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グラフィックボード価格が低下の動き―旧世代の在庫処理を目的にしたメーカー値下げも

様々な要因で高止まりしていたグラボ価格が、ようやく落ち着きを取り戻しつつあります。

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グラフィックボード価格が低下の動き―旧世代の在庫処理を目的にしたメーカー値下げも
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昨年から今年にかけて、複数の要因により価格が高騰していたグラフィックボードですが、ようやく落ち着きを取り戻しつつあります。

コンピューターの描画性能に大きく関わるグラフィックボードは、新型コロナウイルスによるサプライチェーンの混乱や仮想通貨のマイニング需要、また転売といった理由により、高騰以前と比較しておよそ2倍から3倍程度の価格で取引されていました。

その対策としてマイニング性能を意図的に低下させた「LHR」仕様のものも投入されましたが、物理的な改造による機能の解除や非LHR仕様のドライバーの流出などにより価格高騰は継続。ミドルクラスで想定価格が8万円程度の「GeForce RTX 3070」で11万円から12万円、ワンランク上で想定価格が11万円程度の「GeForce RTX 3080」でおよそ23万円といった状況でした。

しかし、仮想通貨であるイーサリアムのアルゴリズム変更による需要の低下や、今年秋から来年初頭にかけて次世代となる「NVIDIA RTX4000シリーズ」および「AMD RX7000シリーズ」の発売が予定されていることなどから、ようやく価格が低下しつつあります。

一部では、在庫処理を目的にしたメーカーの動きも報じられており、さらなる価格低下も期待できる状況です。

パソコン関連を主に扱うツクモネットショップも、「RTX3080も!税込94,800円から!」や「RTX3060が!税込46,800円から!」といった呟きをツイート上にしています。

一方で、依然として解消の気配すらみられない半導体不足や円相場の先行き不安、また半導体製造大手の「TSMC」の価格引き上げなど、再度価格が上昇に転じかねない要因も複数あることから、今後価格がどのような動きを見せるかは未だ不透明ではあります。

次世代を待ってその性能を満喫するか、はたまた旧世代の安さをとるか。欲を言えば待ってばもっと安くなるかもしれないし。このように、ゲーマーにとって今の時期こそ一番悩ましいタイミングではないでしょうか?



《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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