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『テイルズ オブ アライズ』第一印象の“閉塞感”が主人公とリンクし、プレイ意欲を刺激する─術技連発のバトルも心地よいプレイレポ

発売に先駆け、シリーズ最新作『テイルズ オブ アライズ』が持つ魅力の一端に触れたプレイレポをお届け! また、体験版に関する最新情報もお見逃しなく。

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『テイルズ オブ アライズ』第一印象の“閉塞感”が主人公とリンクし、プレイ意欲を刺激する─術技連発のバトルも心地よいプレイレポ
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コマンドRPGが全盛期の時代に、キャラクターを直接操作するアクション性をバトルに取り入れ、その融合が好評を博した『テイルズ オブ ファンタジア』。この記念すべき1作目の登場がきっかけとなり、今も続く『テイルズ オブ』シリーズが幕を開けました。


そして、本シリーズが25周年を迎えた今、その最新作にあたる『テイルズ オブ アライズ』(PS5/PS4/Xbox Series X | S/Xbox One/Steam)が、満を持して9月9日に発売を迎えます。マザーシップタイトルとしては、2016年に発売された『テイルズ オブ ベルセリア』以来なので、約5年ぶりの完全新作。それだけに、シリーズファンをはじめ多くのユーザーから注目を集めています。


発売まで約1ヶ月となりますが、リリースに先駆けて『テイルズ オブ アライズ』に触れる機会に恵まれたため、今回はそのプレイレポートをお届けします。令和では初のマザーシップタイトルは、どのような『テイルズ オブ』を見せてくれるのか。その第一印象に迫るレポートをご覧ください。なお、今回触れるのは、ゲーム開始~第1章までのプレイ内容になります。


状況と演出による臨場感のある“閉塞感”が、主人公の想いとリンクする


『テイルズ オブ アライズ』のプレイを開始して真っ先に感じたのは、“閉塞感”に他なりません。誤解を防ぐために補足しますが、これは操作などのシステム面に問題があるといった話ではなく、主人公が置かれた環境とその演出から受けたプレイ感の印象です。


本作の設定を軽く紹介すると、隣り合う星「ダナ」「レナ」の関係性が、物語に大きく関わります。300年前にレナがダナに侵攻し、圧倒的な戦力差で制圧。以来、ダナ人はレナ人に支配され、奴隷として使役され続けてきました。


本作の主人公「鉄仮面」──本記事では、敢えてこの名称で通させていただきます──も、そんな奴隷のひとり。ゲーム開始直後から、この「鉄仮面」の視点を通し、圧政下にあるダナ人の日常が綴られます。


ダナ人は生まれた時に「石」を植え付けられるため、「石付き」と呼ばれて虐げられ、子供であっても容赦のない責めを受けます。食料も満足に与えられず、彼らを監視する「装甲兵」にアゴでこき使われ、死んですらぞんざいに扱われるのみです。掘り出す燃料の一部がそこら中で燃え盛っていることもあり、この世界はまるで地獄のような光景が広がるばかりでした。


広いはずの住居地は、しかし「装甲兵」が要所に立ち、その行方を阻みます。歩き回る自由すら奪われた仕打ちは、プレイヤーにとっても息苦しく、この圧政に対する反発を自然な形で促してくれます。意図した演出による不自由さと圧力が、プレイヤーと「鉄仮面」の心情を重ねやすくし、臨場感が高まると同時に、打倒を目指すプレイ意欲にも結びつきます。


とある偶然から、レナ人ながら彼らを裏切り、この星「ダナ」を分割統治する五領の支配者たちを倒す目的を持つ「シオン」と出会ったことで、「鉄仮面」は隷属を抜け出し、叛逆と戦いの世界にその身を投じました。こうした大きな選択も、プレイヤーの心情が「鉄仮面」と近いため、すんなりと受け入れられます。


ここで奴隷の日々が終わり、歩けるフィールドの範囲が一気に広がります。デザイン的な意味で言えば、最序盤における行動範囲の狭さはチュートリアルを兼ねているためでしょう。そしてバトルが可能となったタイミングで本作的なフィールド移動が始まるのも、段階的にゲームシステムを学んでもらう手段のひとつかと思います。


ですが、武器を手にし、圧政の打倒という目的に向かって立ち上がり、段階的とはいえ世界が広がった時、“閉塞感”から少しだけ解き放たれたように感じました。まだほんの少しだけど、自由を手に入れた──ゲーム性の解放と物語がリンクした展開が、そんな印象を与えてくれます。


そしてまだ序盤ながら、こうした“閉塞”が本作の至る箇所に潜んでいることも伝わってきます。「シオン」がなぜ、五領の支配者の打倒を目指しているかは分かりませんが、同じレナ人に狙われながらも突き進む姿は、止むに止まれぬ事情を背負っていることが窺えます。


また「シオン」は、自分に触れた相手に激痛を与える「茨」と呼ばれる呪いの持ち主。この「茨」についての詳細もまだ不明ですが、そういった“縛られている”状況に陥っている彼女もまた、レナ人でありながらも“閉塞”に苦しんでいるように見えます。


加えて、敵陣営に属する者たちも、“閉塞”と無縁ではいられません。第1章の舞台「オルブス・カラアグリア」を治める領将「ビエゾ」は、無情で粗暴な支配者でもあります。ダナ人を虐げてきた「装甲兵」たちも、「ビエゾ」の前ではただ頭を垂れるのみ。「貴様らは、ビエゾのために生きて、死ぬ運命なのだ」と言われも、従うほかありません。


誰かに対しては強者でも、更なる強者の前では弱者に過ぎず、こうした連鎖による“閉塞感”は当初の印象を超えて、この世界に広く広がっているように感じました。しかも「ビエゾ」ですら、「王」を目指しながら未だに叶っておらず、その意味では弱者に甘んじているとも捉えられます。


そんな“閉塞”に満ちた世界は、鉄仮面に覆われた主人公の視界のように、希望の光も満足に届きません。ですが、「ビエゾ」との戦いを経て、鉄仮面はその一部が砕けました。同時に、この領将の撃破をきっかけに、「オルブス・カラアグリア」に新たな風が舞い込みます。


左半面が解放された主人公の目には、希望の光が差したのか。それとも、戦いが彩る新たな地獄を瞳に映すのか。“閉塞”に立ち向かう物語の続きに心惹かれる、そんなプレイ体験となりました。


術技連発の爽快感と、制限のある治癒術がもたらす緊張感が、バトルに緩急をつける!


『テイルズ オブ アライズ』のバトルは、フィールド上に存在するモンスターや敵と接することでスタート。いわゆるシンボルエンカウント方式です。敵との接触で画面がキリ周り、円形のばとるフィールドで戦闘が展開します。


操作方法は、PS4コントローラに準じた表記説明になりますが、キャラクターの移動はLスティックで行い、術技や奥義、ジャンプは○、×、△、□の各ボタンに割り振り。また、通常攻撃はR1ボタン、そしてロックオンはL1ボタンです。使用頻度の多い操作は、しっかりと頭に入れておきたいところ。


R2で行う回避は、敵の攻撃をかわす重要な手段。タイミングよく回避すると「ジャスト回避」になり、ダメージを受けずに済みます。術の詠唱中は回避できなくなるので、状況を見極める立ち回りも重要です。


通常攻撃よりも威力が高かったり、特殊な効果を持つ術技は、AG(アーツゲージ)を消費して使用。ですが、アーツゲージの回復はかなり速く、敵の攻撃をよけて回り込む間に、1~2個分回復していることもザラでした。


術技の特性を理解し、惜しむことなくガンガン使えば、単純に敵を速く倒せますし、手応えも満点。術技が飛び交う『テイルズ オブ』らしい戦闘は、本作でも健在でした。


ただし、ひとつ注意する点が。HPを回復する治癒術や、支援効果のある一部の術は、AGだけでなくCP(キュアポイント)を消費します。このCPは、キャンプや宿屋、もしくは特定のアイテム使用でしか回復しないので、「攻撃をゴリ押しして、治癒術で回復させまくる」といった戦法は難しそうです。


CPは、キャラ別ではなくパーティで共用するリソースなので、「パーティキャラを入れ替えてやりくりする」といった手も通じません。とはいえ、標準的な難易度で挑んだところ、少なくとも今回のプレイ範囲においては、“CPが尽きて手詰まり”といった状況にはならずに済みました。


CPによって回復手段に一定の制限がかけられていますが、探索に緊張感が生まれますし、被弾を押さえる立ち回りを意識するため、腕前の上達にも繋がります。ゲームを進めていけばCPの余裕も増えていき、成長を実感できるのも嬉しい点です。


また、アクションが苦手な方は、攻撃が当たる位置まで移動してくれる「セミオート」や、全てを任せる「オート」といった操作モードに頼る手もあります。さらに難易度選択も可能なので、幅広いユーザーが『テイルズ オブ アライズ』を楽しめることと思います。


バトルの操作感は全体的に良好で、術技の連携を決める心地よさもバッチリ。ゲージを溜めて放つ「ブーストアタック」は連携も可能で、仲間と共に繰り出す演出と合わされば、まさに決め技と呼ぶに相応しいアクションです。


回復の早いAGのおかげで術技を繰り出せる頻度が多く、全体的にテンポよし。一方で、CPの制限によってゴリ押しは出来ず、立ち回りに緩急が生まれます。こうした各要素が噛み合うことで、爽快感とメリハリが彩るバトルに仕上がった印象を受けました。


もちろん、操作キャラの変更も可能なので、遠距離と術がメインの「シオン」で戦うこともできますし、章が進めば更なる仲間も加わり、戦略の選択肢も増えることでしょう。製品版で待ち受けている、この先のバトルも非常に楽しみです。




今回はプレイ範囲が限られているため、作品全般ではなく、掴みとなる要素や惹かれた部分、またプレイ感を軸とした体験についてお届けしました。このほかにも本作には、見た目だけ変更できる外見要素「ビジュアル」や、プレイヤーを的確に導いてくれる「マップ」、行き来が楽になる「ファストトラベル」など、プレイをサポートしてくれる様々な機能も用意されています。


この『テイルズ オブ アライズ』が、26年目を迎えたシリーズの歴史に、どんな1歩を刻んでくれるのか。その答えを直接知りたい方は、2021年9月9日を楽しみにお待ちください。


「あと1ヶ月近くも待てない!」という方は、8月18日に配信される『テイルズ オブ アライズ』の体験版を遊んでみてはいかがでしょうか。この体験版は、PS5/PS4/Xbox Series X | S/Xbox Oneに向けて配信される予定で、基礎的なバトルのチュートリアルをはじめ、野営や料理、スキットといった“テイルズ オブ アライズの遊び”が一通り味わえる内容になっています。


さらに、サブクエストの受注や、強敵「ギガント」との戦闘なども収録されているので、本作の予習にうってつけ。発売日に先駆けて、『テイルズ オブ アライズ』の一端に触れてみるのも一興ですよ。


※画像は開発中のものです。


Tales of Arise & (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

《臥待 弦》

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