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ウマブームに乗るしかない!入門用から100年の沼までハマれる『ウイニングポスト』を今、推したい

長く遊ぶほど面白い!ホースマン人生を楽しめる『ウイニングポスト』は知識も学べて入門にもおすすめってご存知でしたか?

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2021年、空前の“ウマ”ブームでした。毎週のように関連ワードがSNSでトレンド入りしており、2021年から競馬や競走馬の世界に興味を持ったという声も結構聞かれましたね。

長い歴史を誇るウマの世界は非常に奥深く知れば知るほどに面白いのですが、覚えることが沢山あってちょっとハードルが高いと感じる方も少なくないのでは。

今回はそんなブームに全乗っかりさせて貰いまして、筆者の愛する競馬シミュレーション『ウイニングポスト』がホースマンの世界について学びながら無限に遊べる、実は「競馬入門」にも今後のより深い“ウマ”生活のためにもめちゃくちゃオススメなタイトルであることをアピールさせて頂きたいと思います!

ウイポで「馬主」になろう!

『ウイニングポスト』シリーズ、通称「ウイポ」はコーエーテクモゲームスによる競馬シミュレーション。ほぼ毎年のように新作が発売されており、今回は現在の最新作である『ウイニングポスト9 2021(Winning Post 9 2021』を題材に紹介します。

意外と誤解されがちなポイントですが、本作は馬主(うまぬし)となって牧場を経営するゲームであり、競走馬を直接トレーニング・育成していく内容ではありません。作品によっては調教に携わることもできますが、基本的には牧場をどんどん大きく繁栄させていくことがゲームの醍醐味にして目標。

1週間ずつ進行するゲームでは月単位や年単位でも様々なイベントが発生するので、心の底まで馬主になりきってロールプレイしましょう。ゲームスタートと同時に牧場を開業するのですが、まずは開業資金として借りた20億円を完済しなければなりません。

1年に一億円ずつ返済していくことになるので、開業記念に譲り受けた馬たちを活躍させながら経営を軌道に乗せ施設を拡充させていくことから始めましょう。

ウイポライフは十人十色

では、馬主生活を体験する本作のゴールは何なのかというと、ゲーム内でいくつか目標は設定されているものの、とにかく破産さえしなければ自由なのです。

そんな自由さが魅力ではありますが、初めてプレイする方はいきなり「好きに遊んで良いよ!」と言われても困ってしまうかも知れませんので、いくつか定番の遊び方をご紹介します。

■名馬を育て、凱旋門賞を勝つ!

やはり大きなマイルストーンのひとつは自家産馬でフランス・ロンシャン競馬場で開催される「凱旋門賞」を勝つことでしょう。現実でも日本ホースマン達の夢と言われており、ゲームでもそれは変わりません。

そんな大きな目標も最初は小さな道のりから。開業直後はまず国内の各レース制覇を目指し、徐々に海外遠征も視野に入れていきましょう。全てのレースを制するのはゲームを進める上でメインとも言える目標で、着実に大きな舞台で勝利を挙げられるようになっていく過程が楽しめます。

まずは国内全制覇を目指すのがベターなプレイスタイルでしょう

「日本で無敵の馬なら凱旋門賞も勝てるんじゃ?」と思われるかも知れませんが、実は「ウイポ」では競馬場の特徴が細かく再現されているので、芝の重さが異なる海外のレースでは日本で圧倒的な成績を誇っているウマでも簡単には勝たせてもらえません。適性を問わない万能なウマか、適性外でも買ってしまうような最強のウマを育成しないと達成できない、非常に歯応えのある目標です。

実際に筆者のデータで凱旋門賞を制覇した3歳馬。真面目にやったのに2071年までかかりました

これを目指して「とにかくウマを勝たせる」ために様々なレースに出走しまくることで、各レースの開催時期やコース、どのようなスケジュールで走るのが一般的なローテーションなのかは自然と覚えられてしまいます

■愛馬を系統確立させる

2つ目の目標が「系統確立」です。競走馬は何もレースだけが全てではなく、優秀な成績を残したウマは引退後も牡馬なら種牡馬として、牝馬なら繫殖牝馬として第二の人生(馬生?)がスタートします。

産駒が素晴らしい成績を残すことでそのウマの血統は脈々と後世へと受け継がれていき、牡馬は「名種牡馬」「大種牡馬」と呼ばれ、牝馬は「牝系確立」をすることで競馬の歴史に名を残すことができるのです。

効率的に達成するためには細かなコツこそありますが、とにかく「現役の競走馬に愛馬の子孫がいっぱい!」という状況になれば最高なのです。NPCの経営する牧場からも有力な架空馬たちがどんどんと出てくるので、時にはその血統もお借りしながら負けない見事な血筋を育て上げましょう。人気ある種牡馬は種付け料がガッポガッポと入ってくるので牧場経営においても非常に優秀で、サブ的な目標としてもおすすめです。

詳しくは後で説明しますが、毎年6月の種付けを繰り返していくことで実在する血統や名種牡馬について知る機会も増えるので自然と覚えられます

■好きなキャラと結婚し、華麗なる一族へ

ちょっと待って、入門に最適とか言ってたけど既に難しくない?とお感じの方もご安心を。記録や歴史と向き合うばかりが「ウイポ」ではありません。

牧場経営は何十年にも渡る長き道のり。どんなに若者でスタートしてもいずれは引退の時が来ます。そんな時に後継を任せられる子孫を残すのもブリーダーの使命のひとつであり、本作の楽しみ方のひとつなのです。

愛娘が結婚相手を連れてきたときは後継ぎが産まれるので嬉しいような、それでいて何とも言えない気持ち

「ウイポ」には秘書や知人として数多くのキャラクターが登場し、交友を深めることで結婚することができます。生まれた子供たちは牧場で過ごしながら思い思いの道を歩んでいくので、中には子供が騎手となって自家産馬に騎乗したり、牧場のスタッフになってくれたりするドラマが楽しめます。必ず意向通りの進路を選ぶとも限らないのも味があって良いではないですか。

そして何よりも対象キャラがいずれも美男美女揃いであることもウイポシリーズの特徴にしておすすめポイント。中でも女性キャラは可愛い系から大人っぽいタイプ、外国の方まで非常にバリエーション豊かに揃っていると評判で、是非ともお気に入りのキャラを見つけてモチベーションを高めましょう。筆者もエマトラドさんと結婚するために東奔西走しています。

プレイをサポートしてくれる秘書も、もちろん攻略対象

結婚するためには各キャラの好感度を上げる必要がありますが、この条件が結構尖っていてやりこみ甲斐に繋がっているのが面白いポイント。「7歳以上のベテラン馬で海外G1を勝て」とか「持病を治療した馬で勝て」とか……シンプルに優秀なウマだけを勝たせているだけでは到達できないので、思い切ったプレイングに舵を切る良いきっかけになってくれたりします。

普通に「このキャラと結婚しよう!」と決意してから条件を調べ(ここは攻略に頼ることをオススメ!)て、好感度を最大まで上げるだけでも数十年単位のタスクになることも珍しくありません。ちなみに何十年経っている間に年齢が一定を超えるとそのキャラは引退してしまうのですが、名前だけ変わった2代目が登場してくれるので時期はあまり気にしないでください。

ここは無限に続けられるためのシステムなので、深く考えずに「若返ったんだなぁ」と思っていただきたい

何世代にも渡って描かれる人馬の絆には、思わず感動してしまいますね。コーテクの美麗キャラを楽しみつつ、競馬には沢山の人が関わっていることを改めて実感できます。もちろん結婚条件が簡単なキャラもいるのでご心配なく。

■歴史をなぞるも、史実を塗り替えるも、未来を歩むも自在

プレイの開始年度が複数選べるのも「ウイポ」の醍醐味。過去でスタートすれば歴代の最強馬たちと肩を並べて走らせることも、条件を満たせば名馬を自ら所有してプレイすることも可能です。

ゲーム内で発行される専門紙「コースポ」は役に立つだけでなくロールプレイの気分を高めてくれる効果も

基本的には自分が実在した名馬たちを所有しなければ(ゲーム設定次第で)忠実に歴史は再現されていきますが、自分で所有している場合は種付け時の「」マークにご注意を。これは「史実の名馬が産まれるタイミングと配合ですよ」というサインなので、歴史を曲げたくない場合は実行すれば良いですし、敢えてifの世界線を辿るのも一興。あのお気に入りの馬が末永く活躍し続ける世界を見るのも大抵はそう難しくありません。毎年新作が発売される「ウイポ」だからこそ、シリーズごとの味変要素としても有効活用できます。

筆者も史実には全く詳しくなかったのですが、手塩にかけた愛馬を一蹴されることで否応なく名馬たちの強さを実感し、その名前が脳へとインプットされていきました。馬同士がライバルとなって互いに高め合う関係は引退後も続いていきますので、歴代名馬に想いを馳せましょう。

思い通りにいかないからこそ、もっと知りたくなる

他にも世界各国に牧場を広げていく規模の拡大や全レース制覇など目標は多彩ですが、とにかく頼もしい競走馬がいないと牧場経営は話になりません。競馬は“ブラッドスポーツ”と呼ばれるように、とにかく血統が非常に重要な世界。「ウイポ」でもその奥深さを心行くまで味わいましょう。

距離適性が1000m~1100m。走れるレースが限られ過ぎるウマが誕生することだってあります

能力がパラメータで表示される「ウイポ」ではスピードの能力が最も重要な項目。ただ、どんなに最高速が優れていても距離適性や芝適性、その他の条件が整わなければ活躍は難しいもの。当然ながらウマたちはお父さんとお母さん、そしてその祖先の特徴や能力を受け継ぎます。

基本的に種付けでは「配合評価」と「爆発力」を気にしながらも、同じような特徴の馬ばかりにならないよう散らした配合を進めていくのがスタンダードなやり方(同タイプのウマばかりを集めたい場合はまた話が変わりますが)。近親のウマ同士の配合は危険ですので、孫の代になって「同じ血統ばっかりになっちゃった!」と困らないように気をつけましょう。

めちゃくちゃ複雑に見えて、本当に複雑です。でも、ひとまずは評価が高いものを選ぶだけでも大丈夫!

この「配合」がね……「ウイポ」最大の魅力にして無限の可能性を秘めたこだわりポイントなんですよ。種付けから競争登録までの時差も絶妙で、例えば2021年の春に種村けした馬は2022年に産まれ、実際に能力が判明してレースに出場できるようになるのは2024年になります。現役の兄貴たちがバリバリ活躍している裏であまり有望な弟たちが育っていなければ先行き不安ですし、逆もまた然り。

こちらは極稀に発生する「高能力馬確定演出」です。激アツです

種付け当時は最高評価の配合だったのに意外とパッとしない馬が産まれてくることも珍しくなく、意外な組み合わせが爆発的な活躍を見せるケースも。この「思い通りに行かない」要素が病みつきで、時には異なる血を求めて海外の馬を購入したり、悪くない能力の馬も譲って資金にしたりするアイデアも必要ですが、せっかくデビューした馬たちは出来るだけ活躍できるように精一杯尽くしてあげましょう。

「絆コマンド」を使えば愛馬の能力を底上げすることも可能ですが、強力なものほど希少なので使いどころには悩みます

気付けばあなたも立派なホースマン

以上、めちゃくちゃ要点をかいつまんでではございますが「ウイポ」の楽しみ方を紹介してきました。特に配合については本当に奥が深い仕組みになっているので、興味を持った方は是非とも詳しく調べてみてください。

1月には現役馬たちの大まかなスケジュールを組み、4月には産まれた幼駒の能力を見て、6月の種付けを経て、夏以降のデビュー&大舞台ラッシュを楽しみ、年末の各表彰を経て引退馬を労う。

こんなサイクルが無限に続くので、筆者は気付けばゲーム内で100年以上の時を過ごした作品もありました。世の中には999年以上のプレイを敢行している猛者もいるとか……それだけ歯応えのあるゲームということです。

専門的な用語はゲーム内の辞典でほとんど網羅されています

もちろん手軽に遊びたい場合はオート進行でサクサクと年数を重ねることが可能ですし、そもそも土台作りが面倒な場合は能力エディットもできてしまいます。うーん、やっぱり無限に遊べますね。

この記事を執筆している最中には2022年4月に『ウイニングポスト9 2022』の発売も発表され、ますます良いタイミングと言えるでしょう。今すぐにはちょっと、という方は『2022』を待つのも良いですし、引継ぎ特典もあるので、頻度は多くないですがセールを待って現行作を遊ぶのも吉。

ぜひぜひ、このビッグウェーブに乗って競馬ゲームにも手を出してみてはいかがでしょうか。


《ハル飯田》
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