そのひらめきが世界を救う!没頭できる謎解きアクション『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』プレイレポート | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

そのひらめきが世界を救う!没頭できる謎解きアクション『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』プレイレポート

フィンランドのデベロッパーが手掛けるパズルアクションシリーズ最新作『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』のプレイレポートをお届けします。

連載・特集 プレイレポート
そのひらめきが世界を救う!没頭できる謎解きアクション『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』プレイレポート
  • そのひらめきが世界を救う!没頭できる謎解きアクション『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』プレイレポート
  • そのひらめきが世界を救う!没頭できる謎解きアクション『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』プレイレポート
  • 失踪してしまった王子セリウス。彼を救出することが目標です。
  • あたり一面銀世界の雪山や、お祭りに沸く街中などが、非常に美しく描かれています。
  • そのひらめきが世界を救う!没頭できる謎解きアクション『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』プレイレポート
  • そのひらめきが世界を救う!没頭できる謎解きアクション『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』プレイレポート
  • そのひらめきが世界を救う!没頭できる謎解きアクション『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』プレイレポート
  • そのひらめきが世界を救う!没頭できる謎解きアクション『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』プレイレポート

フィンランドのデベロッパー・Frozenbyteが手掛けるパズルアクションシリーズ『トライン』の最新作が、PS4とニンテンドースイッチに登場です。

2019年10月10日に発売された『トライン4:ザ・ナイトメア プリンス』は、色鮮やかな北欧風の剣と魔法のファンタジー世界を舞台に、3人の英雄が力を合わせて進んでいく横スクロール型の謎解きアクションゲーム。前作『トライン3:ザ・アーティファクツ・オブ・パワー』は奥行きのある3Dアクションでしたが、今作では「1」「2」と同じく、横スクロール型に回帰しています。

横スクロールアクションは、多くのゲーマーが馴染みあるであろう古き良きスタイル。かつ『トライン』シリーズは謎解き要素がメインになっており、複雑な操作は要求されず、敷居が低い点は最新作でも変わりません。シリーズ4作目ではありますが、過去作とは異なるストーリーが展開されるため、この『4』から遊んでも大丈夫ですよ。


舞台は透明感のある美しきファンタジー世界


本作の舞台は、白樺の森林や美しい城が彩る、北欧風のファンタジー世界。ところが、そんな美しき世界とは裏腹に、魔術の才能を持つ王子セリウスは悪夢に苦しめられていました。失踪してしまった王子を探しださねば、邪悪な影が世界を飲み込んでしまいます。

セリウスを探し出す重要な任務を託されたのが、魔道士アマデウス、 騎士ポンティアス、盗賊ゾヤの3人。プレイヤーは、この特色豊かな3人の力を使いながら、王子救出を目指します。

失踪してしまった王子セリウス。彼を救出することが目標です。

あたり一面銀世界の雪山や、お祭りに沸く街中などが、非常に美しく描かれています。

特徴的なスキルを持つ3人のキャラクター


まずは、プレイヤーが操作する3人のキャラクターから紹介していきましょう。

魔道士アマデウス


雪山に住む老魔道士のアマデウスは、その魔力によって遠くにある物体を自在に動かすことが可能。障害物を取り除いたり、足場を作ったりと、その能力には大いに助けられることでしょう。さらにアマデウスは、自分よりも大きなキューブを生み出すことができます。足場にするだけでなく、仕掛けの上に置いてギミックを作動させるなど、用途は多岐にわたります。


騎士ポンティアス


ぽっちゃりとしたビジュアルが特徴的な騎士ポンティアスは、こう見えて意外と機敏。手にした剣で行く手を阻む蔦を叩き切ったり、影のモンスターたちと戦ったりと、騎士らしい役割を担うキャラクターです(そう、このゲームにはバトル要素もありますよ)。

また、ジャンプしてからの重量を活かしたスタンプアクションや、光を反射させることのできる大きな盾は、謎解きのシーンでも役立つことでしょう。


盗賊ゾヤ


3人の中で一番トリッキーなキャラクターとも言えるのが、この盗賊ゾヤです。ロープでぶら下がり、揺れる勢いで跳躍したり、得意の弓矢で遠くにある仕掛けを作動させたりと、空間を利用したアクションが目立ちます。もちろん、弓矢で戦うことも可能です。


テンポの良さ、謎を解く楽しさが時間を忘れさせる


プレイヤーはこの3人を切り替えながら、ステージに仕掛けられたギミックを次々に解き、進んでいきます。仕掛けの内容はさまざまですが、どれも難しいアクションが要求されるたぐいのものではありません。

ここが本作のポイント。前述したようにアクションではなく謎解きがメインになっていることで、アクションゲームが得意ではない人も楽しめるようになっています。制限時間や、何かに追いかけられながら進むといったことも(少なくとも序盤では)なく、ステージ内の仕掛けにじっくりと向き合えるようになっているのです。

なおかつ、謎解きも完璧に解かなければいけないほどシビアなものでもありません。ひとつの仕掛けにもさまざまな攻略方法があり、ものによっては「ある程度解けたなら、最後はジャンプで突破できる」といった、少し無理やりな進め方も許容してくれる懐の深さがあります。


こうした「謎と向き合う→キャラクターの切り替えやスキルを駆使して解く→次に進む」といったことを繰り返すと何が起こるかと言いますと、時間を忘れます。

数百のステージが用意されているスマートフォン向けパズルゲームをプレイしたことがある方には理解していただけるかもしれませんが、ギミックやステージを攻略していくと、「小さな快感」がさざ波のように寄せられます。これがとても楽しく、ついやめ時を失ってしまうのです。

ゲームを進行させていくと、各キャラクターのスキルを組み合わせて攻略する仕掛けも登場します。例えば、アマデウスが作ったキューブにゾヤがロープをくくりつけ、足場を作るといった具合。ボタン一つでキャラクターをバシバシと切り替え、その能力を組み合わせながら謎を解くテンポの良さは、本作の大きな特長です。



ステージに散りばめられたアイテムを集め、アップグレードポイントを獲得すると新たなスキルが解放されます。

みんなで遊べばもっと楽しい!パーティーゲーム的な側面も


ひとりでプレイしても十分に楽しめる本作ですが、ローカル・オンライン問わず、最大4人まで一緒に冒険をすることが可能です。特にローカルでの協力プレイであれば、ステージ上のギミックを前にして「ああでもないこうでもない」と盛り上がることうけあい。友達や家族と一緒に楽しんでほしい一本です。

魔法を駆使し、剣をふるい、崖から崖へと跳躍しながら突き進む3人。しかし、彼らを王子の元へとたどり着かせる最も偉大な魔法は、プレイヤーのひらめきなのです。あなたのひらめきで、この世界に平穏を取り戻してください!

《ばかいぬ》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top