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常にIPとの戦いだった―『Mass Effect』プロジェクトディレクターが映画化中止の舞台裏とフランチャイズ展開への思いを語る

『Mass Effect』シリーズのプロジェクトプロデューサーであるマック・ウォルターズ氏が、映画化の道が閉ざされた舞台裏やフランチャイズ展開への考えを語りました。

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常にIPとの戦いだった―『Mass Effect』プロジェクトディレクターが映画化中止の舞台裏とフランチャイズ展開への思いを語る
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Mass Effect』シリーズのプロジェクトプロデューサーであるマック・ウォルターズ氏が、『Mass Effect』映画化の道が閉ざされた舞台裏やフランチャイズ展開する上での考えを語りました。

エレクトロニック・アーツより発売されGame*Sparkでもプレイレポを掲載した『Mass Effect Legendary Edition』は、『Mass Effect』『Mass Effect 2』『Mass Effect 3』の3作品と40種類以上のDLCが一挙に遊べるほか、4K Ultra HDやHDRへの対応、オーディオの音質やキャラクターカスタマイズなどにも改善が施されたリマスター版です。

『Mass Effect』シリーズは火星で発見された遺物のリバースエンジニアリングによって本格的に宇宙入植が進んだ22世紀を舞台に、プレイヤーは地球連合軍の少佐として宇宙を股にかけ活躍するRPG。そんなシリーズには映画化の噂が絶えず、2010年にLegendary Picturesが映画化の権利を獲得し話題となりましたが、その後音沙汰なく公開には至りませんでした。

そんな中でウォルターズ氏は海外メディアBusiness Insiderの取材に応じ、「90分から120分でどんな話をするのか、正しく『Mass Effect』を表現できるのかどうか、常にIPと戦っているように感じていた。」と映画化の舞台裏についてコメント。また「権利を獲得したLegendary Picturesのスタジオは、リーダーの交代後テレビ番組への移行を望んでいたため、最初からやり直した方がいいと考えた。」とも語りました。その後、努力が足りなかったわけではないが、再度作品が取り上げられることはなかったそうです。

『Mass Effect』のゲームを作り上げる時には、バックボーンとなるメインストーリーがありますが、それぞれのレベルやミッションはテレビの一話一話のようなものです。しかし、それらのレベルやミッションは前もって書かれるわけではなく、その時その時に作られるものなのです。一話のエピソードでとても良いものが出来上がるとメインストーリーに追加されたり、そのエピソードのためにメインストーリーを調整されることもある。だから長い時間をかけて物語を綴る場所は、ゲームのフランチャイズにぴったりなんです。『Mass Effect』のように肉付けされたストーリーを語るのであれば、テレビが適しています。


ウォルターズ氏は「ハリウッドが再び『Mass Effect』の映画化に挑戦するのは、“いつするか”の問題だと考えている」と語っています。また余談ですが、Netflixドラマ「ウィッチャー」として知られる俳優ヘンリー・カヴィルが秘密のプロジェクトに参加していることも示唆されています。

《ばるたん》
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