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Scavengers Studioでセクハラやパワハラが横行―正式リリース4ヶ月で開発中止の『Darwin Project』や美しい情景が印象的な『Season』開発元

GamesIndustry.bizが報じています。

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Scavengers Studioでセクハラやパワハラが横行―正式リリース4ヶ月で開発中止の『Darwin Project』や美しい情景が印象的な『Season』開発元
  • Scavengers Studioでセクハラやパワハラが横行―正式リリース4ヶ月で開発中止の『Darwin Project』や美しい情景が印象的な『Season』開発元
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Darwin Project』や、「The Game Awards 2020」において美しい情景が印象的な自転車ロードトリップ『Season』を発表したScavengers Studioで、クリエイティブ・ディレクターによるセクハラやパワハラがあったとGamesIndustry.bizが報じました。

Scavengers Studioはモントリオールに本拠を置く約40人の従業員のインディースタジオ。GamesIndustry.bizが、現従業員と元従業員の合計9名に匿名を条件に話を聞いたところ、スタジオの共同創設者であるクリエイティブディレクターのSimon Darveau氏(元Spearhead Gamesの創設者でありUbisoftのデザイナー)とスタジオ創設時の彼の恋人であるCEO Amélie Lamarche氏が敵対的かつ性差別的な労働環境を助長していると語ったとしています。

Scavengers Studioでは、Darveau氏が男性社会の文化を主導し、セクハラやパワハラが横行していたとされています。また他の情報筋によれば、同社には長年にわたって適切な人事部門や手順がなかったため、これらの環境に対し従業員が頼りにしたのはLamarche氏に直接苦情を申し立てることであったにもかかわらず、Lamarche氏はDarveau氏のしたことの多くをカバーしてしまったとも語られています。

Darveau氏はまた、他の開発者からのアドバイスに耳を傾けることを拒否するリーダーであると非難されており、スタジオの最初のリリースであった『Darwin Project』が、正式リリースからわずか4か月後に開発中止になると発表されたのは、本作のクリエイティブディレクターであったDarveau氏が「アイデアを追求する」ことができなかったことが一因であるとのことです。なお、Darveau氏は、3番目の未発表のゲームに取り組み始めることになっており、『Season』はクリエイティブディレクターのKevin Sullivan氏が運営する別のチームの手に委ねられたとされていますが、情報筋によると、Darveau氏は現在『Season』で不特定の役割を果たしており、開発チームに多くの不要な変更を強制しているとも語られています。

Scavengers Studiosは、GamesIndustry.bizに提供された告発に対し、同社の急速な成長の間にこれらの状況があったことを認識しているとした上で、あらゆる種類の嫌がらせは歓迎されず容認できないという立場をとっていること、苦情を非常に深刻に受け止めていること、さらに、労働環境を調査してどの側面を調整する必要があるかを確認するために前向きな措置を講じていくとしています。

現在Scavengers Studiosは、Lamarche氏がDarveau氏からCEOを引き継ぎ、2019年にサードパーティのHRコンサルタントを雇うことなどを行うことで、より厳格なHR手順を踏んでいるとしていますが、インタビューした9人の従業員のいずれも、これらの措置が適切に行われているとは感じていないと記事内ではされています。なお現時点では、Lamarche氏もDarveau氏もこのレポートについて公にコメントしていないとのことです。

《H.Laameche》
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