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ヘビゲーム × 弾幕アクションゲーム『Last Command』で新感覚の弾幕体験をその身に浴びろ【プレイレポ】

襲い掛かるは槍に鉄球、果てはトランプ…高難易度な弾幕が君を待ち受ける!

連載・特集 プレイレポート
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CreSpiritは10月25日にヘビゲーム × 弾幕アクションゲーム『Last Command』をリリースしました。本稿ではプレイレポートにてその独特な操作性と、個性豊かな敵の弾幕の魅力をお届けします。

◆Last Command。それはプログラムに課せられる使命。

『Last Command』は入力した方向キーの方へ進み続けるヘビゲームの操作性と、弾幕シューティングのような個性的で美しい攻撃を避けながら敵を倒すアクションゲームです。

謎の声に導かれ、見知らぬ場所で目が覚めるプレイヤーの分身である「PYHHON」。自分のサポートプログラムを自称する球体と出会うやいなや、「ここはもうすぐフォーマット(初期化)されるので脱出しよう」と命じられます。電子空間を思わせるビジュアルのマップを彷徨うなか、落ちているテキストデータでこの世界では人間が身体を捨てて二次元化する計画が実行されていることが分かります。

脱出した先で出会ったのは「フェイ」という可愛いらしい少女。彼女と一緒に、自分の使命「ラストコマンド」を見つける旅に出ることになります。

◆襲いかかる弾幕は特性を理解して避けよ。そして己を信じて撃ち込め!

フィールドマップでは探索アクションのように、ダッシュや低速移動を駆使して障害物を避けながら目的地へ進みます。目的地にたどり着くと、戦闘が開始されます。

回転や移動する壁をダッシュや低速移動を駆使して、目的地まで探索します。そのほかにもダッシュ禁止床など様々なギミックが行く手を阻む。

〇装填し、狙って、撃つ!そしてトドメのダッシュで決めろ!

本作では強制スクロールシューティングのようにボタンを押していると自動で弾が出る訳ではありません。

攻撃するためには、まず画面に散らばっているデータを集めます。データが溜まった状態で攻撃解析モード(低速移動)に移行すると、攻撃動作に入ってデータを敵のハートに撃ち込むことが出来ます。撃ち出すデータはホーミングで相手のハートまで飛ぶので、狙う必要は無し!攻撃解析中に敵の攻撃に当たらないようにして攻撃することが重要です。

データを撃ち込み続け、ハートを100%にすると敵は弱体化。接近してダッシュすることで相手に大ダメージを与えられます!

一閃!といったエフェクトがカッコよくて爽快感抜群です。

この一連の流れを繰り返して画面右上に表示されている敵HP(ゲーム上はディフェンスレイヤーという名称)を0にすると勝利です。

一発ずつ撃って確実に攻めたいところですが、一定時間攻撃を与えないとハートの%が少しずつ減ってしまいます。

そこで、一定数データをため込むことで発生する高効率状態で攻めたいところです。高効率状態では移動速度の上昇やデータをウェイトタイム無しで撃ち込め、一気にダメージを与えるのに最適です。何より連続攻撃がとっても気持ちいい…!

ですが、データはため込むと自機の後ろにくっついて、これ自体にも当たり判定が生まれるので、敵の攻撃が当たりやすくなります。ため込んでいざ攻撃、といった瞬間に敵のオブジェクトに当たってデータが飛び散って集め直し、なんてことも。そして慌てて拾い集めようと思ったら敵の攻撃に当たってピンチ、みたいなシチュエーションに何度も遭遇しました。

地道に当てるか、一気に仕留めるか。駆け引きが悩ましいところです。

〇様々な特徴を持つ敵オブジェクトを避けろ!

敵プログラムも、ただではやられません。様々な色と特徴を持つ 弾幕…オブジェクトを駆使してきます。

一番スタンダードとなるのが赤色のオブジェクトです。見た目通り、当たればダメージをくらうのでダッシュや低速移動で上手く避けていくのが基本戦術となります。

オレンジ色のオブジェクトは基本は灰色で表示されていますが、こちらが攻撃解析状態になると、色が変わり当たり判定が発生します。うっかり灰色状態のオブジェクトの上で攻撃解析を始めると思わぬダメージをもらうので注意が必要です。

こちらが有利になるオブジェクトもあります。紫オブジェクトは普通に触れるとダメージを受けますが、ダッシュで当たるとオブジェクトが消えてダッシュがもう一度できるようになります。放置していると赤オブジェクトをばら撒くこともあるので、積極的にダッシュで消しに行きましょう!

青色のオブジェクトは、自機が止まっている間はダメージが発生しません。回避不可能な形で迫ってくるシチュエーションが多いので、青色が見えたらいつでも止まれるように準備しておきましょう。

向かってくるオブジェクトが1種類なら難なく対応できますが、2種類以上のオブジェクトが同時に襲い掛かってくるとかなりやっかいです。オブジェクトの特徴を念頭にデータを取得して攻撃しなくてはならないのが難しいところです。

なかには、色の見た目と特性をごっちゃにするボスも出現します。こうなると混乱必死!速攻で倒すように心がけましょう。

〇難しいと思ったら…

弾幕シューティングの要素があると聞いて、尻込みする方もいると思いますが、安心してください。殆どのボスのHPにはチェックポイントが用意されており、やられてもそこからリトライできるのです。強いボスにやられて初めから…に挫折した経験のある人でも、これならもうちょっとでいける!と希望が持てます。

もしボス戦が難しいと感じたら、モジュール(装備)の変更がおすすめです。フィールドを探索すると、ボックスからモジュールを手に入れられます。

4つのスロットに1つはボタンを押すと発動するアクティブ系、残り3つにパッシブ系を自由に入れます。同じ色を2つ以上入れるとモジュール共鳴が発生するので出来るだけ色を揃えて能力を底上げするのがおすすめです。

それでも難しいと感じたら、思い切って一番簡単な「ビギナー」を選択するのも手です。与ダメージと被ダメージが少し変化するほかに、リトライ時に段階的に敵の弱体化が出来るようになります。

弱体化させずにリトライも可能なので、「もう少しで勝てそうなのでこのまま頑張ってみたい」と挑戦することも可能。初心者だからといってなんでも倒しやすくするのではなく、チャレンジの選択肢を多くしている良調整です。

◆日本語翻訳は現状難ありだが、少女が兄達のために旅立つ展開が泣ける

現在日本語の設定はあるものの、ところどころ不自然なのは否めません。公式からは今後日本語訳をバージョンアップで改善するとのお知らせも出ております。

ですが現状でもストーリーの流れは十分把握でき、その内容も王道展開で好感触です。

最初のサーバーで出会ったAIプログラムのフェイには3人の兄とお爺ちゃんがいます。サーバーを維持するため一緒に巡回していると、兄達とお爺ちゃんが次々と暴走し襲い掛かってきます。この世界にはもうウイルスは存在せず、セキュリティAIプログラムである彼らは使命を全うできず、彼ら自身にバグが起きていたのです。

彼らは封印するほかなく、戦闘が終わるたびにフェイと兄達との回想が流れ、泣かせに来ます。

フェイは兄達が元に戻る方法を探すべく、外へ旅立つのがストーリーの序盤です。プログラムたちが存在意義を失って自己矛盾に陥っていく様、無機質で物悲しいフィールドと寂しげなピアノのBGMが作品への没入感を高めており、ストーリーの展開も魅力的です。


新感覚のシューティングアクションに、サイバー空間が舞台のSFストーリーが魅力的な『Last Command』は現在Steamで発売中。今冬にはニンテンドースイッチ版も発売予定です。Steamではデジタルアートブックやサウンドトラック、自機の形を変更できるなどといった要素を開放できるExtraパックも販売中です。

タイトル:Last Command

対応機種:PC(Steam)

記事におけるプレイ機種:PC(Steam)

発売日:Steam 2022年10月25日

記事執筆時の著者プレイ時間:8時間

価格:1,599円


《しじま 連》

雑食半熟ゲームライター しじま 連

縁があってゲームライター。ゲーム、漫画、アニメ、映画、小説、雑多に手広くイイ感じに手を出してる。ゲームはインディーゲームを中心にRPGやアドベンチャーゲームを好みます。

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