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ただの眼鏡ではない、ゲーマー向け眼鏡の選び方―ゲームは視覚から整えよう【年末年始特集】

ゲーマーは眼鏡ユーザーが多いので必見です。 適切なメガネを掛けていれば長時間連続プレイも可能に!

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様々な形のフレームがありますが、自分の顔のサイズに合ったものが一番適切です。
  • 様々な形のフレームがありますが、自分の顔のサイズに合ったものが一番適切です。
  • 余談ですが、昔は-1.00くらいでしたが、急に度数が落ちてきました・・・
  • 眼鏡の手入れは毎日がベストですが3-7日に一回は必ずしましょう。
  • 左が両面非球面レンズ、右が非球面レンズ。

現代のテレビゲームは聴覚、触覚そして視覚に訴えかける遊戯です。そのうちの8割は視覚で楽しんでいると言われています。ですから見え方をTVモニターやゲーム機にしっかり合わせていれば、普段遊んでいるゲームも、もっと楽しめるかもしれません!

皆さんは、眼鏡をゲーム仕様に変えていますか?視力1.0が最適だと思っていませんか?「お店の人に言われるままに作ったけどだめだった」や「ゲームをする時に目が疲れてしまう」という人必見な本記事では、ゲーマーに向けた眼鏡の選び方を紹介したいと思います。

・眼鏡とコンタクトレンズ

「……え、眼鏡?コンタクトレンズじゃ駄目なの?」という読者の方のご意見もごもっとも。しかし、本記事ではあえて眼鏡です。まずはコンタクトレンズとの比較を見ていきましょう。

1.コンタクトレンズ
・長所:眼鏡をかけているときのような煩わしさがない所や眼鏡のように曇らない
・短所:コストパフォーマンスが眼鏡と比べると断然に悪い、眼科医の許可が必要

2.眼鏡
・長所:豆な手入れの必要がなく、コンタクトレンズ以上に長時間つけていられる
・短所:激しい運動には不適切、度が強くなる場合はレンズ選びに苦労してしまう場合がある

コンタクトレンズもいいものですが、集中をするとまばたきの回数も減るのでゲーマーには眼鏡がとても効果的となるのです。

・自分の視力や度数を把握する

一言で「視力が悪い」と言うにも沢山の種類があります。近視、遠視、乱視のそれぞれが原因となったり、複数合わさることで見えづらくなることもあります。

ここで、まず「視力がいい人」というものを軽く解説しましょう。視力の良さとは、目に入ってくる光がどの程度正確に網膜で焦点を結ぶかを指します。

1.近視
眼に入ってくる光が網膜の手前で焦点を結んでしまう状態。手前はよく見えるが、遠くはよく見えない。

2.遠視
目に入ってくる光が網膜の後ろで焦点を結んでしまう状態。物を見るのに目の調節を使うので疲れやすい。

3.乱視
焦点のブレのことで、縦ブレ、横ブレ、斜めブレがある。
横ブレしてしまう人は、電信柱の様な縦長のものは実物よりも太く見えてしまい、横長の物は長く見えてしまう。縦ブレはその逆。

近視+乱視、遠視+乱視の組み合わせになっている人は、よりレンズの選び方に注意を払ったほうがいいでしょう。手っ取り早く知るには眼鏡店に行き、オートレフという機械で見てもらうといいと思います。大抵のお店は無料ですぐに測定してくれます。

これは私のオートレフで撮影した度数です。

0に近づけば近づくほど、視力がいい状態

数字の羅列で少し分かりづらいですが、とても簡単で、1÷度数=見える距離(m)を示しています。

具体的には、上の画像では右目も左目も近視と乱視が合わさって約-5.00くらいにあるので「1÷5=0.2」つまり20センチメートル以上ものを離してしまうと見えなくなってしまう度数、ということです。

PCモニターと視力と年齢の関係

PCモニターを見るときに遠方重視のメガネを掛けていては、目が疲れやすく眼精疲労になりやすいです。なぜなら、人間には焦点を一つにしか合わせることができないからです。例えば遠方10メートルに焦点を合わせた場合、手元のものは見えづらくなります。「いや、余裕で見える!」という方もいるでしょう。そうです見えます。しかし、これは目の中の筋力で焦点距離を縮め見えるようにしているからなのです。焦点を遠くに合わせれば合わせるほど、目の中の筋力を使用してしまうため、眼精疲労のもとになってしまうこともあります。

重要なのは、視力を決め打ちで補正するというより、自分のPC環境を把握して、できるだけ「目に負担をかけない眼鏡を作ること」です。

その要素の中には「自分の年齢」も大きく作用します。目の中の調節力は若ければ若いほど強く作用します。調節力を若いうちにサボらせてしまうとすぐに弱まってしまうので、作用させつつも目に負担かけないということが必要になります。さらに、もう一つ考えなくてはいけないのが「モニターの位置」です。モニターを置いた場所からモニターの画面縦幅1.5~2.5個分くらいの距離に座ると、目も疲れにくく見やすくなります。

だいたいの指標としてですが、20代で0.7、30代で0.6、40代で0.5くらいを目指すと目への負担はとても少なくなるでしょう。

レンズの選び方

ところで、眼鏡をすでにお持ちの方は、レンズを選んだことがありますか?

選ぶ時にお店の人から詳しく説明を受けて買う方もいらっしゃるかと思いますが、ロープライスの眼鏡店に行くと薄さの説明くらいしかしてもらえないことが多いかと思います。自分がどんなレンズを使うか、そしてどのようなレンズが適切なのかを把握することは、眼鏡をかけていく上で見え方に大きく影響していきます。

その上、レンズはお店に行って選ぶとなるとそれなりの知識が要ります。あまり知識がない状態でお店に足を運ぶと、高額なものしかおすすめされない店員に捕まってしまうことも・・・(筆者の実体験でもあります)

では、この記事の残りでは「それなりの知識」を蓄えていきましょう。まずはレンズの種類ですが、どんなものがあるかというと、以下のたった3種類を覚えるだけです。

1.球面レンズ
400年も前から存在するかなり古いレンズの設計。目に対してカーブを描いてしまうため、真ん中は見えるがレンズの端で見てみると物が歪んだように見える。昔のブラウン管テレビはこれを採用していたので、人の顔が曲がって見えていた事もありました。海外の眼鏡店や低価格のサングラスは、球面レンズを使用することが多いです。

2.非球面レンズ
これも100年くらい前からあるレンズの設計です。レンズの外側を平らにすることにより、球面レンズよりも視野が広がり見やすくなる。日本の眼鏡店の8割はこれを主流に扱っています。

3.両面非球面レンズ
開発されてから約25年近くが経っていて、少しずつこちらが主流になりつつあります。目に対してレンズがまっ平らなので、歪みが少なく視界が広いレンズです。度数が強い人や乱視がある人、左右の度数が強い人におすすめです。あとは、家のモニターがウルトラワイドモニターを使用をしている人は、特にこの両面非球面レンズが必須と言えます。視野が広く取れているモニターなのに、眼鏡で見えづらくなっては損なので、より広く見える設計の両面非球面レンズは最適です。

コーティングの選び方

レンズが決まったら今度はレンズに掛けられているコーティングです。モニター向けに現在よくお勧めされているのは、「ブルーライトカット」「レイガードコート」「ネッツペックコート」です。

1.ブルーライトカットコート
これはかなり有名ですが、知らない方にも簡単に説明をすると、青い白い波長の光をカットしてくれるコーティングのことです。気をつけてほしいことが一つあり、ブルーライト自体が人体に与える影響はまだ医学的根拠が確立していないところもあるため、人によって効果が出ない可能性もあります。

(参照:https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/PDF/20210414_bluelight.pdf?TabModule796=0)

2.レイガードコート
新しいブルーライトカットコートとも呼ばれており、より強力に青白い波長の光をカットし、紫外線カットも含めたコーティングのことです。ブルーライトカットコートは少し茶色くレンズに色が入ってしまうことがあますが、レイガードコートは色も入れることもできれば、若干暗くはなるが透明のような感じで作ることもできます。

(参照:https://www.vc.hoya.co.jp/products/option/function/rayguard435.html)

3.ネッツペックコート
個人的には一番推したいコーティングです。普段使用しているコーティングはツルツルで模様のようなものは一切ないことが多いです。これは蜂の巣状にコーティングが入れられてあります。普通太陽を見るととても眩して見えないのですが、木々が重なり合い木漏れ日のような状態で太陽が見えます。これを再現したコーティングです。必要な光だけを取り入れ、余分な光は通さない構造になっています。

(参照:https://www.itolens.jp/spcialcoating/netspec)

フレームの調整は、眼鏡の手入れをしっかりと

前の2つと比べると、フレームは簡単です。重要なのは「細かく調整ができるか」という点だけです。フレームは価格が低くなると調整の自由度が利かないものが多いのです。

フレームの調整は、金属タイプのものであればほぼ可能ですが、プラスチック製のものに関してはできないものも多くあります。しっかりと自分の顔の形に合わせられるかをお店に確認しながら購入することを推奨します。

これも忘れがちですが、眼鏡の手入れをしていないとレンズは見え方が悪くなってしまい、フレームもとても痛みやすくなります。そうなると、買った当初は良かったのに徐々に効果が落ちていくいく、ということもあるので気をつけましょう。

また、眼鏡の手入れに乾拭きは厳禁です。レンズに傷がすぐに入ってしまうので、できるだけスプレータイプのクリーナーを使用してティッシュで拭いていきましょう。もし、家にスプレータイプのものがなくて買いに行くのが面倒だなと言う場合は、大きい丼に水をたくさん入れてから食器を洗う中性洗剤を一滴入れ、その中でジャバジャバとゆすぐといいでしょう。皮脂油やレンズの上に乗っているホコリも落とせるのできれいになります。

まとめ

  1. 自分の度数に乱視、近視、遠視があるかを確認しましょう。

  2. モニターとの距離と自身の年齢を加味して、メガネを掛けたときの視力を決めましょう。

  3. レンズはできるだけ、両面非球面レンズを選ぶとどんな人にでも最適です。ネッツペックコートはリスクが少ないため一番のおすすめコーティングです。

  4. フレームのかかり具合は必ずお店の人に見てもらい、何度かメンテナスをしてもらいにお店へ足を運びましょう。

おまけ

レンズの厚みは、薄いほうがおすすめです。見た目もそうですが、VRゲームをするときに厚みがあると、目に近すぎてまつげでこすってしまい、傷が入りやすかったり汚れのもとになります。レンズの厚みは購入時にお店の人に必ずどのくらいになるかを計算してもらってからもらうといいでしょう。


《RAY》

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