今回は、Avalanche Softwareが手掛けた『ホグワーツ・レガシー』をPS5でプレイ!本作は「ハリー・ポッター」の世界を冒険出来るオープンワールド・アクションRPGです。
プレイヤーは、ホグワーツ魔法魔術学校に五年生から編入した生徒になり、様々な呪文を学び、魔法界の運命を決定づける戦いに挑んでいきます。

なんて知ったようなことを書きましたが、実は原作小説や映画はほぼ未履修なんですよね。映画の第一作をテレビで少し見た程度です。
そんな1ミリくらいしか原作を知らない僕でも楽しめるのか確かめてみます!
◆ホグワーツに編入生がやってきた!

主人公は、ホグワーツ魔法魔術学園に通うことになったピカピカの新入生。五年生からの編入なので、ピカピカではないかもしれないけど。

まずはそんな主人公のキャラクターメイキングだ。用意された中から、髪型や顔のパーツ、そばかすや傷跡の有無などを選んでいく。

名前はojisan yoshida。難易度はノーマルで本編開始だ!

このモミアゲが特徴的なおじさんは、主人公に魔法の個人レッスンをしてくれたフィグ先生だ。彼と共にホグワーツへ向かうのだ。

道すがら、魔法の練習成果を見せるというテイでチュートリアルが始まった。R2ボタンで基礎呪文を放てるのか。

なんてことはない、ゲームでよくある遠距離攻撃呪文なんだけど、ハリー・ポッターの世界で、杖から呪文を放てるという事実だけでテンションが爆上がりするのだ!

周囲を照らすルーモスの呪文や、身を守るプロテゴなどの呪文を駆使し、鎧の守護者を倒していく。

そしてホグワーツにたどり着き、早速どの組に入るかを決める。グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンのどの寮に入るか……って、これは映画でハリーが「スリザリンはいやだ!」って言っていた有名なシーンか!

質問に対して野心バリバリの回答をしたせいか、権力志向で知られるスリザリン寮に決まった。ハリーは全力で拒絶していたけど、いいじゃんスリザリン!野心を持って成り上がっていこうぜ!

ただ、スリザリンの談話室に入る時の合言葉がちょっと恥ずかしい……。
◆スリザリンの生徒って実はみんな良いヤツ?

校内は、ひとつひとつのオブジェクトまでしっかり作り込まれており、壁に飾られている絵や装飾品を眺めているだけでも楽しい。こりゃテーマパーク気分だわ!

談話室ではスリザリンの寮生が集まってお話しているな。組み分け帽子でも説明されていたとおり、スリザリンには野心家や権力志向の生徒が揃っていそうだ。転校生に絡むヤンキーみたいなよくあるウザ絡みをされるかもしれないし、ここは舐められないように気合を入れねば!

何人かの生徒に話しかけたんだけど、なんかみんなめっちゃ良い子たちじゃない?編入生の主人公に「困った時は声をかけて」だなんて、優しいことを言ってくれちゃって~!

舐められないようにオラついていた自分が恥ずかしい……。

授業では、新しい呪文が習得出来る。呪文を使ってのミニゲームや、生徒同士での戦いなど、授業内容は様々だ。

校内には謎解きギミックが豊富に用意されている。ギミックを作動させるのに特定の呪文が必要になるので、新しい呪文の授業はどんどん受けていこうっと!
ホグワーツだけでもかなりの広さと密度があるけど、校内から一歩外に出れば、さらに広大なワールドマップが広がっている。

校内や各所にファストトラベルスポットはあるけど……ほら、乗り物があると便利だよね(チラチラッ)。

そう、もちろんある!ハリー・ポッターと言えば箒での飛行だろう。こりゃ気持ちええわ……!
◆助けて!寄り道が楽しすぎてストーリーが進まない!

ストーリーを進めていくと、呪文や箒を始めとする様々な要素が解放されていく。

校内で隠された要素を見つけ出したり、特定の敵を一定数倒したりするチャレンジがあり、報酬として様々な衣装が手に入る。

装備の外観はそれぞれ違うので、色んなオシャレをさせる楽しみがあるな。改造制服なんてレベルじゃないほど奇抜な見た目にも出来るぞ。

そして僕が一番お気に入りなのは「必要の部屋」と呼ばれる場所でのハウジング要素だ!

「必要の部屋」はいわゆる拠点のような場所で、魔法薬の生成や魔法植物の育成が可能だ。それらの作業台以外にも、家具や絵画、壁飾りなどのオブジェクトが自由に設置出来るのだ。

オブジェクトを呼び出したり形状を変化させたりするのに専用の呪文があるのも、世界観を深めるのに一役買っている。

だって実際使いたくなるもん。自分の散らかった部屋を見ていると……。
60時間ほどでクリア出来ました。寄り道や世界観を堪能するのにハマりすぎて、あっという間に感じましたね!クリアするのが惜しかったです。

憧れの世界で……と言うのもおこがましい程度にしか原作を履修していない僕でも、棒状のものを持つと呪文を唱えたくなるほどのめり込みました!
原作を抜きにしても、ゲームとしての完成度が素晴らしく、探索する楽しみに溢れていましたね。
にわか勢の僕ですらここまでハマったんですから、原作ファンなら文句なしに楽しめるでしょう。もちろん僕のように原作を知らない方でも、オープンワールドや世界観が好きな方ならバッチリハマれると思います!
『ホグワーツ・レガシー』は、PC(Steam,Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。PS4/Xbox One版は4月4日、ニンテンドースイッチ版は7月25日よりリリースされます。