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エルデの王となれ、ただしボタン9個で──人は『ポップンミュージック』専用コントローラーで『ELDEN RING』を遊ぶことができる

今回は完全に自分がやりたいだけの企画です。「出来らぁっ!」「ポップンミュージック専用コントローラーでエルデンリングが遊べるって言ったんだよ!」「こりゃあどうしてもエルデンリングをポプコンで遊んでもらおう」「え!!ポプコンでエルデンリングを!?」

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エルデの王となれ、ただしボタン9個で──人は『ポップンミュージック』専用コントローラーで『ELDEN RING』を遊ぶことができる
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まもなく5月ということで、暑い日も珍しくなくなってきた近頃ですが、読者(ルビ:褪せ人)のみなさんにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。私はというと……

昨年購入した「pop'n music専用コントローラ プレミアムモデル」(以下ポプコン)と、同時期にリリースされたPC用ソフト『pop’n music Lively!』で、ゲームセンターに行かずともおうちポップンを満喫しております。

もちろん、お仕事ゲーマーでも、趣味ゲーマーでもあるため『エルデンリング』などポップン以外のゲームも嗜んでいますが、ここでちょっとした問題が発生してしまうんですよね。ポプコンがかさばって準備と片付けが面倒。

ゴチャついてますが机の上にポプコンを置いた図。XBOXoneコントローラとの比較でサイズ感がわかるでしょうか。

キーボードと大きめのマウスパッドを覆い尽くすようなサイズ感のため、一旦両方ともどかして……ポプコン置いて……キーボードはテンキー使う用に近くに置いて……とゴチャつきます。もちろんそれを毎回行ってでも遊びたい程度にはポップンが大好きなので構わないのですが。

そんなセットアップを連日行っているうちに、頭の中の金仮面卿がこうささやいてくれました。すべてポプコンで済ませればいいんだと。

入念な準備が褪せ人を強くする

なるほどビッグアイデア、とさっそく下準備にかかります。エルデンリングを起動し、そもそもポプコンにキーバインドが可能なのかチェック……が、残念ながらそのままでは設定できないようす。そのため「JoyToKey」でキーボード入力を変換して設定していきます。ただ、ポップンミュージックは9つのボタンを叩いて遊ぶゲームです。エルデンリングのあの複雑な操作をすべて設定することはできないため、取捨選択が必要。筆者はこの9種類を設定しました。

左手で操作するエリアの4つのキーを移動に。いわゆるWASD操作の感覚で動かすためです。この時点で半分近いボタンが占有されてしまう……。左の青ボタンはロックオンに。ボタンが9つではカメラ操作もままならないため、前進とロックオンを片手で押せる位置においておき、敵が近くにいない場合はカメラが自キャラの向いているほうにリセットしてくれる機能を有効活用します。右手で操作するエリアのボタンにはそれぞれ回避、ジャンプ、弱・強攻撃をセット。最低限の戦闘はこなせます。最後に中央上部にある小さな2つのボタン。9つのボタンとさんざん言っておきながらこのボタンもちゃっかり利用してアイテムを使えるようにしておきます。卑怯とでもなんでも言うがいい!生きのびるためならなんでも利用してやる!

かくして、カメラ操作もおぼつかず、左手での攻撃もできない、戦技は初日に忘れた貧弱褪せ人が誕生しました。

将来は鎌倉でカフェを経営したいと思ってそうな顔になりました。

いざ冒険の旅へ……といきたいところですが、道中はなんとも操作がおぼつかず、ポンコツ褪せ人がふらふらさまようだけのため、ボスとの死闘をご覧いただければと思います。

Battle 1「vs還樹の番犬」

まずはリムグレイブの地に降り立った褪せ人を容赦なく切り刻む石造りの刺客「君、ネコじゃないの?」でおなじみ、還樹の番犬とのバトルです。こちらは棍棒でぶっ叩くことしか攻撃手段がないため、とにかく相手の攻撃を回避→ジャンプ強攻撃の繰り返しで対抗します。カメラ操作の自由のきかなさゆえの間合い詰めミスなどが目立ちますが、相手のダウンにあわせた致命の一撃なども利用して、なんと2回めの挑戦で撃破。いける、いけるぞ!

Battle 2「vsかぼちゃ兜の狂兵」

※00:41の部分は相手のあまりの強さに動揺して当たり前のようにコントローラーで移動させてました

続いてはリムグレイブの宿場跡に潜むマッシヴウリ目ウリ科・かぼちゃ兜の狂兵に挑みます。相手はスキのない連続攻撃が得意な強敵、焦って聖杯瓶を連続で飲み干すといったミスも見られます。さらには還樹の番犬戦で有効だったジャンプ強攻撃がほぼすべて兜の部分にヒットしてしまいダメージが通らず、敗北を重ねてしまいます。

しかし、2時間近い死闘の末、勝利への道筋が見えてきました。相手の攻撃は離れるようにではなく、逆に相手に向かって回避を徹底。攻撃はダメージは小さくともスキの少ない弱攻撃を重ねていくという「とにかく相手の膝を執拗にぶっ叩く戦法」が誕生。本当の狂兵はどっちだと言われかねない物騒きわまりないムーヴで、勝利をもぎ取りました。


結果を見れば2-0でポップン褪せ人の勝利です。心の中でダブルピースが止まりません。ここまでやれるとは思いませんでした。9つ(11個)のボタンだけでもボスは倒せるのだぞと、声を大にして言いたいですね。しかし、今回挑戦したのはいわゆる中ボス、次回があるなら忌み鬼マルギットを標的にしようと思います。

おまけ:テスト録画で音が入っていなかったvsファルム・アズラの獣人。

まさかの1発撃破。攻撃でひるんでくれるのをいいことに「これは他のボスもなんとかなるわ!」「人はパリィのみにて生くるものにあらず」そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。


《KADEN》

三度の飯とゲームが好き KADEN

1986年、横浜に生まれ落ちる。祖父が持っていたPC9800シリーズとFM-TOWNSによって目覚め、Dreamcast版タイピングオブザデッドに教育され、正月に購入したHalf-Life 2とBattlefield 2によって後戻りできなくなる。 最近はゲームにかこつけて料理の記事も上げたりする。

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