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謎だらけの島で超スローライフ! 期待の生活シミュレーション『ピコンティア』【特集】

2020年11月7日にリリースされた『ピコンティア』のプレイレポをお届け。

連載・特集 プレイレポート
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2020年11月7日にFlyhigh WorksよりPC向けに早期アクセス版がリリースされた『ピコンティア』について生の内容をお届けしたいと思います。


『ピコンティア』とは

長い眠りから目覚めた主人公が、住民たちと交流しながらスローライフを行う生活シミュレーション。プレイヤーはかわいいAI「アイラ」とともに荒れ果てた住居を整備しながら新生活を行い、島の謎を解くのが目的です。

住民との交流、畑仕事、畜産、クラフト、冒険と主人公の生活はやらなくてはならないことが盛り沢山。行方不明になっているジェダ博士や町で起こった「黒い霧」の真相解明など、スローライフながらストーリーも気になる作品です。本作は時間制限などはないゆったりとしたゲームのため、気ままな生活も可能です。

『ピコンティア』の実内容に迫る!

ゲーム冒頭、船でとある島にたどり着いたジェダ博士と主人公のシーンから物語は開始。この島に大量に存在する物質「ピコニウム」によるとある研究の開始から2年、ジェダ博士は主人公にお守りを渡して地下に避難するように指示を出します。こうして主人公は地下室のカプセルで長い眠りにつくのでした。

目が覚めた主人公は家で高性能(?)AIの「アイラ」と出会い、主人公は228,500時間(およそ30年)眠っていたことが明らかになります。家や周りの整備はアイラが行っていたようですが、牧場の畑だけは荒れた状態に。とりあえずプレイヤーはアイラの指示に従い、町の様子を見に行きます。

町ではさまざまな住人が集まり、寝て起きたら「パンがヒカヒカになってた」「部屋がホコリだらけになってた」「屋根に大穴が空いてた」「飾っていた花が枯れていた」などの現象を報告しあっています。その後、プレイヤーはアイラに呼び出されて帰宅、翌日からこの不思議な島での生活を開始します。

明らかに町の住民も主人公同様、時間経過に取り残された影響を受けている形跡がありますが、この時点では一切明らかになりません。また、牧場や家は整備されているが畑は荒れたまま、そもそも牧場に住んでいることすら起きて明らかになるなど謎だらけの状態。本作は謎だらけのまま少しずつ、この30年の秘密を解き明かしていくことが目的となるようです。

生活の基本は農業と素材集めから!

新生活をはじめた主人公ですが、初期状態ではお金もない、道具もない状態。アイラのアドバイスでとりあえず畑仕事を行うことになります。牧場の南にある「タネのほこら」からトマトのタネを回収、アイラから受け取ったクワで地面を耕して種を撒きます。最後にジョウロで畑に水をやると種まきは終了。本作のクワやツルハシなどのツールは使用回数があるため、無駄使いに注意しましょう。

タネのほこらとか謎は増えるばかりですが、とりあえず3日経てばトマトは収穫できるようになるようです。最初のトマトはアイラに備わった7つの隠し機能「タイムコントローラー」で即座に育成完了。この機能10年に1回しか使えないそうですね、もったいない。なお、牧場には収穫物や拾ったものを入れられる出荷箱があり、定期的に回収ドローンが運んでお金に変えてくれます。

なにかものすごい伏線な気がする。

これ以上畑でやれることもないため、あらためて町で今の状況を確認していきます。この町には多くの住人が住んでおり、ツールや武器を買える鍛冶屋やレストラン、雑貨屋などの店のほか、科学者「ウーゴ」が済む研究所、教会などさまざまな建物が存在。それぞれの家は24時間いつでも訪問でき、住民が起きてさえいれば交流が可能です。

フィールド上には棒で叩いて回収可能な草、拾える石や丸太などさまざまな素材が落ちています。ほぼすべての素材は毎日復活するため、まずは拾える範囲のアイテム集めを優先しましょう。住民の家にある箱やツボなどは、壊しても怒られません。むしろ、毎日安定して素材を集められるありがたいオブジェクトなので、必ず壊して回りましょう。

このゲームは棒を振り回すゲームです。

集めた雑草や丸太などは家で加工して交流箱へ。作物が安定して収穫できるまでは毎日コツコツ拾った素材を売ることが大切です。

ひとりではなにもできない!住民と交流し世界を広げよう

本作はチュートリアルを含めたメインクエストを軸にストーリーが進行していきます。ストーリーが進むと作物から種を取り出せる「タネメーカー」などの設備が増えるほか、プレイヤーの行く手を阻んでいた謎の黒い機械が排除されて行動範囲が拡がっていきます。行動範囲が広がるとジャガイモや玉ねぎなどのタネのほこらが見つかるほか、島に住む魔物と戦える冒険要素も開放。また、謎のしゃべる石像など新たな交流できるキャラクターも増えていきます。

また、住民に毎日話しかけたりプレゼントを行うことで好感度ゲージが上昇。ゲージがマックスになると特定のアイテムを要求されるサイドクエストが発生します。これをクリアすれば好感度のハートがひとつ上がるほか、クエストに関連したアイテムのレシピを獲得可能です。このサイドクエストを意識してクリアしないと、本作ではほとんど作成できる料理やアイテムが増えないので要注意です。ある住民のクエストをクリアすれば釣りも可能になります。

その日話してない住人は吹き出しが表示されるのでわかりやすい。
各キャラの「好きなもの」「嫌いなもの」がリストされるのも嬉しい。

なお、やれることが増えてくると主人公のステータス「SP」が不足してきます。これは畑仕事や木の伐採などさまざまな行動で消費するゲージ。回復のためには料理を食べる、ベッドで休むなどの方法があり、SPが尽きた場合は体力を直接消費しての行動も可能です。畑仕事が増えてくると、だいたい朝に体力をほぼ使い切ってから、町で交流する主人公の姿を見ることになります。冒険する際は必ず体力とSPに余裕を持つようにしましょう。

朝に燃え尽き系主人公。

「スローライフ」すぎるゲームシステムに不満点も……

スローライフな牧場経営シミュレーターである本作なのですが、早期アクセス版である今のビルドではいくつかの不満点もあります。まず、ゲームの根幹に関わる基礎的なゲームシステムの開放があまりに遅すぎるという点。筆者は5時間ほどプレイしましたが、ようやく動物の飼育(ニワトリのみ)開放、エリアもひとつ増えただけという状態です。

また、サイドクエストを含めて多くの場面でゲームの説明不足が目立ちます。時間帯の概念がある本作では、夜にだけ登場するキャラクターやモンスターも存在。一部のクエストではそこでしか入手できない素材を要求されることもあります。もちろん時間制限がないスローライフゲームというジャンルのため、それらを自力で見つけ出す楽しみもあるのかも知れません。

エリア開放イベントとかすごく楽しいのです。

しかし、どうしてもシステムとしてそれぞれの要素や不親切さが、そのスローライフを妨げる結果になっていることを否めません。体力不足を解決する手段としての料理も、調味料を含めた加工コストが高すぎるためあまりオススメできず。生活、農業、クラフト、クエストすべてが微妙にちぐはぐに噛み合っており、ストレスを感じさせる作りになっている印象です。

物価が高いなあ……。

現在このオプションボタンは使用不可能(2020/11/10)

また、リリースから「コントローラーでオプションメニューが開けない(キーボードのOを押すと開きます)」「一部リフレッシュレートでゲームの動作が遅くなる」などの問題が発生しています。

キャラを含めて世界観は非常に魅力的な作品のため、快適にプレイできるようになるシステム改善やヒント機能の実装が行われることを期待します。

プレイヤーを支える「アイラ」はとても可愛い。
色々不穏な部分はあるけど絶対に可愛い。


ここまで紹介してきた『ピコンティア』ですが、スローライフなゲームとして最低限の要素を持ち、謎だらけの世界観に興味を持てる作品として非常に魅力的です。登場するキャラクターもそれぞれ個性があり、彼らと交流するだけでも一定の満足感は得られます。

しかし、現在早期アクセスという部分を考慮しても、いくつかの場面でまだまだ不満を感じるシーンは多めです。肝心の農業や交流部分で多少ストレスを感じてしまうゲームデザインには、早期の改善を望みたいところ。早期アクセスはおよそ6ヶ月間を予定しており、今後はメインストーリーや新マップ、新システム追加などゲーム部分を拡張していくアップデートが予定されています。

キャラクターや気になる導入部分など、世界観が非常に魅力的な本作。今後ゲームデザインが洗練することを期待したい作品です。

プレイヤーの家も「畑だけ荒れていた」んですよね。
こういう会話から色々推理するのは本当に楽しい。

タイトル:ピコンティア
対応機種:PC(Steam
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年11月7日(早期アクセス)
記事執筆時の著者プレイ時間:6時間
価格:2,000円

《Mr.Katoh》

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