8000m級に挑め!雪山リアルサバイバルシム『Climber: Sky is the Limit』プレイレポ―限られた装備と食料で単独登頂目指す【Steam Nextフェス】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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8000m級に挑め!雪山リアルサバイバルシム『Climber: Sky is the Limit』プレイレポ―限られた装備と食料で単独登頂目指す【Steam Nextフェス】

ルートを計画し、装備と食料を調達、キャンプ地を経由して、頂上を目指すリアルな雪山サバイバルシムです。

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8000m級に挑め!雪山リアルサバイバルシム『Climber: Sky is the Limit』プレイレポ―限られた装備と食料で単独登頂目指す【Steam Nextフェス】
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Steamにて、2021年10月1日から7日までの期間中「Steam Nextフェス10月エディション」が開催中です。このイベントでは、近日発売予定のさまざまなジャンルのゲームが集まり、体験版配信やライブストリーミング、開発者のライブチャットなどの催しが行われます。

しかし、膨大な数の体験版をそんなにプレイする時間がないという読者の方も多いのではないでしょうか。そこで本稿では、イベントで登場した体験版から気になる作品をピックアップして、その内容をお届けします。

今回紹介するのは、A2 SoftworksとArt Games Studio S.A.によって開発が進められている、雪山登山サバイバルシム『Climber: Sky is the Limit』のデモ版のプレイレポートをお届けします。

『Climber: Sky is the Limit』とは?

本作ではプレイヤーは1人のクライマーとなり、適切な道具、ルートを選択し、危険な雪山の山頂を目指します。

また、危険な山々で生き残るには自身の体調の管理も大切になります。十分な食事を摂ってスタミナや空腹値を回復させ、暖を取ったテントで眠ることで、体調を整えられます。

8000メートル級の雪山では気象条件、落石地帯、クレバスなど注意するべき要素が多くあります。回り道によって安全をとるか、危険を冒して最短ルートを通るべきかの選択が重要です。

チュートリアルから過酷な世界

えっ、登山のチュートリアルって言ったら高尾山みたいなとこじゃないの…と思いますよね。本作で操作するクライマーは、1人で8000メートル級に挑戦するような超ベテラン設定。なんとスポンサーまで付いており、スタート前には資金もいただけました。

さて、まずは装備を購入するところからはじめましょう。先程、スポンサー様に頂いたお金で必要になるであろう装備、今回であれば、防寒着、食料、ロープ、ペグ、ハシゴを購入します。

購入した装備はバックパックに詰め込むまでが登山支度。また、バックパックには重さのバランスがあり、均等に詰め込まなければデバフが発生してしまいます。もちろん所持できる重量も設定されており、それを超えてアイテムを持つといくつかのパラメーターに影響が出るようです。

準備ができたらさっそく出発しましょう。今回のスタート地点は6000メートルに位置するベースキャンプ。ここから山頂を目指す孤独な旅が始まります。目的地は画面上に距離とアイコンで表示もされているのでわかりやすいですね。

本作は、自分でクライマーを操作して山頂を目指す登山シミュレーションです。クライマーのあらゆる行動は、画面左上に表示される人型アイコンのスタミナを消費します。消費するスタミナ量は足元の状態や崖の勾配、ジャンプや滑落など、場面ごとに異なります。

まずは、緩やかな斜面と段差を登っていき…。

高くそびえる岩壁にたどり着きました。

頂上にたどり着くにはこの崖を攻略しなければなりません。そしてこのクライマー、驚くことになんの道具も使わずに壁をよじ登っていきます。

登り方は、崖に表示される手の届く範囲の緑もしくは、橙、赤の点をクリックし、登りきるまでこれを繰り返すだけ。赤や橙の点はより多くパラメーターを消費します。

クライマーの行く手を阻むのは崖だけではありません。雪山と言えば、何人ものクライマーを奈落の底へと引きずり込む「クレバス」の存在を忘れてはならないでしょう。クレバスとは岩や氷にできた割れ目のこと。大きさは数メートルから何十メートルに至る巨大なものまで様々です。

そこで役立つのが、今回持ってきたハシゴです。角度と位置を調整して設置することで人が渡れる様になり、クレバスの上を進むことができます。もちろん渡りきった後は回収も忘れずに行いましょう。

では、ロープとペグはどこで使うのかと言うと、傾斜のある凍った地面で使用します。本作では、傾斜が30度以内であれば道具を使わずに進行できますが、それ以上となると滑落の危険があります。待ちに待ったロープとベグの出番です。ペグを地面に刺しロープをくくりつけることで60度までの傾斜を進めるようになります。また、ロープの長さは50メートルまでとなっており、それ以上進むと外れてしまうので注意が必要です。

さて、いよいよ頂上が見えてきました。しかしそこに立ちはだかるは先程よりも高い崖。今度はピッケルを使って登っていきます。見た目は素手で崖を登った時と似ていますが、今回はクリックではなく、移動キーを入力して登ります。表示されている三角のマーカーは先程と同じく、消費するパラメーター量を表しています。

そして登りきったそこは……。

一面の銀世界が広がっていました。いやぁ、チュートリアルと言えど登頂の喜びは大きいですね。

世界で8番目に高い山「マナスル」に挑戦!

今回のデモ版ではさらに、もうひとつの山「マナスル」に登ることができます。マナスルはネパールのヒマラヤ山脈に位置する実在の山で、標高は世界で8番目に高い8,163メートル。また、初登頂を達成したのが日本隊ということでも知られ、日本登山界における登山ブームの火付け役となった山とも言えるようです。さっそく山頂目指して挑戦してみましょう。

まずは装備を購入します。今回は、先程のチュートリアル時と比べ、大幅にアイテム量が増えていますね。ストーブや耐熱カップ、マットレス、寝袋、テントなど、どうやら数日にかけての登頂になりそうです。

バランス良くバックパックに装備を詰め込んだら、第1ベースキャンプから登頂を開始します。

ここでベースキャンプの景色や……。

次のキャンプ地までの風景をまじえつつ…。

そして、小規模な平地が広がるキャンプ地点へと到着しました。さっそくバックパックからテントを出して組み立てます。と言ってもワンタッチテントならぬ、ワンクリックテントですが……。

テントに入ったら、次はお腹を満たすためにストーブをつけ、お湯を沸かします。そこに即席のスープを入れ、塩っぽい何かをまぶしたら完成です。口にするとスタミナ、空腹値、体温が大幅に上昇しました。

さて、このまま次のチェックポイントまで出発してもよいのですが、数時間後には日が暮れるため一眠りして朝を待ちます。マットレスを敷いて、寝袋を設置。あとは睡眠時間を設定して眠れば時間が進みます。

起きました。天気は快晴。絶好の山頂アタック日和です。

山頂付近は今までと違い、切り立った崖や不安定な足場が多く、こういった場所ではバックパックを開いてアイテムを使用することができません。なので事前にサイドポケットに食料やロープなどの使用頻度の高いアイテムを入れておくのが大切です。

そうこうしているうちに、雲行きは怪しくなり、いつの間にか目の前は完全に霧に覆われてしまいました。本作では天候によってパラメーターに様々な影響を受けます。今回発生した霧では、スタミナを10%多く消費し、メンタルコンディションと危険リスクに20%の影響を与えます。その他の天気はブリザードや強風、低気温状態など雪山では過酷な天候変化に度々見舞われます。

そうした悪天候の中、ようやく山頂にたどり着いた時は時刻は真夜中。本来ならベースキャンプまで戻るべき状況だったでしょうが、下山する必要はなく、登りきれさえすればクリアなので、強行してアタックした結果こうなりました。

実際に登ることは容易ではない雪山ですが、ゲームの中だからこそ、その素晴らしい景色を気持ちだけでも体感することができます。昼間の晴れた景色が観たい方は、是非自分の目で確かめてみてください。


ここまで紹介してきた『Climber: Sky is the Limit』ですが、デモ版の段階では、まだサバイバル要素は薄く、アイテムの購入制限もありその点に関しては少し物足りなく感じてしまいました。しかし、トレイラーを見るとまだ実装されていないアイテムが多く目にできるので、今後の開発に期待したいところです。道中から食料やロープなどのアイテムが見つけられても面白そうですね。

また、雪山登山のゲームと言えば1998年発売の『蒼天の白き神の座 GREAT PEAK』や、以前本誌でも紹介させていただいたローグライク雪山サバイバル『Insurmountable』が挙げられますが、本作はそれらの作品と違い、自分視点での雪山サバイバルとなります。そのため、より一層自分が雪山を登っているという感覚を味わうことができ、恐怖感や達成感などをひしひしと感じられると思います。

『Insurmountable』

今回のデモ版では日本語には対応していませんでしたが、Steamストアページには日本語対応の表記があるので、正式版では実装されていることを期待しましょう。アウトドア、とりわけ登山好きの方には刺さる作品だと思いますので、興味がある方はこの機会に遊んでみてはいかがでしょうか。

タイトル:Climber: Sky is the Limit
対応機種:PC(Steam
記事におけるプレイ機種:PC発売日:未定
記事執筆時の著者プレイ時間:1.5時間
価格:未定


※UPDATE(2021/10/05 17:07):本文中の誤字を修正しました。コメントでのご指摘ありがとうございます。


《neko》
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