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来場者も出展者も参加無料!おいしいコーヒーも振る舞われたインディーゲーム展示会「cafe IGD’s tokyo」イベントレポ

『MISTROGUE』開発元が主催!展示されていた注目の4タイトルもご紹介。

連載・特集 イベントレポート
来場者も出展者も参加無料!おいしいコーヒーも振る舞われたインディーゲーム展示会「cafe IGD’s tokyo」イベントレポ
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国内外でインディーゲームシーンが多様になるにつれ、インディーゲームを出展できるイベントもかなり増えてきました。見逃せない注目の発売予定作が出展されることもあるので、インディーゲームファンとしては見逃せない存在となっているのではないでしょうか。

本稿で紹介する「cafe IGD’s tokyo」は、その中でも少し変わった形態で開催された新たなイベントです。今回は、イベントレポートをお届けします。

参加者・出展者共に無料!無料のコーヒーも振る舞われた

本イベントは、Polyscapeが主催するインディーゲームイベントで、東京都渋谷区のnote placeにて開催されました。来場者はもちろん、出展者も無料で参加することができるという太っ腹なイベントです。

PolyscapeはローグライトACT『MISTROGUE ミストと生けるダンジョン』を開発しており、4月24日より早期アクセスを開始。本イベントはそれを記念し、note株式会社の協力により無料で開催されることになりました。

ブースには数多くのゲームが展示され、どれも試遊する参加者で賑わっていました。Polyscapeの記事には全33組と書かれていましたが、それ以上のブースが出展しているように見えました。

PCやスマホ用に作られたゲームはもちろん、ゲームボーイ用ゲーム制作ツールで開発したゲームを「ゲームボーイプレーヤー」や互換機の「Analogue Pocket」を用いて展示しているブースや、ドデカいブラウン管モニターを設置し、MSXturboR用のゲームを展示しているブースもあり、注目を浴びていました。

参加が無料ということもあってか、何組か親子連れも見られました。インディーゲームというものは、今の子供の目にはどう映るのでしょうか。

最寄り駅が東京メトロ銀座線の外苑前駅で少しアクセスが悪かったためか、全体としては比較的空いているように思いました。筆者はあまり混んでいる場所は得意ではないため、ちょうどよい混み具合でした。

そして本イベントの大きな特徴は、なんとコーヒーが無料で振る舞われたことです。

展示スペースとは別の部屋にある休憩スペースにはカウンターが設置されており、Polyscapeの社長である島田寛基氏が直々に淹れたコーヒーを飲むことができます。この日は快晴で少し暑かったため、筆者は「こっそり」提供されたアイスコーヒーをいただきました。苦味は抑えつつ、酸味の効いた美味しいコーヒーでした。

休憩スペースは机や椅子が多数設置してあり、腰を落ち着けたり談笑したりできます。インディーゲームイベントにこういった広めの休憩スペースがあるのは珍しく、リラックスしながら楽しめるのも本イベントの魅力でしょう。

注目タイトルの試遊レポをご紹介!

ここからは、展示タイトルの中から4本をピックアップし、その試遊レポートをお届けします。

MISTROGUE ミストと生けるダンジョン』開発・販売:Polyscape Steamで早期アクセス中

Steamで早期アクセスが開始したばかりの本作。「生けるダンジョン」の名の通り地形や足場、罠などがリアルタイムで突然変化するダンジョンで、下層を目指して戦うローグライトアクションゲームです。

ダンジョンが目の前に作られていく体験はとてもワクワク感があり好感触です。思わぬ足場で宝箱を見つけた時は嬉しいですし、逆に敵が大量に出てきてしまったときはとても焦ります。アクションのレスポンスも非常によく、敵の攻撃を避けて集めたスキルで大ダメージを与えるという動作が非常にハイテンポに行えるため、良質なアクションが楽しめます。

ローグライトでパーマデスを採用しているため、ダンジョンに挑む時の緊張はひとしお。次に出てくる仕掛けは吉か?凶か?とドキドキしながら楽しめます。

QUESTER』開発・販売:Thousand Games アニメイトゲームスで配信中、Steamで配信予定

「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」で知られる萩原一至氏が世界観を構築し、「DARK SOULS TRPG」で知られる加藤ヒロノリ氏がゲームデザインを担当したハクスラダンジョンRPGです。1日ずつダンジョンの探索を繰り返し、食料や資源を集めることが目的です。

本作で大事になるのは、リソース管理力。毎日のダンジョンの探索には燃料の上限があり、様々な行動で消費されます。そのため、行動のひとつひとつに緊張感があります。戦闘は素早さや攻撃力、ヘイトといった数値によって管理されており、ヘイトを誰に向けるかや、リソースを使う強力な攻撃をいつ繰り出すかなど、毎度じっくり考えるのがとても楽しいです。

80年代のレトロPCゲーム風のビジュアルにはとても惹かれます。PC-88風のBGMはとても聴き応えがあり、サウンドトラックが欲しくなりました。

ハグサバイバー』開発・販売:mumimumi Steamで配信中

『Vampire Survivors』フォロワーは今やインディーシーンに溢れていますが、本作はかなり変わったシステムを採用しています。『VS』は自動で攻撃する自機を動かして戦うゲームですが、本作は主人公が2人の女の子をハグして移動させ、パワーをチャージしてあげる必要があるのです!

女の子たちはしばらくハグをしていないといじけてしまい、攻撃の力を弱めてしまいます。そのため、どちらも適度にハグしてあげながら大量に襲いかかるひよこを倒していかなければなりません。

ハグをすると女の子が照れた顔をするのがめちゃくちゃ可愛いですね。また、ステージクリア時にはちょっとしたお色気要素もありますよ。

『VS』のようなフィーバー感はないためプレイ感は大きく違うのですが、これはこれで良いアイデアで楽しませてくれました。パワーアップに説明がないのが若干遊びづらいですが、変わったゲームを遊びたい方はぜひ。

亜電』開発:鷹館 Steamにて配信予定

人々を襲う存在「暴」や、能力を持った人物を相手に「ダンスで戦う」という珍しいゲームプレイになっているのが、本作『亜電』です。

基本的なアクションは体当たりと避けというシンプルさで舞うように戦い、ボスのHPを減らすとダンスに突入。ビートにあわせてスティックを倒すことでゲージを溜めることができ、ダンスに突入できます。

主人公の能力は、相手にダンスを踊らせてしまう能力。恥ずかしいダンスを踊らせてボスを倒すことができます。「暴」とのザコ戦でも、キャラの近くにいくことでダンスが可能。暴を地面に叩きつけるように倒せるので、爽快感があります。

独特かつ可愛いアートデザインも目を引きますが、ぶっ飛んだシナリオもシュールで笑えます。ちょっと変わったゲームを求めている方は要チェックです!


「cafe IGD’s Tokyo」は、少し変わった形態ながら注目のタイトルが多数展示されしっかりとしたインディーゲームイベントであると感じました。参加者・出展者ともに無料というのも、とても助かるのではないでしょうか。

取材に行く身としては、休憩スペースがあるのも非常にありがたかったです。数時間ぶっ通しで立ち続け時間を忘れて楽しむなんてことはありがちですが、やはり無理は禁物。会場を離れずとも休憩が取れるのは本イベントの優れたところのひとつと言えるでしょう。


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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