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ボクシングACT『Punch A Bunch』―本作のゲームシステムには、キックボクシングをやった経験が活きている【開発者インタビュー】

開発者によると「一発一発のパンチやキャラクターの動きに感情移入して欲しい」とのことです。

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ボクシングACT『Punch A Bunch』―本作のゲームシステムには、キックボクシングをやった経験が活きている【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Pontypants開発、PC向けに1月21日にリリースされたボクシングアクション『Punch A Bunch』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、新人ボクサーとして多くの試合を戦い抜いていくボクシングアクション。能力値やレベルなどはなく、己の肉体と技術だけを頼りに勝利を掴み取っていきます。上半身の使い方とパンチを放つタイミングが重要。記事執筆時点では日本語未対応です。より詳しいゲーム内容についてはプレイレポをご覧ください

『Punch A Bunch』は、1,700円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Pontus本作を一人で作ったPontusです。プログラミング、アート、そして音楽まで、本作はすべて自分一人で作りました。好きなゲームというのはその時々によって変わるので難しいのですが、特に楽しんだ作品は『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』『Hollow Knight』『The Witness』ですね。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Pontus私は7歳の頃からゲームを自分で作ってみたいと思っていたのですが、プログラミングは独学ではできないと思い、諦めていました。大人になると、映画業界でビジュアルエフェクトアーティストとして何年も働き、2016年にUnityでのゲームプログラムの仕方に関するコースを購入したのです。ゲーム開発を学ぶためにたくさんの時間を費やしましたが、自分で実際に作れるような良いゲームアイデアはありませんでした。

それから数年後、私は空いた時間を使ってキックボクシングを始めたのですが、これに夢中になり、このスポーツに関連するゲームを探したのですが、それほど多くは見つけることができなかったのです。こういったことから、私はとてもシンプルなボクシングゲームのプロトタイプを作ることに繋がり、これが結果的に本作になっていったのです。また、私はYouTube向けに動画を作っていましたので、ゲーム開発を最初から最後までドキュメンタリーにしたら面白いのではないかと思い、これも実際に行いました。

――本作の特徴を教えてください。

Pontus一番の特徴はボクサーの操作方法です。左アナログスティックを使ってキャラクターを移動させ(これは一般的ですね)、右アナログスティックで上半身を動かします。上半身の動きとパンチを組み合わせることで、異なるタイプの攻撃をすることができるのです(これはあまり一般的ではなく、他のゲームでも見たことのないものです)。

私はプレイヤーに、一発一発のパンチやキャラクターの動きに感情移入して欲しいと思いました。個人的には各攻撃が各ボタンに振り分けられているようなゲームは、あまり感情移入ができないためあまり好きではないのです(Xボタンはジャブ、Yボタンはアッパーカット、みたいなものです)…個人的な意見ですけどね。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Pontusゲームプレイの基本となる部分は、90年代の『スーパーパンチアウト!!』のようなゲームから影響を受けています。アートスタイルは、主にニンテンドウ64世代のグラフィックから影響を受けました(モダンな感じも付け足していますが、シンプルさとはっきりとした色合いは残すようにしています)。また、ゲームプレイシステムは私がキックボクシングをやった経験から大きな影響を受けています。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Pontusもちろん不可能ではありませんが、今はまだゲーム自体も小規模ですし、私は他の言語に対応させる余裕がありません。しかしそれもいつか変わるかもしれませんよ!とはいえ、正直言って、本作において読まなくてはいけないことはさほどありません。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Pontusいいえ、私は自宅で一人で作業をしています。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Pontusもちろんです!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Pontus私は80年代や90年代の日本のゲームの大ファンですし、フロム・ソフトウェアのゲームも大好きです。これらのゲームが持つ難度や容赦ないゲームプレイこそ、私が小さな頃からゲームにハマってしまう理由でした。私が作るゲームにも、これらのゲームを遊んだ経験が活きています。日本の皆さんにも、本作を楽しんでいただけると嬉しいです。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。






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