最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。
今回は2022年5月13日にBrilliant Game StudiosよりSteam早期アクセスが開始された『Ultimate Epic Battle Simulator 2』について生の内容をお届けしたいと思います。
『Ultimate Epic Battle Simulator 2』とはアメリカ軍100万人VS恐竜100万体といった、現実では不可能な時空を超えた戦いが出来るシミュレーションゲームです。登場する生命体は米軍や赤軍、ローマ帝国軍といった人類だけでなく、恐竜やゾンビ、オークなど非現実的な生物も参戦しています。
デベロッパー・Brilliant Game Studiosは2020年に「The Black Masses」を発売しており、こちらはクリーチャーとなった数十万人の島民からパルクールで逃げるか、スキルを駆使して立ち向かうゲームとなっています。前作の『Ultimate Epic Battle Simulator』は2017年に発売しており、YouTubeでは○○100万体VS最強の○○といった動画がアップされ人気がありました。そんな『Ultimate Epic Battle Simulator』は、5年の時を経て『Ultimate Epic Battle Simulator 2』となりました。
『Ultimate Epic Battle Simulator 2』の実内容に迫る!
『Battle Simulator』を銘打っている通り、本作でできるのは基本的には「戦闘をすること」のみ。ストイック極まりない作りですが、それでもこれから起きるだろう夢の戦いに胸躍るところです。
まずは、戦場となるマップと参戦させる生物を選択しましょう。本作では「動物(犬や鶏)」、「第二次世界大戦時代の兵士(米軍や赤軍、独軍)」、「ローマ帝国軍」、「ゾンビ」などなどのユニットがあり、PCが持つ限りはなんと1億体以上が召喚可能です。また、チームを結成することができ、米軍&赤軍というドリームチーム?も結成することができます。マップは5種類あり、用意されているのは、マップ中央に山岳要塞がある「オリンパス」や砂漠地帯が広がる「エジプト」などです。
参戦させたいユニットや登場ユニット数、チーム、マップを決めた後は、いよいよゲームの開始です。なお、登場させるユニット数があまりにも多いと、ロード中にゲームが落ちる可能性がありますので注意が必要です。
定番の戦い?WW2アメリカ軍1万人VSゾンビ10万体!!
まず最初に召喚したのはWW2アメリカ軍とゾンビ軍団。WW2時代のアメリカ軍は「プライベートライアン」や「父親たちの星条旗」、ゾンビは「ワールドウォーZ」や「バイオハザード」など、どちらも映画でお馴染みのユニットです。
もちろんユニットごとには、攻撃範囲を含む性能差が当然のように存在しており、同数の戦いでは、遠距離からゾンビが一方的に殲滅されて終了しました。哀れゾンビ軍団……。しかし奴らは群れで来る!群れの力こそが幾多の作品で描かれたゾンビの力のひとつでしょう。そのため、兵力差を10倍にしてリベンジを目指してみます。
結果、ゾンビ軍団はアメリカ軍に迫ったものの、圧倒的な火力の前には無力でした。アメリカ軍の掃射を超え、倒す事は中々に厳しいようです。キルレートは……1万!アメリカ軍はたった10人の損害で10万体のゾンビを駆逐したことになります。
今度こそ米軍に勝てるのか?!VSローマ帝国軍&近世戦列歩兵!
先程の戦いはアメリカ軍の圧倒的勝利に終わりました。先の戦いを見る限り、ゾンビを更に増やしたところで、アメリカ軍に勝利するのは厳しいでしょう。そこで、人類の敵はいつだって人類、という事で次はローマ帝国軍とイギリスの「レッドコート」をそれぞれ5万体召喚し、アメリカ軍1万人に挑むことにしました。レッドコートは古いとはいえ銃器をたずさえているだけに、十分な戦果も期待できるところでしょう。なお、レッドコートという呼び名は、イギリス戦列歩兵の赤服から来ており、あまりの分かり易さに当時、恰好の的になったとか。
アメリカ軍とレッドコートはそれぞれが射程圏内に入り交戦を開始しはじめたが、ローマ帝国軍は近接戦闘しか行うことが出来ないため、屍を積み上げながら進軍し、惜しくもアメリカ軍に届かず壊滅しました。先程の戦いではゾンビ軍団を一方的に殲滅したアメリカ軍、接近するローマ帝国軍に気を取られ、レッドコートの銃撃により数百人撃破されてしまいました。
結果、アメリカ軍はローマ帝国軍5万人を倒しましたが、レッドコートの兵力には勝てず、ローマ帝国軍&レッドコートチームの勝利となりました。
軍団を指揮せよ!RTSモードで更なる戦い
これまでの戦闘はAIによる自動戦闘でしたが、実は本作、自分でユニットを操作し戦う事も出来ます。
操作したいユニットをドラッグでまとめて選択、画面下の左から「移動」、「移動して攻撃」、「ユニットの行動をキャンセル」の指示を出すことができます。右の盾や剣のマークからは、「常に攻撃」、「常に防御」、「バランスよく攻撃と防御」と接敵した際の命令を出せます。
ここまで紹介してきた『Ultimate Epic Battle Simulator 2』ですが、魅力的なのはなんと言っても、圧倒的なユニット数です。PCスペックによるものの、史実のWW2時代のアメリカ軍よりも膨大な1億人だって、このゲームではお手軽に召喚することができます。更にファンタジー上のゾンビやオークなど、様々なユニットが登場する点も魅力的です。例えば、「鶏が突如覚醒し人類に敵対しはじめたら」や「WW2の最中、異世界からオーク軍団が出現し人類が立ち向かう」など、様々なシチュエーションを楽しむことができます。このゲームの言語に日本語はありませんが、どれも簡単な単語であり、英語のままでも問題なくプレイすることができました。
早期アクセスは開始から3、4ヶ月後の終了が予定されているようです。早期アクセスでは、サンドボックスモードのみプレイ可能でしたが、製品版ではキャンペーンモードやModサポートを行うとの事です。Modではキャンペーンやマップ、ユニットを作成し、Steamワークショップにアップすることができます。ゲーム本体価格は早期アクセス中と変わらず2,050円のままとなる見込みです。是非、このゲームに興味を持った方は、購入を検討して欲しいです。
『Ultimate Epic Battle Simulator 2』はSteam早期アクセスにて配信中です。
タイトル:Ultimate Epic Battle Simulator 2
対応機種:PC(Steam早期アクセス)
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2022年5月13日
記事執筆時の著者プレイ時間:1時間
価格:2,050円