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【吉田輝和の絵日記】マイクで歌って謎を解くアドベンチャー『One Hand Clapping』で謎の言語を生む

ジャイアンみたいな主人公だな。

連載・特集 プレイレポート
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皆さんは音声入力ゲームってプレイしたことありますか?

僕が始めてプレイしたのは、ドリームキャストで1999年に発売された『シーマン ~禁断のペット~』でした。当時は、今のようにボイスチャットが普及していなかったため、1人でマイクに向かって喋るのが照れくさくて、シーマン相手に妙にかしこまった口調になっていました。

今回は、HandyGamesが手掛け、THQ Nordicが贈る『One Hand Clapping』のPlayStation 4版。本作は、マイクに向かって歌ったりハミングしたりしてステージを進めていく、音声入力型の2D横スクロールパズルアドベンチャーです。

ボイスチャットが普及した現在なら、あの頃のように恥ずかしがらずにマイクに向かって話しかけられそうですね。

さあマイクを使って歌おう!ハ~~~~~♪

ゲームを始めると「さあ、歌おう」とメッセージが表示された。

あ、実際に歌えばいいのね。

ちょっと照れくさいけどマイクに向かって歌ってみると……

街灯がついて辺りが明るくなった!

キャラクターの操作は、従来のアクションゲームのようにスティックで移動し、ボタンでジャンプする。歌うのはギミックを作動させる時だ。

ちなみに歌声と言っても歌詞の必要はなく、「ハァ~♪」や「オォ~♪」などのスキャットでもOKだ。

「ウォ~ウォ~♪」とうめくような歌声で街灯を灯していると、窓から謎の影が顔を出した。早速敵とのバトル開始か!?と思ったが、襲ってくる様子はない。

単純に、近くで奇声が聞こえたから驚いて出てきたのだろうか。敵じゃなくてただの住民かな。作中では、ストーリーが詳しく語られないので、全くわからない。

ブロックを持ち上げるアクションも歌声で行う。ブロックを移動させるには、声を出しっぱなしにする必要があるのでちょっとしんどいな。

このリフトは歌声に反応して作動する。歌声を出している時に影に見つかるとリフトが戻されるので、影が見ていないタイミングを見計らって進んでいく。

なんてご近所迷惑な主人公だ……!

近隣トラブルも歌声で解決!ウオ~~~~~♪

「ウォ~♪」と唸りながらブロックを持ち上げ、「ハァ~♪」と叫びながら扉を開き、「ボェ~♪」と呻きながらリフトを動かす。

……すると、近隣住民(影)が集まりだしてきた。

暗闇の中でおっさんの歌声が鳴り響いているのは、さぞかし迷惑だったのだろう。

実際には影は喋らないんだけど「何時だと思ってんだ!」「うるせー、寝かせろ!」なんて声が聞こえてくるようだ。

主人公は、影の大群に囲まれてピンチに陥る。

そこで「ウォ~♪」と叫び、その場にあった巨大なギミックを作動させると、空から瓦礫が降ってきて影たちを押しつぶした。

どうやら影の大群を一網打尽にしたようだ。

騒音問題は力づくで解決!

音程の取り方はオリジナルで!ゴ~リ~ム~ス~~~♪

影たちから逃れ、次は砂漠のステージだ。

このステージのギミックは、高音と低音を使い分ける必要がある。高音を出すとリフトが上がり、低音では下がる。

これは歌声の波を物質化させて道を作るギミックだ。歌声を出した分だけ道が伸び、音程に応じて道が上下する。

ただし一度に作れる道は1本だけ。「ハ~(低音)↑アァ~(高音)↓ア~(低音)」といった具合に、音程を変えて障害物を避けながら道を作る必要がある。

次は、歌声の道を伸ばしてスイッチを押すギミックだ。スイッチを押すと同時に上への道も作らなければならない。

低音と高音を使い分けるのって難しいな……。

特定の音程を出すギミックはさらに難しい。そこで「ドレミファソラシド」で音程を取ってみた。

「ファ~♪」と歌いながらも、なんかちょっと違う音程が出てしまった。

音痴じゃん……。

ギミックも徐々に複雑になってきたな。

そこでどうやって正確に音程を取ればいいか悩んだ結果……

独自の言葉を生み出す。「ドレミ」よりも別の言葉の方が音程が取りやすいことに気付いた。

自分で言っといてなんだけど、ゴリムスってなんだよ……。


全体のボリュームは少なめですが、思った通りの音程が取れず、クリアするまでに手間取りました。

歌声を出して作動させるギミックは新鮮でした。また、チュートリアルがほとんどないおかげもあって、初めてみるギミックがどんなものなのか考えて答えを導き出すのが楽しかったです。ただ、僕が超絶音痴のせいか、思ったように音程が取れずに何回もやり直すことがあり、そのたびにかなりイライラさせられましたね。己の音痴さに……!

あと、歌声の音量の加減がわからず、ご近所さんにおっさんの奇声を聞かせてしまったかもしれません。反省……。

『One Hand Clapping』はPlayStation 4/Xbox One/PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/ニンテンドースイッチ/iOS/Androidを対象に配信中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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