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「『サガ』シリーズ」スペシャルステージレポート―最新情報から濃ゆいマニア語り、BGMの生演奏セッションも!

『サガ』シリーズ最新情報はもちろんのこと、懐かしの思い出や制作の裏話、そして生演奏まで盛り沢山の「『サガ』シリーズ TGS2019 スペシャルステージ」をレポート!

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「東京ゲームショウ2019」最終日にスクウェア・エニックスブースにて行われた「『サガ』シリーズ TGS2019 スペシャルステージ」のレポートをお届けします。

ゲストには『サガ』シリーズ総合ディレクター河津秋敏氏、多くのBGMを手掛けた作曲家の伊藤賢治氏、そしてシリーズの大ファンである声優の杉田智和氏が登場。『ロマンシング サガ 3』『ロマンシング サガ リ・ユニバース』『インペリアル サガ エクリプス』の3作について最新情報を交えつつ熱く語りました。

ロマンシング サガ 3




8つのプラットフォームに向けて2019年11月11日に発売されることが発表された本作。24年前に発売された『ロマンシング サ・ガ3』のリマスター版としながらも、ドット絵は全て新規に打ち直したもので懐かしくも新しいビジュアルが特徴になっています。


今回のステージでは「ロマサガ3の思い出」と題して、Twitterにて募集した『ロマンシング サガ 3』の懐かしの名場面をリマスター版で振り返るというコーナーを行いました。




ファンにはおなじみのセリフ「私が町長です。」が1位に。河津氏は「ちょっと別の展開もあると思いますので……」とリマスター版ではオリジナルには無かったルート分岐を匂わせる発言も。「ぜひ皆さんの目で確かめてみてください」と24年越しの新展開を示唆しました。


さらに新要素として、オリジナル版のデータ上には存在しながらも何故かゲームには登場することのなかったモンスターの追加や、それに関連した新たなダンジョンとエピソードの追加が発表されました。

また、クリア時のデータを引き継げる「つよくてニューゲーム」やイベントの進行度を確認できる「冒険記」など、膨大なイベントが発生する本作のゲームプレイを助ける便利な機能も実装されるとのこと。やりこみ派のプレイヤーも快適にプレイできるよう調整が加えられています。

ロマンシング サガ リ・ユニバース



『サガ』シリーズ歴代キャラが集まるスマホゲームである本作。CMのナレーションを務め、自身も熱心なプレイヤーでもある杉田氏は「言いたいことはたくさんありますよ」と要望や改善点を開発陣にぶつけ、スタッフからの巻きの指示にも「俺は巻かないからな」と一歩も譲らない場面も。『ロマサガ』愛ゆえの暴走を見せました。


さらにゲーム内で収集した10万件のアンケートから一部をピックアップして報告するコーナーも。「キャラクター育成の負担が大きい」などの意見に回答し、その他多数の意見については近日中にアプリ内で「アンケート50本ノック」として回答するとしました。


またTwitterフォロー&RTキャンペーンの開催も発表。『ロマンシング サガ リ・ユニバース』公式Twitterアカウントのフォロワーが15万人を達成することで、プレイヤー全員に合計5000ジュエルと先程も話題に上がった「町長」をプレゼントするとのこと。会場や生放送のコメント欄が笑いと困惑に包まれました。


もう一つのキャンペーンとして「連携技アワード」も発表。Twitterに面白い連携技名のスクリーンショットを投稿することで、抽選で総額100万円分のプレゼントが当たるキャンペーンが実施されます。ちなみに連携技のアイデアは、河津氏が学生時代に仲間内でやっていた適当な漢字4文字を組み合わせてオリジナルの四字熟語を作る遊びが元ネタとのことで、意外な裏話も聞くことができました。

そしてここで杉田氏がスケジュールの都合で退場することに。「時間 時間 時間!騎士としてはずかしくないのか!」と最後まで自由な発言で会場を盛り上げながらステージを去りました。

インペリアル サガ エクリプス



ステージには新たに『インペリアル サガ エクリプス』プロデューサーの奥州一馬氏、シナリオ担当のベニー松山氏、キャラクターデザイン担当の直良有祐氏が登場し、PCブラウザ/スマートフォンブラウザ向けにサービス開始予定の『インペリアル サガ エクリプス』を紹介しました。


シナリオは前作『インペリアル サガ』からの続きであり、神によって新たに創られた世界が舞台になるとのこと。シナリオとしては前作からの続きではあるものの、松山氏は「本作からのプレイヤーでも楽しめるよう書かれている」「『サガ』自体初めての人にも楽しめる」と語りました。



主人公「リベル」とお供の「アモル」のデザインも公開されました。本作の物語は「太陽神」が大きく関わるため、太陽のモチーフを取り入れたキャラクターデザインになっているとのことです。そして、デザインにあたっての原画はデジタルではなく水彩で描かれているということで、ステージ上では主人公を描いた水彩画も披露されました。


さらに本作のバトルBGMも初お披露目が行われ、生配信のコメントや会場でも「サガっぽい」と大絶賛。BGMの収録が北海道の大自然に囲まれたスタジオで行われたということで、河津氏曰く「ジンギスカン食べた効果が曲に現れてる」とのことでした。


またバトルシーンの動画も初公開され、プロデューサーの奥州氏はUIについて「スマホ版もあるということで、触りやすさを意識した作りになっています。バトルに必要な情報はバトル画面で完結させたいので、その辺も工夫しました」とコメントしました。

サウンドトラック発売、さらにオーケストラフェスも!



『サガ』シリーズのBGMが収められた2種類のCDの発売が発表されました。1枚目は「SQUARE ENIX ACOUSTIC ARRANGEMENTS」。90年代に発売されたスクウェア・エニックスのゲーム内のBGMを超絶技巧の弦楽器と共に歌い上げるエモーショナルなアレンジCDで、『サガ』シリーズからは4曲が収録されています。2枚目は「Romancing SaGa Original Soundtrac Rvival Disc」。スーパーファミコン版『ロマンシング サ・ガ』のBGMを当時のゲーム画面と共に全38曲収録したBlu-ray Discになっています。そしてどちらにも早期購入特典があるとのことです。


さらに、来年2月16日に「ロマンシング サガ オーケストラ祭」が開催されることが発表されました。セットリストは未定としながらも、コメントでも要望の多い「下水道」のBGMについて伊藤氏が「それで埋めてもらおうかな」と発言するなど、ファンからの意見も反映されていくようです。場所は東京芸術劇場、チケットは9月15日から販売開始とのことです。


そしてなんと今回は特別に、伊藤氏とバイオリニストの依田彩氏によるキーボードとバイオリンの生演奏セッションが行われることに。『ロマンシング サガ リ・ユニバース』のオープニング曲と『ロマンシング サガ 3』の四魔貴族とのバトル曲が演奏され、見事な演奏に会場は拍手喝采に包まれました。


最後の挨拶にて河津氏は「2020年のTGSでも何か『サガ』に関する発表ができるように1年間頑張ります」とシリーズのさらなる展開を見据え、今後の抱負を語りました。

新作情報、ファンの思い出、制作の裏側、そして生演奏と盛り沢山だった「『サガ』シリーズ TGS2019 スペシャルステージ」。シリーズの歴史の重み、そしてファンの熱量を改めて感じさせるイベントとなりました。
《ガ嶋ひろし》
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