フランス西部自動車クラブACO、FIA 世界耐久選手権およびMotorsport Gamesが主催する、「ル・マン24時間バーチャル」が日本時間6月13日22時より開始されます。
例年フランス西部のル・マンにおいて世界各国の自動車メーカーやレーシングチームが参加し、6月に実施されている24時間の耐久レース「ル・マン24時間」ですが、今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により9月19日から20日へと延期。
本来の開催期日である6月13日から14日にかけて、耐久レースの価値を高めるユニークなイベントとして、Steamでの販売もされているレーシングシミュレーター『rFactor 2』を用いた「ル・マン24時間バーチャル」での決勝が実施されます。
参加は最低2人のプロのレーシングドライバーと最大2人のeスポーツチャンピオンの計4人で構成される50チーム。レースでは気象条件が変化し、昼夜も反映。車のパフォーマンスを最適化するセットアップを始め、給油とタイヤ交換も実施。カラーリングは自由となっています。各ドライバーの運転時間は最低4時間、最大7時間と定められています。違反した場合にはタイム加算からドライブスルー(制限速度でピットレーン通過)、ストップ&ゴー(ピットでの停止)、失格までのペナルティが課せられます。
使用される車種はLMPカテゴリでORECA 07 LMP2。GTEカテゴリでAston Martin Vantage GTE、Corvette C7.R、Ferrari 488 GTE、Porsche 911 RSRの4種。
主催者サイドからの全チームとの通話は「TeamSpeak」、インタビューなどは「Skype」、レース中のドライバーの確認方法として「Zoom」を使用。
\ル・マン24時間バーチャルへの挑戦/#LeMans24Virtualに臨む小林可夢偉選手@kamui_kobayashiと山下健太選手@kentayamashitaaの意気込みを動画でご覧ください
— TOYOTA GAZOO Racing (@TOYOTA_GR) June 12, 2020
このあと予選を走り、決勝スタートは明日22時。応援お願いします#がんばれ可夢偉#がんばれヤマケン#WECjp #WEC #LeMans24 pic.twitter.com/mvE3jNwhxk
出場する日本人は、「ル・マン24時間」を2018年より2年連続で1・2フィニッシュを決めているTOYOTA GAZOO Racingから、7号車で世界選手権ポイントリーダーでもあるレギュラードライバーの小林可夢偉選手、8号車で中嶋一貴選手に代わってTOYOTA GAZOO Racing WECチャレンジプログラムの育成ドライバーである山下健太選手となっています。
決勝スタートは日本時間13日22時(現地フランス時間15時)。翌日22時まで実施されます。レースの模様はLe Mans Esports Seriesの公式Twitchチャンネルや下記のYouTubeチャンネル、WEC公式ホームページで配信されるほか、日本のスポーツ専門チャンネル J SPORTSにより、レースの開始と終盤がそれぞれ3時間半中継されます。