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ハラスメント問題を受けてBlizzard EntertainmentのCEOが辞任―後任は副社長2人が共同で務める【UPDATE】

親会社のActivision Blizzardに対しては重大なハラスメント問題が浮上し、社員のストライキ運動も行われていました。

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ハラスメント問題を受けてBlizzard EntertainmentのCEOが辞任―後任は副社長2人が共同で務める【UPDATE】
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C)Getty Images (Photo by Allen J. Schaben / 寄稿者)

Blizzard Entertainmentは、公式ニュースリリースにて同社CEOであるJ. Allen Brack氏の辞任を発表しました。

現在、親会社のActivision Blizzardでは差別やセクシャルハラスメント、女性社員に対する男性社員との扱いの違いなどの重大なハラスメントが問題となっており、先日は社員によるストライキ運動も行われました。

Brack氏は、エレクトロニック・アーツやソニーオンラインエンタテインメントなどに務めた後2006年1月からシニアプロデューサーとしてBlizzardに入社。『World of Warcraft』にプロダクションディレクターとして務めた後2013年に副社長に、2018年からは社長として所属していました。

後任には副社長などの役職で所属していたJen Oneal氏やMike Ybarra氏が共同で務めることも発表されました。Jen Oneal氏は2021年1月に開発担当執行副社長として入社し、『Diablo』『Overwatch』シリーズのシニア開発リーダーシップとサポートを行ってきました。Mike Ybarra氏は20年近くマイクロソフトのXbox部門に所属し、2019年からプラットフォームとテクノロジー担当の執行副社長兼ゼネラルマネージャーとしてBattle.netの開発サービス組織の進化を監督しています。

2人のリーダーは同社が女性をはじめ、あらゆる性別、民族、性的指向、経歴を持つ人々にとって最も安全で居心地の良い職場であるための取り組み、価値観の維持・強化、信頼の回復を目指すとのことで、業界での長年の経験や誠実さ、包括性をもって配慮と思いやり、献身をもって同社をリードしていくといいます。二人からのコメントは後日掲載されます。

J. Allen Brack氏は以下のようにコメントしています。

Jen OnealとMike Ybarraは、Blizzardがその潜在能力を最大限に発揮するために必要なリーダーシップを発揮し、変化のペースを加速させてくれると確信しています。
彼らは情熱と熱意を持って行動し、最高レベルの誠実さと、Blizzardを特別な存在にしている当社の文化の構成要素へのコミットメントを持ってリードしてくれるものと期待しています。

※UPDATE(2021/8/4 9:40):当初は「Activision BlizzardのCEO」としていましたが、正しくは「Blizzard EntertainmentのCEO」でした。コメント欄でのご指摘に感謝するとともに、関係各位にお詫びして訂正いたします。

《みお》

取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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