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【吉田輝和の絵日記】話題のベルトスクロール『TMNT: シュレッダーの復讐』って“やられ方”まで可愛いのスゴくない?

タートルズの面々とサワキちゃん、エイプリル、スプリンター先生以外のキャラ名覚えてなくても全然楽しめました。

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【吉田輝和の絵日記】話題のベルトスクロール『TMNT: シュレッダーの復讐』って“やられ方”まで可愛いのスゴくない?
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中学~高校の頃の僕は、不良ってわけでも悩みがあったわけでもなく、ただ「面倒臭い」の一点だけで、よく学校をサボってゲーセンに通っていたものです。

当時のゲーセンは、格ゲーと音ゲーが盛り上がっていたこともあって、ベルトスクロールアクションの筐体は、ゲーセンの奥の方に追いやられていました。僕は、そんなゲーセンの奥でベルトスクロールアクションに夢中になって学校生活のことなんか忘れていたのですが、それも束の間、携帯電話の着信音が鳴り、全てが終わりを告げます。そう、担任教師の連絡によって息子の無断欠席に気付いた母親が、怒りの電話をかけてきたのです。

ただ、サボりがバレる確率は3割程度だったので、僕は懲りずにベルトスクロールアクションを楽しんでいました。というか、ギャンブルをするようにサボりがバレるかバレないかのドキドキハラハラ感も楽しんでいましたね。

今回は、Tribute Gamesが手掛け、DotemuとGamera Gamesから発売された 『Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder's Revenge(ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐)』のPC版。「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」(以下「TMNT」)は、今更僕が説明するまでもない人気アメコミ作品で、映画やアニメで知っている人も多いでしょう。本作は、そんな「TMNT」を原作としたベルトスクロールアクションで、スーパーファミコン時代を思い起こさせるレトロ調なグラフィックが特徴です。さらに、最大6人までのローカル/オンライン協力プレイに対応しています。

少年時代からベルトスクロールアクションを愛してきた僕にとって、非常に気になるタイトルですが、その出来はいかに!?

可愛いのはグラフィックだけじゃない!演出もカワイイ~!

本作には、プレイの途中でセーブができる「ストーリー」と、限られたコンティニュー数で全ステージを攻略していく「アーケード」のふたつのモードが用意されている。

ストーリーモードの方が気楽に出来そうだし、こっちからプレイしよう。

まずは操作キャラクターの選択だ。タートルズの4人に加え、タートルズの師匠であるスプリンター先生と女性記者のエイプリルの6人が選択できる。あとで知ったんだけど、隠しキャラも用意されているみたいだ。

レオナルドはオールマイティーで、ミケランジェロは速さに優れている。キャラクターごとに能力に違いがあるんだな。僕はパワーキャラが好きなので、攻撃距離は短いけどパワーが強いラファエロを選択したぞ。

難易度はよゆう・ふつう・ムズいの3段階がある。とりあえずふつうでいいかな!

基本のアクションは、攻撃、必殺技、ジャンプ、バク転の4つだ。

攻撃ボタンを連打するだけでコンボが繋がる。攻撃+必殺技ボタンの同時押しで対空技が発動できるぞ。操作は簡単だ。

必殺技を発動するために必要なゲージは、敵との戦闘で少しずつ溜まっていく。また、挑発を行うことでもゲージは溜まる。

挑発のモーションはキャラクターごとに違っている。僕が一番好きなのはラファエロの挑発モーションだ。

お調子者の彼らしく、コミカルなダンスを踊っていてとても可愛いのだ。

って、再現しようとしたけど、おっさんがやっても……可愛くねえな。

また、ダメージを受けた時の描写も可愛らしくて「この攻撃を受けたらどうなるんだろう?」と、わざと敵の攻撃に当たりにいってしまう。

ザコ敵の行動も可愛らしい。

近付くとこちらに気づいて襲いかかってくるのだが、それまでは携帯ゲーム機で遊んでいたり、PCに向かってお仕事をしていたり、アイスキャンディーをペロペロしていたり、それぞれ思い思いのことをしている。

ザコ敵の行動が平和過ぎて、正義はこちらにあるはずなのに、なんだか悪いことをしている気分になるな……。

そしてステージの最奥ではボスが待っている。シリーズファンにはお馴染みの敵なんだけど、僕が「TMNT」を見ていたのは小学生の頃だったこともあり、記憶もおぼろげ……。

イボイノシシとサイの敵がいたな……え~~っと、名前なんだっけ。

そこまで仲良くなかった同級生とバッタリ会った時のような気持ち……。

協力プレイは最大6人参加可能。数の暴力をくらえ!

ステージをクリアすると、ステージ選択マップの画面に移動する。ストーリーモードでは、何度も同じステージをプレイできるぞ。

本作には、キャラクターのレベルアップや、ステージごとのチャレンジ、隠しアイテムなどの要素があるので、僕は、ちょくちょく過去ステージに戻っていた。一回で全要素をクリアするのは、僕の腕前じゃちょっと無理だったぜ。

隠し通路とかアイテムとか探すの好きなんだよな~。ついついそこかしこを殴っちゃう。

操作にも慣れたし、そろそろオンライン協力プレイをやってみようかな。

やはり協力プレイの醍醐味は、自キャラがダウンした時、他のプレイヤーに復活させてもらえるところだろう。

本作でも仲間の復活はできるのだが、その方法はちょっと独特で……

ダウンした仲間に無理やりピザを食わせるのだ!

ピザは完全栄養食……!

ソロでは苦戦したボスも、マックスの6人で挑めば……数の暴力&ピザパワーでボッコボコに出来るぞ!

ゲムスパ読者と協力プレイをしてきた!

Steam版では「Remote Play Together」に対応しているので、誰か1人がゲームを持っていれば、ゲームを持っていない人でも一緒に協力プレイができるぞ。

せっかくだから「Game*Spark/インサイド公式ディスコードコミュニティ」で参加者を募集してみたんだけど……集まったのは2人だけ。その内1人は絵日記の編集担当なので、参加してくれた読者は1人だ。

これは僕の人望がないわけじゃなく、プレイの時間が「ゼノブレイド3 Direct 2022.6.22」の放送と被っちゃっていたし……ね?

……そうだよな……本当にそうかな……自信なくなってきた……。

参加枠は半分余っちゃったけど、メンバーはみんな子供の頃から「TNMT」の映画やアニメに触れてきた世代だったので「あ、コイツめっちゃ懐かしい!」「うわ~、サイの敵いたな~」「映画は、着ぐるみの90年版しか認めない」などの話題で大いに盛り上がった。

僕は、すでにストーリーモードをクリアしていたので「連打攻撃のあとに対空技を出して、ダイブアタックを決めればお手軽にコンボが繋がるよ」などと先輩風を吹かしまくっていた。

仲間が倒れた時には、率先してスッと手を差し伸べるつもりだったんだけど……

あ、間違えて挑発ボタンを押しちゃ……これじゃ悪ノリするクソガキだな……。



全16ステージのストーリーモードは2時間ほどでクリア出来ました。

前述したとおり、「TMNT」についての記憶はかなりあやふやでしたが、ゲームとして十分に楽しめました。原作を知らない人でも大丈夫だと思います!また、操作キャラクター以外にも、ザコ敵やボスにいたるまでモーションがコミカルで可愛らしく、細かく作り込まれていました。

僕と一緒にプレイしてくれた読者によると「Remote Play Together」では遅延もなく快適にプレイ出来たそうです。あと従来のオンラインプレイ時も遅延やエラーに遭遇することはありませんでした。

難点を挙げるとすれば、タートルズの4人の見た目の差がほとんどないので、協力プレイ時に自キャラを見失うことがよくあるくらいでしょうか。

コンボも簡単に繋がりますし、必殺技ゲージも挑発1回で溜まるので実質使い放題ですし、ベルトスクロールアクションとしては難易度は低めに感じました。同ジャンルにあまり馴染みがない人でも十分に楽しめると思います!

『ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐』は、PlayStation 4/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)/ニンテンドースイッチを対象に配信中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「先輩がうざい後輩の話(一迅社)」や「吸血鬼すぐ死ぬ(秋田書店)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場している。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。吉田輝和個人のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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