Bohemia Interactiveは、2013年12月よりSteam早期アクセスを実施していたゾンビサバイバル『DayZ』のPC向けスタンドアローンを正式版1.0にアップデートし、販売を開始しました。
同作は、元々軍事サンドボックス『Arma 2』において、当時Bohemia Interactiveの社員であった、現Rocketwerkz所属のDean Hall氏が余暇の時間を用いModとして制作した作品。
ゾンビ渦に襲われ世紀末の様相を呈した、『Arma 2』の舞台チェルナルース島に、様々な島内の民家や施設を探索して減っていく食料を集めたり、ゾンビや他のプレイヤーに対抗できる武器を見つけたりしながら、ゾンビ映画のようなサバイバル生活を楽しむ内容です。
マップ・兵器などはほぼ『Arma 2』のままでしたが、リアルな空気感が漂う同作の風景の中で展開する独特のプレイ感は多くのプレイヤーを程なくしてひきつけ、一躍、発売から既に長年が経過した作品であったベースとなる『Arma 2』自体を大きく売り上げるほどの大きな話題となりました。
その後、同作はDean Hall氏の指揮のもと、2013年12月にSteam早期アクセスとしてアルファ版のスタンドアローンとして配信を開始。その後、Dean Hall氏のチームからの離脱、インディーデベロッパーとしての独立を経ながらも、およそ5年後の2018年11月に、バグフィックスなどを主としたベータ版に突入し、今回の正式配信に至った形です。
なお、当時多くのプレイヤー内が市街などでのPvPを楽しんでいたMod版の同作。それは、後にBrendan Greene氏により映画「バトル・ロワイヤル」風のさらなるModを生み、後の『PUBG』、『フォートナイト』の爆発的な大人気へと繋がっていきました。
今回の正式配信にあたっては、日本時間2018年12月18日午前3時までのフリーウィークエンドを実施。また、同時刻までは早期アクセス価格の15%引でゲーム購入可能なセールも開催されています。様々な意味で近年のゲーム史に大きな影響を与えた同作、Mod版やスタンドアローン版初期のプレイヤーだけでなく、新規プレイヤーも体験してみてはいかがでしょうか。
『DayZ』スタンドアローン版はSteamにて3,400円でセール実施中。セール期間終了後は、現時点の定価4,000円より更に1,000円ほどの値上げが見込まれる形です。なお、同作は海外Xbox One向けにも配信されていますが、こちらの正式版は後日となる予定です。
関連リンク
編集部おすすめの記事
PC アクセスランキング
-
『Cities: Skylines II』圧倒的不評なDLC「Beach Properties」の返金対応が発表―開発方針も見直しへ
-
基本無料PvPvEシューター『Arena Breakout: Infinite』Steamで配信決定!テンセントが贈るリアル系『タルコフ』ライク
-
『Stardew Valley』PC版向けパッチ1.6.4が配信!新鉱山や水槽カスタマイズ、ペットが消える問題の修正も
-
オープンワールドRPGが経営シムに早変わり!?中世SRPG『Wartales』で自分の酒場を運営する拡張DLC「The Tavern Opens!」配信
-
Steam版『バニーガーデン』突如リリース!お紳士の憩いの場がPCでも開店
-
ファンタジーとSFが融合したスペイン発JRPG『Runa』Kickstarterキャンペーン開始―わずか2日で目標額の2倍以上を達成
-
チラズアート新作は屋台でラーメンづくりと恐怖体験―ラーメンホラーシミュ『拉麺屋台』Steamストアページ公開
-
迫りくる怪物を撃退せよ!日本語にも対応のCo-opサバイバルシューター『Sker Ritual』正式リリース
-
むっちりテカテカなモンスターの女王たちを集め城砦を再建せよ!『クイーンズロイヤルティ』Steamストアページが公開
-
メイド服のロキシーフィギュアが初回限定パッケージ特典に、3DダンジョンRPG『無職転生 Quest of Memories』6月20日に発売決定