「Steamリンク」でPCゲームを楽しもう!おすすめ作品紹介
「Steamリンク」の導入は終わりましたが、「さて何を遊ぼうか……」とお悩みの読者のために、本稿では独断で「Steamリンク」向けのタイトルをご紹介します。気になる方はチェックしてみてください。
◆ 『Darkest Dungeon』
新たなスタイルのローグライク風RPGとして人気を博した同作。基本的に殆どがクリック・ドラッグで完結するその操作性は「Steamリンク」にもバッチリです。
ニンテンドースイッチ向けにも発売されている同作ですが、Steam版ではMod対応も行われており、大きく違った作品としてゲームを楽しめるのも大きい所でしょう。足りないボタンは割り振りで。
◆ 『Slay the Spire』
こちらも人気の、カードゲームを取り入れたローグライク風RPG。『Darkest Dungeon』と同様に、操作性が「Steamリンク」に最適なだけでなく、Modが利用可能となるのが嬉しいところです。
◆ 『Winning Post 8 2018』
競走馬育成ゲームの有名シリーズである『Winning Post 8 2018』。元々コンソール向けの大きめなUIデザインをしている同作ですが、PC版のマウス主体の操作性も合わせて、「Steamリンク」では十二分にその魅力を味わうことができます。じっくりと楽しめる内容も魅力です。
ただし、デフォルトでは文字入力後のエンター入力が不可能なため、適当なボタンに振り分けておきましょう。
◆ 『VRChat』
VRを主眼においた人気3Dアバターチャットツール『VRChat』。しかしながら、本ツールではデスクトップモードも存在しており、VRがなくとも空間へとログインすることができます。これは「Steamリンク」との連携で更に強力に。
『VRChat』がチャットツールである以上、度々「様々な人との約束があるのに……まだ外出中」、「あの常連のルームへ今日は出先なのでいけない……」と言った事態が生じてしまうもの。「Steamリンク」で『VRChat』を扱うことでどこからでもログインを可能とし、決して十分ではないもののチャットツールとしての利便性を大きく高めることができます。
◆ 『Heroes of a Broken Land』
「Steamリンク」では非リアルタイム型の3DダンジョンRPGなども適しているケースが多いです。フルコントローラーサポートの同種作品もありますが、今回例示した『Heroes of a Broken Land』はランダム生成マップの搭載や育成の手軽さ、ストーリー性の薄さ、ボタン重視のUIなどが丁度よいのではないでしょうか。
本作を遊ぶ場合には基本はマウスのダイレクト操作にした上で、スクリーンショットの通り、左下に「キーボードの矢印」を配置したパッドを出しておくと大きく操作性が改善します。
◆ 『Fated Era』
『伝説のオウガバトル』チックな、レトロ風味のRTS+RPGである本作。基本がコントローラーでの操作ということで、PC上では一手間かかったのが、「Steamリンク」では逆にその点がプラスになる形に。そのように「Steamリンク」上において逆に手軽となるタイトルもあるので、この機にライブラリに眠ったタイトルをチェックしてみるのも良いかも知れません。
◆ 『Aurora Dusk: Steam Age』
マイナーながら、フルオートマティックでも遊べるMMORPG風のRTS。フルマウスオペレーションなのは言うまでもなく、「細かい操作をしなくても遊べる」、「結果を眺める放置系のゲームとしても楽しめる」という点で、とりあえずスマホを眺めながらゲームらしきことが可能、というのは大きな魅力です。
◆ 『Baba is You』
思考パズル『Baba is You』は簡単な操作かつ、コントローラ対応であるのもあり、「Steamリンク」にはピッタリ。やめ時がつかみやすいのもポイントでしょう。
◆ 『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』
あと1ターン……という熱中性で知られる4Xストラテジーの本作。その魅力は「Steamリンク」上でも健在です。ホイール周りをボタン配置してしまえば、あとは十分楽しむことが可能です。
◆ 美少女ゲーム・ノベル群
「Steamリンク」で特に行いやすいのは、タップをキーとしたマウスクリック操作。その力が最大限に活かせるのは『ネコぱら』のようなノベルタイトルや美少女ゲーム群でしょう。
様々なストリーミングサービスの芽生えが報じられている昨今。しかしながら、このタイプのジャンルは、記事執筆時点ではその特殊性も相まってそういった流れからも大きく外れています。
「Steamリンク」のようなユーザー側主導で利用可能なストリーミングでは、そういった潮流を気にすることなくストリーミングが可能なのも利点となるところです。ただし、美少女ゲームの場合には、どこでもプレイできるとはいえ、その内容上、TPOには細心の注意を払いましょう。
他にも大別すると、下記のような特徴のタイトルは「Steamリンク向け」と言えるところ。上記の紹介タイトルも多くはタイトルの知名度よりも、基準にある程度適合しているかに基づき選択を行っています。他にも、これは、というタイトルがありましたら是非コメント欄で他の読者の方にもご紹介ください。
・操作のリアルタイム性が少ない
「Steamリンク」では、どうしても遅延が発生するのは避けられません。厳密なリアルタイム性を要求されるタイトルよりも、そうでないタイトルのほうが適しているところです。
・操作量が少ない
これも同様に、操作デバイスの関係上、専用のコントローラーを接続していない限りはどうしても誤操作の可能性がつきまとってしまうところ。また、電車などでは常にスマホに操作入力を行えるわけでもありません。
・マウス左右ボタンのみないし、コントローラーの少ボタンで操作が完結する
こちらも操作デバイスに関連した部分。記事執筆時点の「Steamリンク」の操作では、ホイールを使うジェスチャがなく、バーチャルコントローラーでも多ボタンの同時利用は困難です。
・UIが大きめ
タブレットはともかく、スマートフォンではどうしても問題になるのがUIの大きさ。もちろん画面の拡大縮小も可能ですが、戻すのに一手間必要であったり、画面のボタンをさがしてこまめな切り替えが要求されるケースも。
とはいえ、問題点はあれどもスマホで『モンハン:ワールド』やその他様々な人気タイトルが別け隔てなくプレイ可能であったりするのは「Steamリンク」の素敵なところ。特に操作性に関する今後の更なる更新にも期待したい所です。
様々な可能性に満ちた「Steamリンク」。かねてからのPCゲーマーならばスムーズに利用開始できるのもその大きな魅力となります。興味のある方は、ぜひ使ってみてもいいかもしれません。