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「モルカー」のかわいいゲーム?実は想像以上に“ガチ対戦”な作品がついにスイッチで登場

「モルカー」のNintendo Switch向けゲームが12月16日に発売されます。期待半分、不安半分、その魅力と気になるところを語ります。

家庭用ゲーム Nintendo Switch
「モルカー」のかわいいゲーム?実は想像以上に“ガチ対戦”な作品がついにスイッチで登場
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2021年に流行したものはいろいろありますが、やはり「PUI PUI モルカー」は外せないでしょう。子供向けTVアニメとして展開された人形アニメで、なぜか車になったモルモットの「モルカー」がPUIPUI言いながらドタバタ劇を繰り広げる内容です。

ネット上でも大きく盛り上がったのでご覧になった方も多いはず。さまざまなグッズも発売され、映画化も行われ、さらに流行した年のうちにゲーム化も行われ、12月16日にはNintendo Switchで『PUI PUI モルカー Let's!モルカーパーティー!』が発売されます。

「正直、出るまでのスパンが短すぎない?」と思いますし、「バンダイナムコエンターテインメントから出るキャラゲーなのか」なんて気持ちもないというとウソになりますが、年末の期待作であることは間違いないのです。

◆「PUI PUI モルカー」について

「PUI PUI モルカー」公式サイトより

「PUI PUI モルカー」は2021年1月から放送されていた作品で、1話たった2分40秒のストップモーションアニメ。モルカーたちを1コマずつ少しずつ動かして撮影するという、非常に根気のいる作りになっています。

とにかくモルカーの動きがかわいらしいアニメで、口をモグモグさせるような動き、渋滞で救急モルカーが病院に行けなくて泣いているとき、銀行強盗に脅されて絶望しているモルカーの姿など、どれも非常に愛らしいのが特徴です(ちなみにモルカーの声は本物のモルモットだとか)。

ストーリーは大まかに分けると2種類存在し、車社会を題材にしたものと映画のオマージュが基本。第1話「渋滞はだれのせい?」はそれこそ渋滞の問題が描かれますし、第6話「ゾンビとランチ」はいきなりゾンビものになり、第7話は「モルミッション」はインポッシブル的なミッションかと思いきやサメ映画になるのです。

2分40秒と短いので子供も集中力を切らさず楽しめ、オマージュもふんだんに盛り込まれているので大人にも刺さり、そもそもストップモーションアニメとして非常によくできている作品なわけです

◆ミニゲームの原作再現っぷりがすごい

さて、そんな「PUI PUI モルカー」がゲーム化されるわけですが、ジャンルはパーティーゲームとなっています。本作には、原作を再現した10種類のミニゲームが用意されています。

「プイプイレーシング」はまさしくアニメでも出てきた白熱のレースが再現されていますし、「こっそりモルパーティー」は最終話をイメージしたもの、さらに巨大なロボのサメに追いかけられる「モルミッション」も存在するのです。

また、アニメに出てきたモルカー全44種類がきちんとゲームで再現されるのも嬉しいところです。ただし、パーティーゲームでミニゲーム10種類はかなり少ない気もします。

『PUI PUI モルカー Let's!モルカーパーティー!』体験版より

なお、現在はニンテンドーeショップで体験版が配信中。ミニゲームが2つ遊べるのでプレイしてみましたが、「プイプイレーシング」はブースト用アイテムしかない(つまり「マリオカート」的な妨害アイテムが存在しない)、モルカーを操作する腕前だけで勝負する超シンプルなレースゲームでした。つまり、かわいい見た目に反してガチです。

『PUI PUI モルカー Let's!モルカーパーティー!』体験版より

「こっそりモルパーティー」は寝ているお姉さんから隠れながら踊るミニゲームなのですが、こちらも状況判断と連打力が試される内容になっています。踊るモルカーはかわいいけど、ゲームプレイは超真剣勝負!

パーティーゲームなのでランダムな要素が多かったり、一発逆転要素がある……と思いきや、家族で遊ぶとお兄ちゃんやお姉ちゃんが、弟や妹を泣かせるであろうガチなゲームになっていました。大人げないご両親も気をつけて!

◆街の発展やきせかえなど他のモードも

『PUI PUI モルカー Let's!モルカーパーティー!』体験版より

ゲームの舞台は「モルタウン」。さまざまなミニゲームを遊んでいくと街が発展し、いろいろなモルカーが街にやってきます。そしてこの街ではモルカーたちが過ごす姿をじっくり眺められるのもポイント。

アニメとは場所が異なるようですが、原作再現要素はかなりのもの。あのファミレス「Molsan」やシロモが銀行強盗に脅されてしまった銀行などもあります。ただ、ちょっと狭いマップでいろいろ再現しようとしたせいか窮屈な気もします(ゾンビが出てくる砂漠のすぐ隣に、サメのメカが潜んでいるでかいビルがあったりします)。

画像は任天堂公式サイトより

さらにモルカーにごはんをあげたりナデナデしたり、あるいはアクセサリーをつけて着せ替えしたりもできます。触れ合うとHAPPY度(親密度)が上がっていくので、いろんなモルカーと仲良くなれるわけです。

本作の開発は「コウペンちゃん」や「すみっコぐらし」などのNintendo Switch向けタイトルを手掛けたグルーブボックスジャパン。キャラクターものを扱うだけあってモルカーのグラフィックやモーションはなかなかのもの。

一方で、ゲームのボリュームはミッション(何回プレイする、特定条件をクリアするなどの課題)に頼っている印象で、PUIというお金とHAPPY度を稼ぐために同じミニゲームをひたすらプレイする方向に終始しそうという恐ろしさもあります。そもそも原作が短いうえに、開発期間もかなり短かったであろう(どれだけ長くても1年は切っているであろう)ことを考えると致し方ないのかもしれません。

◆現状のモルカーについて

画像は任天堂公式サイトより

「PUI PUI モルカー」は2021年にとても流行りましたが、おそらく最も盛り上がるのは今年だと思われます。現在は書籍やグッズがいろいろと登場しているほかイベントも実施されていますし、2022年1月4日から再々放送が実施されるとはいえ、一番重要なアニメが一通り終わったのは間違いなく、やはりある程度は落ち着いていくのではないでしょうか。

「PUI PUI モルカー」を手掛けた見里朝希監督は、現在新たなスタジオを立ち上げて他の作品に取り組んでいるとのこと。そもそも「PUI PUI モルカー」自体が制作に約1年半かかる作品だそうなので、仮に二期などがあるにしても、放送まではかなり時間がかかりそう。

よって、スイッチで発売される『PUI PUI モルカー Let's!モルカーパーティー!』は、ひとまずここまでのモルカーの盛り上がりを象徴するかのような作品になるわけです。

筆者もモルカーには楽しませてもらってぬいぐるみなどいろいろグッズを買ったので、新たなゲームも楽しみにしています。楽しみにしてますが、はたして本当にどうなるのか……! モルカーがかわいいのは間違いないし、原作再現もなかなかよい、けれどもミニゲームがちょっと気になる……! こればかりは期待半分不安半分なのが正直なところです。でもモルカーがかわいいので、ファンとしては買わざるを得ないんですよね。

《すしし》

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