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『ポケモン』ライクでどこか懐かしく、そして新しいオープンワールドRPG―『Cassette Beasts』でお気に入りのカセットと大冒険!【プレイレポ】

モンスターが記憶されたカセットを片手に、世界の謎を解き明かせ!

連載・特集 プレイレポート
『ポケモン』ライクでどこか懐かしく、そして新しいオープンワールドRPG―『Cassette Beasts』でお気に入りのカセットと大冒険!【プレイレポ】
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始まりの地から歩みだし、旅路で仲間を集め、試行錯誤を重ねながら強敵と戦い、仲間とともに成長していく「RPG」。ゲーマーであればきっと一度は触れたことのあるジャンルでしょう。

今回ご紹介するRPG『Cassette Beasts (カセット ビースト)』はクラシカルなRPGが持つ「レトロさ」と、オープンワールドによるルールに縛られない遊びの「新しさ」が融合した作品といえます。モンスターの生息する異世界で繰り広げられる、大冒険の様子を今回はお届けします!カセットとプレーヤーの準備をお忘れなく。

Cassette Beasts』とは?

本作はBytten Studioが開発し、Raw FuryがパブリッシングしているオープンワールドRPGです。意識を失った主人公が目を覚ましたのは、モンスターの生息する異世界の「ニューウィラル」と呼ばれる離島。ケイリーやユージーンといった個性的な相棒たちとともに、元いた世界に変える術を探し、「ニューウィラル」の謎を解き明かす大冒険に出発します。

島には100種類以上のモンスターが存在しており、モンスターの情報が記録されたカセットテープを読み込むことでモンスターに変身して闘いを繰り広げます。さらにモンスター同士で合体して強力になるフュージョン機能や、モンスターの力を利用して冒険に役立てるといったことも可能です。

また、道中で出会ったモンスターたちはカセットで「記録」することで捕獲可能です。モンスターのレベルではなく、変身するキャラクターのレベルが上がっていくので、道中で新しい仲間を捕まえても、手持ちとのレベルの差が開いてしまうといった心配が無いのも嬉しいポイントですね。

今回はPC(Steamマイクロソフトストア)版がリリースされ、今後はニンテンドースイッチ/Xbox版が5月25日に発売予定であることが発表されています。

工夫の凝らされたフィールドマップ!オープンワールド世界を探索

本作はドットグラフィックで描かれながらもマップは立体感があり、オープンワールドなので自由な探索が可能です。カセットテープに記憶されているモンスターの力を使用すれば、滑空やダッシュ、磁力でオブジェクトを操作するといったアビリティでフィールドの謎が解けることも。

フィールドのあちこちには宝箱もあり、「どうやってあの場所に行くんだろう?」と周囲を散策してみたり、遠くから足場になりそうなものを運んでみたり、オープンワールドのもつ自由なプレイの幅が活きています。

高低差を生かした道や、死角になっている通路の部分に宝箱やスイッチが隠されているなど、2Dのドットグラフィックながらも単調になりにくい、フィールドに凝らされた工夫がみられます。

ニューウィラルには様々なエリアが存在しており、緑豊かな草原もあれば紅葉の地もあり、荒れ地や洞窟、人の住んでいた遺構など様々な表情を見せます。それぞれのエリアでは生息しているモンスターの種類も異なってきます。

戦略は無限大!「タイプ」と「コスト」の奥深いバトルシステム

カセットテープの記憶を呼び出し、モンスターに変身して戦う本作の戦闘はターンベースで行われます。この戦闘に奥深さを生み出しているのが、「タイプ」と「コスト」の2つの要素。それぞれのモンスターにはタイプが割り振られており、それぞれのタイプの攻撃を受ける、行うことでさまざまな反応が起きます。

例えば「でんきタイプ」と「プラスチックタイプ」のモンスターが戦っていたとします。でんきタイプの攻撃をプラスチックタイプのモンスターに行うと、プラスチックタイプのモンスターは「静電気」反応を獲得し、攻撃の際に追加ダメージが発生するようになります。

一方でプラスチックタイプのモンスターが、でんきタイプのモンスターに攻撃する際は「絶縁」を追加で付与し、でんきタイプのモンスターの命中率や、全体攻撃の範囲を狭めるといった効果を発生させるのです。

逆に単体攻撃が全体攻撃になる状態や、ダメージが通りやすくなる性質など、タイプ相性による反応の数は非常に多く存在しています。なお、それぞれの反応が発生した際にはTIPSが表示されるので、初めて見る効果であっても戸惑うことはないでしょう。

そしてもう一つの要素であるコストシステムですが、それぞれの技にはコストが割り振られています。コストは毎ターン2ずつ追加されていくので、開幕から大技で押し切るといったプレイはできません。まずはバリアを張ってコストを安定して貯める動きを取るか、1ターン目はバフ、2ターン目に攻撃をするか……など、モンスターや敵に合わせた戦略を練って戦っていくことが重要になってきます。

さらにカセットテープにステッカーを貼ることで技の入れ替えも可能です。ステッカーにはレアリティが存在しており、高レアリティなものは通常のものと比べて追加効果が付与されているなどのボーナスもあります。

強敵への挑戦…!フュージョンや進化で広がる戦い!

さらに本作ではストーリーのなかで、モンスターとは別の謎に包まれた存在、元の世界へ戻る鍵を握る「大天使」といった巨大なボスモンスターや、それぞれが戦闘のエキスパートである「キャプテン」とフィールドの各地で激闘を繰り広げることになります。

キャプテンはキャラクターによって戦い方が全く異なる、多種多様の戦術を見せてきます。「ウォレス」は攻撃を3回無効化するバリアを交互に使用し続ける堅実な戦いをしてきたり、「ペニー=ドレッドフル」は3ターン後に戦闘不能となるものの攻撃を受けない「ゆうれい」状態となり、バフの延長や再復活効果なども使用してくるなどトリッキーな戦術を得意としています。

それぞれのキャプテンの戦いかたをよく観察し戦術の隙を見つけて突く緊張感のある戦いは、本作のバトルシステムと相まって試行錯誤を楽しめるはずです。

さらに本作のバトルシステムの中では、心を通わせた相棒と融合してひとつのモンスターになる「フュージョン」や、経験値を獲得することで進化する「リマスター」といった機能も存在します。フュージョンでは両方のモンスターの技を繰り出せるほか、ステータスも合算されてさらに強力に……!

リマスターで進化したモンスターはステータスの向上や新しい技の習得といったメリットもあるので、これらのシステム活用することでより戦闘を有利に進めることができます。


今回は『Cassette Beasts』の世界での冒険をお届けしてきました。『ポケモン』ライクで馴染み深いクラシカルなRPGのなかに、遊びの幅を広げるオープンワールド要素や、タイプ相性による反応、「音楽」をテーマにしたオシャレな要素を各所に散りばめるなど、新しさのエッセンスをうまく取り入れた本作。BGMやグラフィックも良く、歌声入りのBGMはついつい足を止めて聞き入ってしまうほどです。

どこか懐かしく、そして新しいニューウィラルでの冒険に、あなたも出発してみませんか?

スパくんのひとこと

古典的JRPGと新要素のフュージョンを体験するスパ!

  • タイトル:Cassette Beasts

  • 対応機種:PC(Steamマイクロソフトストア)

  • 記事におけるプレイ機種:PC(Steam)

  • 発売日:2023年4月27日

  • 著者プレイ時間:5時間

  • 価格:2,299円(5月4日まではリリ-スセールで2,069円)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

© Copyright 2023 Bytten Studio. Developed by Bytten Studio. Published by Raw Fury AB. All Rights Reserved.

《kurokami》

チャーシュー麺しか勝たん kurokami

1999年生まれ。小さい頃からゲームに触れ、初めてガチ泣きした作品はN64の『ピカチュウげんきでちゅう』です。紅蓮の頃から『FF14』にどハマりしており、Game*Spark上ではのFF14関連の記事を主に執筆しています。

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