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隣人ホラー再び…人狼ゲーム×鬼ごっこの非対称マルチ『Secret Neighbor』をプレイ!【特集】

隣人ホラー『Hello Neighbor』が非対称鬼ごっこゲームに。

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隣人ホラー再び…人狼ゲーム×鬼ごっこの非対称マルチ『Secret Neighbor』をプレイ!【特集】
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隣家の地下室に囚われた仲間を助けるため、6人の子どもたち(ただしそのうち1人は隣人の化けたもの)が侵入を試みる「人狼ゲーム×鬼ごっこ」の非対称オンラインマルチゲーム『Secret Neighbor』のプレイレポートをお届けします。

本作はHologryph、Dynamic Pixelsが開発し、tinyBuildによってSteam/Xbox Oneで10月25日(Xbox Oneは23日)に正式版が配信されました。人気の隣人ステルスホラーゲーム『Hello Neighbor』のスピンオフ作品で、Act1とAct2の間に起こった物語とのことです。ちなみに『Hello Neighbor』のデモ版やPre-Alpha版、およびAlpha1~4がSteamで無料配信中なので、興味のある方はぜひプレイしてみてください。隣人のおっさんの不気味さが分かるかと思います。

『Secret Neighbor』のトレイラー

本作の内容ですが、隣人(1人)vs子どもたち(5人)の非対称鬼ごっこゲームです。ただし、スタート時に子どもが6人います。つまりそのうちの1人は隣人の化けた子どもということになります。

地下室のドア。鍵を6つ見つけ、6つの南京錠を解除しなくてはならない

子ども役のプレイヤーたちは、誰が敵か分からない状態で隣人の家に侵入します。地下室の鍵を探し出し、ドアを開けて中に入ることができれば子どもたちの勝ち。子どもたちを全員捕まえる、もしくはタイムアップになれば隣人の勝ちです。隣人は「いかに仲間のふりをして子どもたちを捕まえるか」が勝利の鍵となるでしょう。さっそくプレイしていきましょう。

誰も信用するな!



今回はSteam版でプレイ。ゲームモードは「クイックゲーム」と「カスタムゲーム」の2種類があります。クイックゲームは自分を含めた6人を自動マッチングしてプレイします。カスタムゲームは自分で部屋を作り、2~6人までプレイ可能。マッチ後にキャラ変更はできないので、まずはキャラ選択をしておきましょう。


子どもたちは6人いて、それぞれ能力が違います。画像の少年はブレイブといい、飛んでくる物体をバットで打ち返す「野球」という能力があります。またそれぞれの子どもにはクエストが用意されており、達成すると特殊能力が得られます。ブレイブの場合は「隣人に攻撃を3回当てると、捕らえられたときに脱出できる」能力が得られるとのこと。今回はこの少年でいきましょう。ちなみに隣人側は、おっさんとピエロの2人から選べます。


クイックゲームの待機画面に戻り、右下の「ゲームを検索」をクリック。しばらく待つと、続々とプレイヤーが集まってきました。6人揃うとゲームスタート。ちなみにキャラがダブってもOKです。今回は筆者も含めてブレイブが4人もいますね。


誰が「隣人(鬼)」になるかはスタート直後にランダムで決まります。筆者は子ども側に振り分けられました。地下室のドアを開けるため、鍵を探さなくてはなりません。もちろん子どもに化けた隣人が仲間に紛れていますので、気を付ける必要があります。また15分が経過するとタイムアップで隣人の勝ちとなるため、時間にも注意しましょう。

それと本作はデフォルトでボイスチャットが常時オンになっています。ゲームではボイスチャットをするプレイヤーが多く、開始時に「Hello!」「Hello Neighbor!」と挨拶を交わし合っていました。ボイスチャットをした方が探索もスムーズにいくかもしれませんね、嘘をつくプレイヤーがいなければ


本作の操作方法ですが、W,A,S,Dキーで移動、Eキーでインタラクト、右クリックを長押しして放すと持ち物を投げつけることができます。スキル使用はQ,R,Fキーに対応(キャラによって使えるスキルの数が異なる)。


ちょっと遅れて家に入ると、いきなり敵意をむき出しにしてくる仲間がいました。その後ろに地下室のドアが見えますね。ちなみに本作では、仲間をスキルで攻撃したり物をぶつけたりして行動不能にすることも可能。疑心暗鬼で仲間同士が戦うこともあります。


仲間と争っていると、とつぜん隣人(ピエロ)が筆者の背後から襲ってきました。しかし次の瞬間、まわりに子どもたちがいっせいに物を投げつけてひるませます。先ほどとは一変して仲間が頼もしい

隣人は一定のダメージを受けると撃退されてしまい、再出撃までにしばらく時間がかかります。隣人側でプレイする場合は、どこで子どもを襲うかをよく考え、複数を相手にしない方がよさそうですね。

初勝利!



鍵を探すため、仲間とともに引き出しや棚を探索。調べなければならない場所が多くて結構大変です。ちなみにすぐ前にいる少年は「探偵」で、鍵の場所がわかる写真を撮る能力があります(ランダムで1カ所だけ)。鍵探しの要ですね。


1や2の番号が書いているドアは、その番号のキーカードを入手すると開けることができます。開けないと探索範囲が広がらないので、最優先で開けていきましょう。キーカードも引き出しなどに隠されています。


行動不能になっている仲間がいたので助けに行きます。近くでEキーを長押しすればOK。ちなみに行動不能になっているのが隣人の場合もあるので注意が必要です。


仲間たちが鍵を全部見つけてくれたようです。地下室のドアが開けられ、特にこれといった貢献もなく勝利。リワードとしてコイン20枚をもらえました。コインはショップでキャラのカスタムパーツを買うのに使うことができます(後述)。


次はスカウトの女の子を使用。遠距離武器「スリングショット」を使うことができます。しかも隣人に3回攻撃を当てれば移動速度が永久に+15%。鬼に対して攻撃を仕掛けられるのはいいですね。


隣人が姿を現わしたので、さっそくスリングショットを連発。結構強い。ただ弾数が15発までしかありません。3回当てて移動速度向上も発動したので、隣人がひるんだ隙に遠くへ逃げます。


しかし最終的には隣人につかまり、「行方不明中」(ゲームオーバー)となりました。死亡後は、仲間や隣人のプレイを見ることができます(A,Dキーで切り替え)。筆者が隣人に追われている間、仲間たちは別の場所で味方同士で戦っていました。最後は味方が全滅し、隣人の勝利。


他の子どもたちについて簡単に紹介。「バガー」は持ち物を3つ(他のキャラは2つ)持つことができます。「発明家」は見つけた歯車を使って発明品を作ることが可能。「リーダー」は10メートル以内のエリアにいる子どもたちを全員スピードアップさせるスキルがあります。子どもたちの特徴を上手く活かして立ち回りましょう。

隣人側でプレイ!



何度かプレイして、隣人側になりました。筆者はおっさんを選択しています。子どもの姿でのスタートですが、現在は正体を現わすスキルがロックされた状態ですね。


隣人はスキル解除のため、家の各所にある発電機でパワーチャージをしなければなりません。隣人のスキルは、おっさんの場合はトラバサミのトラップを仕掛けたり、近くにいる子どもに変装したりすることが可能。ピエロは煙爆弾を投げたり、ランダムなオブジェクトに変身したりできます。


道に迷い続けて子どもたちとほとんど遭遇せず、特に何もできないまま地下室のドアを開けられてしまいました。隣人側の敗北です。このゲーム、マップ把握がかなり重要。とにかく家の構造が複雑です。マップがわかってくれば面白くなってくるかと。


隣人でプレイする機会がまたやってきたので、今度は上手くやりましょう。仲間のふりをして背後から追いかけ、1人捕まえることができました。この状態で一定時間経つと子どもは消滅します。


1人を行方不明にさせましたが、部屋に入ってきた他の子どもたちからの攻撃を食らってリタイア。秘密部屋がリスポーン地点になります。ちなみに前にある赤いボタンを押すとソナーが発動し、子どもの位置が一定時間分かるようになります。


残り時間が少なくなってきました。子どもを捕まえても、近くにいた仲間が声を聞きつけて駆け付けてくるので、なかなか思うようにいきません。子どもが凶悪な敵に見えてきました。


パワーチャージによってアンロックされたスキル「激怒」発動。5回連続で攻撃を当てられたときに使用可能です。「一定時間無敵」という効果ですが、そもそもこのスキルを使わなければいけない事態になっているのがまずいですね。


残り時間もあとわずか。やられっぱなしなのも癪なので、積極的に攻めていって子どもたちを捕まえていきます。


そしてタイムアップ。隣人側で何とか初勝利できました。やはりマップを覚えることが重要ですね。上手い人のプレイを見ていると、窓からの侵入を使って先回りするなど、非常に効率よく動いているのが分かります。次は子どもたちを全員捕らえて完全勝利を目指したいと思います。

誰も信用できない鬼ごっこゲーム


本作はいわゆる非対称鬼ごっこゲームですが、誰が鬼なのか分からないという点が特徴です。子どもたちに攻撃手段があるため、隣人側はいかに子どもが孤立したところを狙うかがポイントになってきます。

また子ども側は、仲間のふりをしている隣人にあとを付けられないよう、背後をこまめにチェックしておいたほうがいいですね。また3人以上で固まって行動するのも良い方法かと。何かあっても仲間が助けてくれます(たぶん)。


ショップでは、ゲームで得たコインを使ってカスタムパーツを買うことができます。課金コスチュームも用意されていますね。本作はゲームシステムに慣れるまで(そしてマップを覚えるまで)は大変かもしれませんが、それを乗り越えると面白くなってきます。

現在のところランクマッチやレベルのようなものはないので、ガチプレイヤーはモチベーションを保つのが難しいかなという気がしますが、カジュアルに遊ぶ分にはいいのではないかと思います。部屋を立ててフレンドとワイワイ遊ぶのもいいですね。変わった鬼ごっこゲームがプレイしたい方、『Hello Neighbor』ファンの方はぜひとも本作をプレイしてみてください。

製品情報


    『Secret Neighbor』


    開発・販売:Hologryph、Dynamic Pixels、tinyBuild
    対象OS:Windows
    通常価格:Steam 2,050円/ Xbox One 2,350円
    サポート言語:日本語、英語など11言語
    ストアページ:SteamXbox One


■筆者紹介:渡辺仙州 主に中国ものを書いている作家。台湾在住。母は台湾人。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、ブログ「マイナーな戦略ゲーム研究所」を運営中。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。著書に「三国志」「封神演義」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。Twitterはこちら
《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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