敵弾で一撃死…『Ghostrunner 2』は難しい、だからこそ気持ち良い!サイバーパンク世界をパルクールで駆け回れ【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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敵弾で一撃死…『Ghostrunner 2』は難しい、だからこそ気持ち良い!サイバーパンク世界をパルクールで駆け回れ【プレイレポ】

何度も何度も何度もリトライ……だがそれが楽しい!

連載・特集 プレイレポート
敵弾で一撃死…『Ghostrunner 2』は難しい、だからこそ気持ち良い!サイバーパンク世界をパルクールで駆け回れ【プレイレポ】
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読者の皆様にとって高難度のゲームの魅力はなんでしょうか?人によって答えは違うかもしれませんが、筆者は度重なるリトライによって徐々に自分の腕が上達していく体験が醍醐味だと考えます。

本稿で取り扱う『Ghostrunner 2』は、まさにそんな体験が存分に味わえる作品。徐々に上達するのが楽しい!と思える筆者と気が合う方は、ぜひチェックしてほしい一作です。

弊誌ではこの度、10月27日に発売を控える『Ghostrunner 2』の先行プレイの機会を得ました。本稿では、PC版を使用したプレイレポートをお届けします。なお、記事中のボタン表記はキーボード+マウス操作のものになります。

サイバーパンクな世界をスタイリッシュに駆け抜けろ!

本作は、サイバーパンクな世界を舞台にしたパルクールアクションゲームです。サイバー忍者である主人公・ジャックは、凶暴化したAIカルト集団の企みを阻止すべく、1本のカタナを携えて戦います。

壁を走って伝ったり、弾を避けて敵を斬ったりとカッコいいアクションが満載の本作ですが、特徴的なのはその難易度。敵のあらゆる攻撃で一撃死してしまったり、ゲームが進むほどシビアなプラットフォームアクションを求められたりと、かなりシビアなアクションに仕上がっています。

ゲームの流れは、パルクールを駆使して目的地まで進む移動パートと、地形を活用して敵を全員倒す戦闘パートの2種類を繰り返すというもの。ミッションごとの境目はありますが、戦闘と移動はシームレスに繋がっています。

移動パートでは、空中に吊り下がった壁をウォールランしたり、フックにグラップリングしてネオンがきらめく世界を飛び回ります。道なき道をスイスイと進んでいけるのは気持ち良いですが、真下は奈落。ちょっとの操作ミスがゲームオーバーに繋がるため、ほどよい緊張感があります。

複数のレールを乗り継いでレーザーを避けたり、Qキーで発射できる手裏剣を使って土台の支えを壊してウォールラン用の壁を作ったりと、ゲームを進行するごとに多彩な仕掛けが登場し、進めていくごとに求められるアクションも複雑に。それらを全部うまくこなせた時の「自分、このゲーム上手い……!」感はたまりません。

パルクールは本作の大きな魅力ですが、戦闘と組み合わさることでより刺激的なゲームプレイを実現しています。基本はアリーナ状になったフィールドの中で敵の攻撃を避けながらカタナを振るって敵を倒していき、全員倒すと次のエリアに進めるようになります。

バレットタイムで敵弾を避けてから切りつけたり、看板を倒して複数の敵をまとめて潰したりと否が応でも「カッコイイ戦闘」に仕上がるようなアクションが多数用意。最後の敵を倒せばスローモーション演出が入り、カッコよさを際立たせてくれます。なんでスローになるだけでこんなに気持ちいいんだ……!

戦闘の気持ちよさ・カッコよさに特に寄与しているのはパリィの追加で、近接攻撃をしてくる敵の攻撃が当たる直前で右クリックを押すことで残虐な反撃が行なえます。通常攻撃が効かずパリィを求められる敵も登場するため、近接戦闘はこれを軸に戦うことでより気持ちの良い戦闘が楽しめるしょう。

ボス戦はよりアグレッシブに、かつ納得感のあるものに進化。例えば序盤で戦う「アーリマンか(名前は誤訳だと思われる)」戦では仲間キャラにグラップリングして波状攻撃を避けたり、敵に電撃を与えてグラップリングしたりと、避けるだけでなくプレイヤーがガツガツ攻める戦闘に仕上がっています・ 

前作は受け身をし続けて生まれた僅かな隙に攻撃するボスや、シビアすぎるプラットフォームアクションが求められるボスなどいまいち戦闘の気持ちよさやプレイヤーの主体性が活かされていない印象でしたが、筆者がプレイした範囲ではプレイヤーがアグレッシブに戦闘に参加できます。どの攻撃も見てから避けることができるので、ミスした際も納得感があるのもポイントです。

先述した通り、通常戦もボス戦も一貫して敵の攻撃に1発でも当たると即死というシビアなバランスになっています。そのため、死んではリトライを何度も繰り返して最適な攻略ルートをたぐり寄せるというプレイになります。チェックポイントは頻繁に設置されており、戦闘では開始直前で即やり直せるので、リトライすること自体のストレスは皆無。納得行くルートを掴むまで何度でもやり直せます。

かなりシビアなバランスになっていますが、リトライは戦闘開始直前からなのでやり直しにストレスがありません。何度も何度も試行錯誤を重ね、ついにカッコよく全員を倒せたときの爽快感は本作が持つ大きな魅力といえます。


『Ghostrunner 2』は、何度も何度も試行錯誤を重ねて、ようやくクリアできた……!という正解を手繰り寄せるような体験が好みのゲーマーにとってはたまらない一作です。徐々に自分の腕が上達していくのを実感でき、数々のカッコいいプレイを決められるようになってきます。この体験が楽しめる人にとっては、チェックしないのはもったいない一作といえます。

前作『Ghostrunner』ではサイバー空間でなぜか水道管パズルをさせられるパートがあり、パルクールや戦闘を楽しみたい筆者にとってはテンポを大きく壊す大きな不満要素でした。しかし筆者がプレイした範囲では、パルクールや戦闘の楽しみから逸脱しない程度のステージばかりが用意されているので、全体的にとても満足感のある作品でした。



高難度もリトライの繰り返しもどんとこい!というハードコアゲーマーは楽しめるはずスパ!


タイトル:『Ghostrunner 2』
対応機種:PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S

記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2023/10/27
記事執筆時の著者プレイ時間:3時間半
《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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