エレクトロニック・アーツは、第3四半期決算報告資料を発表しました。発表された資料によると、同社はおよそ40年の歴史の中で最高のQ3業績を記録したとのことです。
2021年11月19日に発売された『バトルフィールド 2042』は初動から頻発された不具合などによりレビュー評価で苦戦したこともあり振るわなかったものの、『Apex Legends』は月間アクティブプレイヤーが前年比30%も上昇しました。
またEAネットワーク上のユニークアカウント数は5億4000万以上に成長し、更にEAの全タイトルにおいてプレイヤーが同社のゲームに費やす時間が、前年比で20%近く増えたことが業績拡大の大きな要因となったようです。
期待された販売本数には届かなかったものの、『バトルフィールド』シリーズの収益はEA全体の約10%未満ほどの割合でしかなく、さほど影響を及ぼさなかったと言えます。
同社CEOのAndrew Wilson氏は『バトルフィールド 2042』はコロナ禍での開発だったこともあり苦戦したと延べ、またゲーム内のデザインがプレイヤーの心に響かない部分もあったとも言及しました。同氏は、DICEは発売当初に苦戦したゲームの立て直すことに慣れているとして、これからも時間をかけてしっかり成長・進化・改善させる姿勢を見せています。