期待したほど業績が振るわなかった―『F1 Manager』などのFrontier Developmentsがコスト削減のために人員整理を実施

ゲーム業界に吹き荒れるレイオフの波。『Jurassic World Evolution』などで知られるFrontier Developmentsは昨今の厳しい財務状況を踏まえて、スタッフの解雇や新規雇用の凍結を行うと発表しました。

シミュレーション系の作品が好評のFrontier

『F1 Manager』などで知られる同スタジオですが、業績が期待ほど振るわなかったことや厳しい業界の状況を受けて、強みであるコアの部分に焦点を当てることを選択しました。

新規雇用を凍結し、支出の削減と人員カットを行うことで年間コストを最大で20%削減するとしています。これらの組織見直しは2024年初頭までに完了する予定です。

全体的に厳しい状況

同スタジオは、これまでにも『F1 Manager 2022』のサポート終了をめぐり一騒動があったり、宇宙MMO『Elite Dangerous』の拡張DLC開発がスムーズにいかなかったりと苦しい状況が見られました。

『F1 Manager 2022』発売後2カ月でのサポート終了宣言から一転、サポート継続を明言 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

Frontier Developmentsが、サポートを継続することを改めて発表しました。

https://www.gamespark.jp/article/2022/10/31/123997.html続きを読む »

宇宙MMO『Elite Dangerous』拡張「Odyssey」コンソール版が開発が中断―PS/Xboxプレイヤーは新コンテンツプレイ不可に | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

PC版を改善するために延期したコンソール版が開発の負担になってしまったようです。

https://www.gamespark.jp/article/2022/03/11/116766.html続きを読む »

ただし、2023年は他の大手スタジオもレイオフが多く見られており、業績不振以上に業界の低迷が影響しているのかもしれません。

Epic Gamesで約830人を対象にしたレイオフ実施へ…『Fall Guys』『ロケットリーグ』開発スタッフも対象か、Bandcampも売却で影響広く | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

各ゲームへの影響はあるのでしょうか。

https://www.gamespark.jp/article/2023/09/29/134597.html続きを読む »