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天神様になって信徒と共に町づくり!中華シムシティ『The Immortal Mayor(天神鎮)』【中華ゲーム見聞録】

「中華ゲーム見聞録」第86回目は、『ポピュラス』や『アクトレイザー』にも通じる中華世界の神様となって町づくりをし、民を導いていく建設シミュレーションゲーム『The Immortal Mayor(天神鎮)』をお届けします。

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中華ゲーム見聞録」第86回目は、中華世界の神様となって町づくりをし、信徒たちを導いていく建設シミュレーションゲーム『The Immortal Mayor(天神鎮)』をお届けします。

本作はStar Chess Studio(星奕工作室)が開発し、Yooreka Studio(游力卡工作室)によって早期アクセス版が2021年7月15日に配信されました。Yooreka Studioは深センを拠点とするパブリッシャーで、これまでSteamで『軒轅剣 閻黒の業火(Xuan-Yuan Sword VII)』や『Neon Abyss』『ScourgeBringer』などの配信を手掛けています。

本作の内容ですが、プレイヤーは天神様となって町づくりをしつつ、民の信仰を集めなければなりません。また、妖獣などの外敵も現れるので、それに対処する必要もあります。「神様の町づくり」で戦闘もあるものと言えば、『ポピュラス』や『アクトレイザー』などのゲームが思い浮かびますが、本作は果たしてどんなゲームなのか。さっそくプレイしていきましょう。

村人たちを導け!

ゲームをスタートすると、まずは「世界の設定」です。ランダムマップのシード値やマップの大きさ、山脈や資源の量、初期人口、妖獣による攻撃の有無などが設定できます。デフォルトだと妖獣の攻撃がオフになっているので、これをオンにしてプレイ。

マップ作成による長いロード時間の後、ゲームが始まりました。プレイヤーは駆け出しの天神様となって、信徒たちを導かなくてはなりません。信徒たちが増えれば増えるほど、天神様の力も強くなっていき、最終的には「真の神仙」になれるとのことです。頑張っていきましょう。

まずは町の中心地となる建物「神廟」を建設する必要があります。Rキーで建設物の回転。どこに置くのが良いのかよく分からないので、マップの中心地っぽいところに設置しておきます。

神廟を設置すると、村人たちがワラワラと現れました。これから他の町づくりゲームのように、人口を増やしていかなくてはなりません。頭上に「赤色の家マーク」がありますが、住む所が無いことへの不満ですね。一つひとつ対処していきましょう。

村人をクリックすると、それぞれの名前や年齢、プロフィール、ステータスを見ることができます。というか、「非信徒」って書いていますね。ここにいる村人たちは、まだ天神を信奉していません。信徒の数が天神のパワーになるので、何とかして信仰を植え付けましょう。

村人たちは家を欲しがっているようなので、とりあえず民家を道沿いに建てておきます。本作では「木材・石・金属」が建設資源で、生活資源としては「食糧・衣料(衣服の材料)・衣服・工具・薬物」、信仰資源には「霊石・信香(線香)・奇珍異宝(宝物)」があります。これらは神廟にストックされ、村人は使用時に、自動的に運び出します。

村人たちが神廟から建設資源を運び出し、民家を造り始めました。一軒の民家には3人住むことができます。現在、村人は15人(成人10人、子ども5人)なので、5軒ほど建てておきましょう。ちなみに民家は「美観度・繁栄度・清潔度・安定度」のパラメータがあり、これらが上昇すると民家もレベルアップします。居住環境が良くなれば、出産率も上がって村人が増えるという仕組みです。

民家が完成!民家のレベルを上げるため、周囲に美観度などが上がる装飾オブジェクトを配置していきます。「石獅子」は美観度と安定度を35上げるので、試しに配置してみたところ、効果範囲内にある民家のパラメータがアップしました。

さらに繁栄度の上がる装飾オブジェクトを配置してみたところ、中級民家へのレベルアップ条件を満たして、民家の外観が変わりました。居住スペースも3人から4人に拡大。住宅問題はこれで解決した(と思う)ので、次は資源採集に移りましょう。

資源を確保しよう!

まだまだ村レベルなので、とにかく建設物を増やしていかなければなりません。それには資源が必要なので、「伐採小屋」を造って木材を集めていきます。この手の建設物は、周囲の美観度や清潔度などにマイナスの効果があります。なるべく居住区から離れた所に設置した方が良いでしょう。

伐採小屋の側には「猟師小屋」を設置。これで周辺の動物を狩り、村人たちに食糧を供給することができます。本作では、村人たちには「健康・満腹度・衛生・娯楽」のパラメータがあり、これらが低下すると不満を覚えたり、最悪死亡したりします。食糧不足は村人の生存問題にもつながっていきますので、常に注意した方がいいでしょう。

霊石司」を建設。配属された村人は「霊師」となり、霊石を収集してくれます。霊石は本作の「科技」(技術ツリー)を解除するために必要です。

本作では、それぞれの職場に配置できる人員の最大数が決まっています。村人(成人)の数以上に職場を造っても、働き手がいなければ機能しません。職場の配置人数はカスタムできるので、重要度の低くなった職場の人数を減らし、他に割り当てるなどのやりくりをするのがいいでしょう。

食糧供給が足りてないようなので、田畑も設置します。田畑で育てられる物は、小麦・柿・綿花・白菜・トウモロコシなど9種類。ただ現在は、小麦以外は、技術ツリーでアンロックする必要があります。

技術ツリーはこんな感じ。

項目は「教化(知識・文化の向上)」「耕戦(農業・狩猟・戦闘などの向上)」「工匠(建設物のアンロック)」「坊市(住居・経済の向上)」の4つあり、所定の霊石を消費することでアンロックできます。石資源を確保するために、「採石場」をアンロックしておきましょう。

時間経過とともに、「神威」というメーターが貯まっていきます。これを消費することで、「神威カード」を獲得可能です(5枚の中から選ぶ)。カードを使用すると、人口を増やしたり、建設速度を上げたりなど、一時的なブースト効果が得られます。

季節はになりました。本作では季節の変化以外に、雨や雪など天気の変化もあります。冬になると気温が下がるので、「衣服」が必要です。衣服は綿花から作ることができますが、現在の技術と設備では無理。幸い、ゲーム開始時に十分な量の衣服が提供されていますので、尽きてしまう前に生産体制を調えておきたいところです。

さらなる繁栄を目指して!

技術ツリーで「書院」をアンロックしました。そして神威カードの「建築加速」を使って、一気に完成させます。この手の町づくりゲームは、完成までしばらく待たなければならないのですが、神威カードがあるとその辺りが省略できて便利。

あと、越冬時に何人かが餓死しまったため、人口増加の神威カードで補いました。神様だけあって、何でもありですね。ちなみに書院ですが、いわゆる「学校」で、子どもたちを教育し、成人した時の能力を引き上げます。

食糧消費が激しく、このままだとさらに餓死者が出るので、技術ツリーで「飯店」をアンロック。神威カードの「高速建築」でさっさと建ててしまいました。飯店では食糧を美味しく調理することで村人の満足度を上げ、食糧消費を減らすことができます。これで食糧問題を何とか解決したいところです。

神像」を消費することで、他の神様と協力関係を結ぶことができ、協力関係の神様からは、新たな種類の神威カードが得られます。今回は厨神と結び、飢餓の速度を一時的に遅くする「画餅充飢」の神威カードをゲット。これを発動させ、しばらく飢えを凌ぎましょう。

そして2回目の冬が到来。食糧供給の状況が改善されておらず、食糧の残量も残り27に。……あれ?このゲーム、結構難しくない?シムシティ』の感覚で気軽にプレイしていたのですが、どうも村づくりサバイバルゲーム『Banished』をやらされているような感じになってきました。

「画餅充飢」で飢餓に耐えてもらうも、5人ぐらい餓死してしまいました。それでも何とか冬を超えることに成功したので、今度は「漁場」をアンロックし、魚を取って食糧生産を増やそうとしますが、配置できる人員が足りません。採石場や伐採小屋の人員を減らし、その分を漁場に割り当てます。

人口が少なくなったことにより、新たな建設もままならなくなってきました。霊石採取に回せる人員も少ないため、技術ツリーのアンロックもなかなか進まず。食糧の方は、神威カードの「虚空食糧」で村人の満腹度を50%上げたりなど、食糧消費を徹底的にカットしていく方向で努力。食糧備蓄は大幅に回復しました。

餓死者無しで、どうにか3回目の冬を越すことができました。衣服の減少が目立ってきたので、「裁縫屋」を建てます。田畑で作った綿花を材料に、衣服の生産が可能になりました。しかし村人が少なくて、生産拠点が回らない。あちらの人員を減らして、こちらの人員を増やして……などといった細かいやり繰りで何とかします。

人口自体が足りないので、配置転換だけではどうにもならなくなってきました。子どもの人数はそこそこいるのですが、成長するまでに時間が掛かります。そこで神威カード「加速成長」を発動。これで数人の子どもが成人になり、労働力として使えるようになりました。

金属資源が足りなくなってきたので、「採鉱場」を建設。ちなみに現在の人口は、成人17人、子ども2人です。食糧も十分にありますし、だいぶ運営が安定してきましたね。歩行速度増加や新たな建設物など、技術ツリーのアンロックも並行して行っていきます。

4回目の冬。信徒の数が規定数に達したので、神力のレベルが3になりました。神力が上がると、技術ツリーの上位技術をアンロックできるようになります。村人に尊敬される神様を目指しつつ、信徒を増やしてさらなるレベルアップを目指しましょう。

5年目に突入。技術ツリーで「商行」をアンロックし、「交易所」を利用することができるようになりました。ここでは自分の持っている資源を、行商の持つ資源と物々交換することができます。生産量の少ない物は、交易で補っていくのが良いでしょう。

衛生問題が出てきたので、技術ツリーで「公衆浴場」をアンロックして建設します。ゲームにも慣れてきて、人口も25人(成人17人、子ども8人)に。このまま順調に村人たちが増えてくれるのか、それともちょっとした資源バランスの崩れで全滅になるのか。他にも様々な建設物がありますので、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。

待ちに待った中華世界の建設シミュレーション

これまで「町づくりゲーム」というと、現代や中世などが多かったため、中華世界が舞台というのは珍しいですね。RTSでは『エイジ・オブ・エンパイア3』や『Stronghold: Warlords』で中国が登場しますが、あくまでメインは「戦争」で、「まったり町づくり」という方向ではありませんでした。

中国のモバイルゲームにおいては、「中華世界の町づくりゲーム」はそこそこ存在します(時間と共に資源が回復するタイプの物)。しかし、PCゲームのシングルプレイで本格的な物は、ほとんど開発されてきませんでした(開発コストに売上が見合わないことや、すぐに海賊版が出回るという問題もあるため)。そのため、このジャンルに着手してくれるデベロッパーが現れたというのは、筆者的には嬉しい限りです。

本作では、町づくりだけでなく、「妖獣から町を守る」というシチュエーションも、ゲーム中盤以降に現れます。画像の生物が妖獣ですね。技術ツリーをアンロックし、防衛手段を考えなければなりません。本作は最初、難度高めかと思いましたが、慣れてくれば運営もスムーズにできるようになってきます。こういうのは自分で試行錯誤するのが面白いので、攻略法は見ない方が楽しめるかと思います。

まだ早期アクセスということもあり、「アップデート時に、前のセーブデータが使えなくなる」との現象がアナウンスがされています。現時点でも十分楽しめますが、セーブデータをリセットされるのが嫌な方は、製品版を待った方がいいかもしれません。それと今後のアップデート内容によっては本体価格を上げていくとのことなので、その辺りも合わせて考慮するのが良いでしょう。

現在は中国語(簡体字)と英語のみのサポートですが、シミュレーションゲームなので建物の効果が分かればプレイ可能かと思います。数少ない中華世界の町づくりゲームということで、将来的には日本語サポートも期待したいところです。

製品情報

『The Immortal Mayor(天神鎮)』
開発・販売:Star Chess Studio、Yooreka Studio
対象OS:Windows通常価格:2,050円
サポート言語:中国語(簡体字、繁体字(後日実装))、英語
Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/1426730/The_Immortal_Mayor/

※本記事で用いているゲームタイトルや固有名詞の一部は、技術的な制限により、簡体字を日本の漢字に置き換えています。

■筆者紹介:渡辺仙州 主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。著者Twitter「マイナーゲーム.com」Twitter
《渡辺仙州》

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