる強敵・ハンターの出現イベント、飼育係の日誌に残された「かゆい うま」の言葉など、ゾッとする演出の数々はインパクト絶大。3Dホラーアドベンチャーの草分け的存在である『アローン・イン・ザ・ダーク』のシステムをベースにした、ちょっと不自由な操作システムも恐怖をあおる効果に一役買っていました。

このように恐怖演出のオンパレードである本作ですが、爽快感も抜群でした。実際、ショットガンなどの強力な武器をぶっ放してゾンビを倒すのは快感で、かなりスカっとしたものです。一定時間内にクリアすると使用可能になる、無限ロケットランチャーでヒャッハーしまくったという人もけっこういることでしょう。ホラーとしての恐怖とゲームとしての爽快感。この両方をしっかりと両立させたことも、本作の画期的な部分だったと言えるのではないでしょうか。

ちなみに、プレイステーション クラシックには初心者向けのモードや高難度モードなどが追加された『ディレクターズカット』版が収録されています。もちろん、オリジナル版もプレイできるので、この不朽の名作をぜひ体験してみてください。


画像は『ディレクターズカット』版です(PlayStation Storeより)

女神異聞録ペルソナ


発売日:1996年9月20日
機種:プレイステーション
発売元:アトラス


絶大な人気を誇る『ペルソナ』シリーズの第1作目です。別なる人格が具現化する「ペルソナ」に目覚めた主人公の少年たちが、御影町という町を舞台に悪魔たちと戦いを繰り広げる本格RPGで、同じアトラスの人気シリーズである『真・女神転生』の外伝的作品だったことからタイトルに「女神異聞録」という言葉がつけられていました

クールかつスタイリッシュで、女性にも人気の『ペルソナ』シリーズですが、1作目である本作はややおもむきが異なっていて、本家である『真・女神転生』シリーズのカラーに近いダークでシリアスな雰囲気の作品でした。戦闘システムも少し複雑で、マップもややわかりづらかったりと、初心者には少しとっつきにくいのですが、それだけに歯応えは格別。やり込み要素も満載で、『メガテン』シリーズが好きという人なら確実に楽しめるはずです。とくに『メガテン』テイストの強いサウンドは思わず聞き込んでしまうことでしょう。

こちらもプレイステーション クラシックに収録されていますので、この機会に人気シリーズの原点に触れてみてはいかがでしょうか。サクサク楽しみたいという人には、システム面で大幅な見直しがなされたPSP版もオススメです。



パラッパラッパー


発売日:1996年12月6日
機種:プレイステーション
発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)


流れてくる音楽に合わせてタイミングよくボタンを押していく、いわゆる「音ゲー」の元祖というべき作品です。操作がシンプルなのでとっつきやすく、女性などのライト層に大受け。音楽ユニットPSY・S(サイズ)で活躍していた、ミュージシャンの松浦雅也氏が手がけたノリのよいサウンド、人気グループPUFFYのジャケットなどを担当したことで知られるロドニー・グリーンブラット氏が描いたポップなキャラクターも人気を呼び、のちにアニメ化もされるなど絶大な支持を集めました。

リズムに合わせて正確にボタンを押していくのが基本ですが、自由にアドリブを決めることも可能になっていて、高評価である「COOL」状態にするには、お手本を超えた独自のプレイをしなければなりません。後半のステージでは、ややリズムをずらす「裏打ち」プレイも求められるなど、ユルい見た目に反して意外と歯応えがあり、ゲームとしての奥の深さをあわせ持っていました。ゆえにライトユーザーだけでなく、ゲーマーたちからも愛されたのでしょう。

プレイできるステージが6つだけと、ボリュームという点では現代のゲームにやや見劣りしますが、面白さでは今でも決してヒケを取っていません。現在、HDリマスターされたプレイステーション4版も発売中なので、当時を知る人も高解像度の画像で改めて楽しんでみてはいかがでしょうか。



プレステ以外のタイトルにも注目!

『ゲーム19XX~20XX』第5回:初代プレイステーションが次世代ハードの覇権争いを制した1996年を振り返る

《仁志睦》
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