気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回はROBI Studios開発、PC/海外スイッチ向けに2月5日にリリースされた3Dアクションアドベンチャー『Blue Fire』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、崩壊した王国「Penumbra」で目覚めた二刀流使いの主人公が、各地を探検しながら世界の真相に迫っていく3Dアクションアドベンチャー。高い難度とスピード感が特徴です。記事執筆時点では日本語未対応。プレイレポも掲載中です。『Blue Fire』は、2,050円(2月12日までは10%オフの1,845円)で配信中。――まずは自己紹介をお願いします。Gabriel Rosa氏(以下Rosa氏)Gabriel Rosaです。本作ではディレクターを担当しました。――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?Rosa氏本作は2018年に生まれました。私が弟と二人でゲームを作ろうと思い立ち、自宅の寝室で作り始めたのです(笑)。開発を始めた時、2時間ほどで遊べる小さなゲームを作ろうとしたのですが、その2年後には開発者の数も9人になり、最終的には規模も随分と大きくなりました。そして私たち全員にとって、素晴らしい「旅」となったのです。――本作の特徴を教えてください。Rosa氏今までにないものをお届けすることができたと自信を持って言えます。本作を個性的なものにしているのは、高難度の3Dアクションと『ゼルダの伝説』のような冒険を掛け合わせている点です。
3Dアクションでありながらも、2Dの高難度メトロイドヴァニアで見るようなスピード感、アクション、アップグレード、高い難度を持ち合わせています。これらの要素が『ゼルダの伝説』のようなものではなく、『DARK SOULS』のようなダークでミステリアスな世界で展開されます!
別の言い方をすれば、『ゼルダの伝説』はストーリーを追いながらもパズルに重点が置かれています。しかし、本作では反射神経が要求されるような素早いアクションと自分のペースで進められる探索に重点が置かれているのです。――本作が影響を受けた作品はありますか?Rosa氏スタイルとゲームプレイ、両方の面で様々なものから影響を受けています!いくつか挙げると、3Dの『マリオ』シリーズ、『DARKS SOULS』『Celeste』『Super Meat Boy』です。本作を人前に見せるようになってからは、よく『A Hat in Time』や『Hollow Knight』と比較されました。それから実際にこの両作品をプレイしたのですが(どちらも素晴らしいゲームです!)、そういった意味でこれらの作品からの影響も多少あるでしょう。――本作の日本語対応予定はありますか?Rosa氏近いうちに対応予定です!――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?Rosa氏はい。パンデミックが始まり、それから数ヶ月は自宅から作業をしなくてはいけませんでした。実際に会い、顔を合わせて一緒に仕事をするのに慣れていたこともあり、新しいワークフローに慣れるのは簡単なことではありませんでした。幸運にも、結果的に新しい体制にも対応でき、自宅からでも開発を大きく前進させられました。――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?Rosa氏もちろんです!本作をプレイし、楽しんでいる姿をぜひ見てみたいです!――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。Rosa氏私たちがここ数年の間Penumbraの世界に浸っていたように、皆さんもこの世界に浸りながら本作を楽しんでいただけると嬉しいです!私たちは日本のゲーム、映画、アートスタイルからたくさんの影響を受けましたので、それをお返しできると思うと、とても光栄です。――ありがとうございました。◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に300を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。