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神になり周辺住民を信者として勢力拡大!デッキビルド型都市繁栄シム『These Doomed Isles』デモ版先行プレイレポ―ランダム性や都市防衛要素が面白い

本日ご紹介するのはTriplevision Games LimitedとFireshine Gamesのデッキビルド型都市繁栄シム『These Doomed Isles』。デッキ制によるランダム性と都市防衛の工夫が面白い1作です!

連載・特集 プレイレポート
神になり周辺住民を信者として勢力拡大!デッキビルド型都市繁栄シム『These Doomed Isles』デモ版先行プレイレポ―ランダム性や都市防衛要素が面白い
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筆者は『シムシティ』などの都市シムが好きです。と言っても、普通に発展させるのは正直あまり面白くありません。発展させた街に突如襲いくる地震や火事、竜巻に謎の怪物といった大災害。市民が為す術なく逃げ惑い、街がどんどん灰燼に帰す様を眺めるのが1番の楽しみなのです。

創造と破壊、繁栄と滅亡。終焉の傍観者となるのが、私にとっての何よりの楽しみなのです。

そういう点では、『ポピュラス』シリーズは大のお気に入りです。特に『ポピュラス2』は、初代から使える奇跡の数がググッと増え操作性も抜群。敵陣に沼やらカビやら火山やらを配置しては、逃げ惑う敵に思わず笑みをこぼす。

これぞ神の所行にして至上の愉悦、想像するだけでも自然と笑顔になります。

本日ご紹介する『These Doomed Isles』は、前述の『ポピュラス』に似た都市繁栄シムです。プレイヤーは神として自らの祠を拠点とし、周辺住民を信者として勢力拡大を図ることとなります。住居となる家を建てて、そこに住む住民を木こりや兵士といった仕事に割り当てることで資源を確保。時に襲い来る侵略者から街を守りつつ、さらなる街の発展と住民の幸福の維持が目標となります。

本作のもう1つの特徴、それはデッキビルド制であることです。各種建造物や森や陸地の生成、また敵への直接攻撃などの行動は、全て自身の手札からの選択により行われるので、カード運によっては侵略者相手に成す術なく蹂躙されることもままあります。これにより普段から危険に備えた戦略的思考が重要となってきます。

また、敗北条件は「祠の破壊」と「全住民の喪失」と非常にシンプルなのですが、これがなかなか難しいのです。特に住民の幸福度には注意しておかないと、島の居心地の悪さに嫌気が差した住民が、どんどん離脱してあっという間にゲームオーバー一直線。住民の普段からのケアが重要という、なかなか骨のある難易度となっています。

まずは本編に行く前に…

まずオプション設定はこのような感じでとてもシンプルです。設定項目がない事からもわかるように、現時点では残念ながら日本語には未対応。

操作も簡単で、キーによるカメラ操作とマウスに選択操作となっています。

現バージョンで選択可能な難易度はチュートリアルと4種類の計5段階。難易度に応じて各種資源の消費量や敵の強さなどが変化します。

次に初期カードの確認です。ランダムになっているので、いい引きまで粘るのも高難易度ほど重要ですよ。

続いて勝利条件です。一定数の小島の連結や規定数の住民の維持など条件は様々で、全て達成することでクリアとなります。

さぁお待ちかね、いざ本編へ!

本編ではMAP中央の祠を拠点に街を発展させていきます。

本作では建物の建築や森や岩場といった資源タイル、また土地の形成といった神としての奇跡をカードの選択という形で発動していきます。

それぞれのカードには発動や設置に必要な資源のほか、専有タイル数や形状、また向き回転の可否などが細かく設定されているので、配置などは事前に余裕を持ったものにしておいたほうが良いでしょう。

住民がせっせせっせと労働中。ドット絵が可愛いです。

特に鉱山や木こり小屋といった生産施設は、周辺数タイルの効果範囲内の資源タイルを対象とします。なので、詰めて配置すると色々無駄が生じるので要注意です。

あと気を付けたいのは住民が暮らす家です。各種生産施設や弓兵が駐留する防御塔などは、どれも人員を配置しないことには稼働しないので、とにかく人的資源は重要です。場合によっては資源が枯渇した施設の人員を別の仕事に割り当てるなど、細かいマネージメントも重要になってきます。

また、侵略者が時折襲撃をかけてくるのですが、この時家が破壊されることがあります。こうなると一気に住民の幸福度が低下し、労働人口の減少からさらに不幸にという負のスパイナルに突入しかねないので、特に余裕を持った建築プランが大切です。

こういった侵略者への対策として、木製の柵や一定範囲の敵を攻撃する防御塔、また戦闘ユニットの配置や隕石による直接攻撃などが用意されています。

また、木製の柵に反射ダメージを付与したり、そのターン中に配置した森タイル上の敵に出血のデバフ付与など少し変わったカードも用意されています。これらを駆使して、少しでも街の被害を軽減していきましょう。

土地が足りない?なら、奇跡を起こして領土拡張だ!

初期配置の島が手狭になってきたら、次は領土拡張です。

土地生成の奇跡によって陸地を生成。周辺の小島をどんどん接続していくことで領土拡張を行っていきます。

この時、特殊な効果を発揮する遺物や資源を一気に増加させるイベントなどが発生するときがあります。当然、最大値より増えたりはしませんから、その時々の状況に合わせた選択が重要です。

最初は一方向からくる敵も、そのうち挟撃なんてこともしてきます。小癪な!

ただし、当然ながら領土が広くなるとその分防衛コストも跳ね上がります。全てをカバーするのは困難ですから、時に被害担当として後回しといった非情な選択も必要となってきます。

最近、少し増えてきたデッキビルド型のゲームの本作。割とシンプルですが非常に面白い作品となっています。

記事執筆時点のVer.0.0.227という数字からもわかるように、ゲームとしては初期も初期。ですが、リソースのやりくりや敵からの防衛といった戦略性、またカードの引きによるダイナミックなゲーム展開など、作品の持つ面白さは十分楽しめると思います。

もちろん凝ったグラフィックなどではない分、動作も安定しています。ただ、記事執筆の開始時点ではランタイムエラーで起動不可。翌日のパッチで起動可能になるなど、心配になる一面もありましたが、現時点ではその心配は解消しています。

デッキビルド制ということで、難易度も正直運次第。敵が既に上陸しているのに防衛施設も攻撃系カードもないという状況も、割とよく見られます。仮に撃退に成功しても、幸福度などのリカバーに失敗するとゲームオーバー一直線です。でも、これもローグライクゲームの醍醐味でもありますから、気を取り直して再挑戦です。

シンプルながらも戦略性やローグライク要素が面白い『These Doomed Isles』は、今年9月にリリース予定です。現在、Steamにてデモ版を配信中です。

スパくんのひとこと

街づくりデッキビルドローグライクタワーディフェンスなんて噛みそうに長いジャンル名の本作。ボリュームとかはまだまだだけれど、十分楽しめる作品スパ!

  • タイトル:These Doomed Isles

  • 対応機種:PC(Steam

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2023年9月(予定)

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:2時間

  • 価格:未定




《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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