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「ロボコップ」のアクションADV『RoboCop: Rogue City』プレイレポ―深すぎる原作愛はファン必見!豪快な戦闘や捜査などロボコップらしさが楽しめる【特集】

ロボコップとなってデトロイトの犯罪を取り締まれ!原作愛に溢れた一作!

連載・特集 プレイレポート
「ロボコップ」のアクションADV『RoboCop: Rogue City』プレイレポ―深すぎる原作愛はファン必見!豪快な戦闘や捜査などロボコップらしさが楽しめる【特集】
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Naconは、Teyonの手がける『RoboCop: Rogue City』をPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに2023年11月3日リリースしました(国内PS5版は3gooがパブリッシング)。

本作は映画「ロボコップ」を原作としたアクションアドベンチャー。プレイヤーは主人公のロボコップとなり、犯罪の多発する都市オールド・デトロイトでさまざまな任務へと挑みます。ロボコップの愛銃・オート9を使用したアクションはもちろん、選択肢によって市民の運命が変化するパトロールなど“警官”としての仕事も楽しめます。

映画「ロボコップ2」と「ロボコップ3」の間のストーリーが描かれる本作では、映画でもおなじみの、さまざまな場所や人物が登場。さらに、ロボコップの声をピーター・ウェラー本人が演じるなど、原作へのこだわりや愛が詰まった作品です。

本稿では『RoboCop: Rogue City』のプレイレポートをお届けしていきます。

OPからファン向けのサービス満載!

本作の物語は、映画と同様にニュース番組「メディアブレイク」からスタート。もちろんメインキャスターにはケイシー・ウォンが登場し、ニュース内にはオムニ社の会長・オールドマンまで出演します。この時点で原作映画が好きな人に強烈なアピールを感じます。

しかし、ニュースは突如として中断せざるを得ない事態に。デトロイトで現在“ヌーク(「ロボコップ2」に登場した麻薬)”をメインに扱う犯罪組織によって番組はジャックされ、警官が公開処刑されてしまいます。騒然とするデトロイトの街で、ロボコップが事件の解決に向かうシーンからゲームは始まります。

現場で相棒・ルイスと合流してジャック事件の起きたテレビ局の中へ。待ち受けていた組織の連中と戦いながら、ボスの待つスタジオまで進んでいきます。なお、戦闘開始の前には「太ももから銃を抜くカットシーン」が入り、オート9を持っていれば戦闘終了後に「銃を回す」シーンも入ります。

戦闘は敵のクローズアップやスキャンも可能で、状況によってはスローモーションになる演出が入ることもあります。敵の数は多いので、なるべく頭などの急所を狙うことも大切です。また、倒した敵が落とした武器を1種類まで持つことができるほか、一部のオブジェクトを投げて攻撃することもできます。

事件解決後は、任務中に起きたトラブルを調査するためのメンテナンスを受けることに。問題行動が多いとするオムニ社の命で、ロボコップは「監視デバイス」を付けられることになります。このデバイスはいわゆるリザルトに該当するもの。任務中に人々を助けたり、重要な事件の証拠を発見したりすることで上昇し、評価によって経験値を得られます。

ストーリーのさまざまな部分に原作映画のオマージュがあるのはもちろんですが、こういったシステム的な要素も自然に「ロボコップ」の世界に合わせているのが好印象です。

自分なりのロボコップをカスタマイズ!

本作はストーリーごとに用意されたエリアを探索するオープンエリア形式です。街中にはメインクエスト以外にも、住民や警官からのサイドクエストがあったり、軽犯罪を行っている住民への対処などのアクティビティも用意されています。ちなみに戦闘エリアやイベント以外では、ロボコップは銃を使うことが出来ません。

捜査パートでは、犯人や住人との会話の選択肢によって展開が変わることも。厳しい態度を取れば市民の機嫌を損ねることもあります。また、ロボコップがレベルアップすることで獲得できる心理学スキルをアップすると、また違う選択肢が提示されることもあります。

現場のスキャンも重要です。

ロボコップのアップグレードには戦闘で便利なもの、捜査で便利なものなど8つのカテゴリーに分かれています。装甲を強化すれば最終的に「弾いた敵の銃弾が跳弾として利用できる」ようになったり、推理を強化すれば隠しオブジェクトを発見しやすくなるなど、プレイを大幅にサポートしてくれます。

また、ゲームが進めば愛銃・オート9を強化できるようになります。強化にはゲーム内で習得できる専用チップが必要で、回路にはめ込んでルートを繋ぐことで威力やリロード速度などの項目を強化できます。チップは合成させることで効果をアップさせることもできるので、なるべく探索で多く入手することが重要です。

ちなみに、オート9の強化プランには特別な効果を持つものも存在しています。銃がフルオートになる有用なものだけでなく「ゲーム内のゴア表現がアップする」という“意味がないけど取らない訳にはいかない”ものもあります。また、回路内にはペナルティもあるので、いかにして回路を繋げるのかというパズルも楽しめます。

各スキルや強化プランは効果が絶大。元々そこらの犯罪者程度には負けないロボコップが、さらに強化されていきます。設定難易度にもよりますが、犯罪現場で大勢の敵を相手に大暴れする爽快感は抜群です。

原作への愛がすごすぎる!

筆者は9月に開催された「TGS2023」期間中に3gooさんの御厚意で体験プレイをさせてもらいました。その際に担当の方から、いかに本作が「ロボコップ」シリーズへの開発チームの愛がすごいのかというお話を聞かせてもらいました。

実際に本作を最初からプレイしてみると、本当に多くのシーンで映画へのオマージュやリスペクトを感じます。相棒ルイスはもちろんウォーレン・リード巡査部長だったり、さまざまな登場人物のモデリングもまさしく映画を思わせるようなリアルな雰囲気です。

デトロイト市内のさまざまな建物や、警察署内の射撃場といった各施設などもどこか原作映画っぽく、歩いているだけでも非常に楽しめます。ロボコップは右クリック(PCでのマウス基準)で「ロボコップのレンズ視点」のノイズが入るのですが、個人的にはその演出もお気に入りです。

データ検索画面も日本語になってますがUIが映画そのまま。

さらに、ロボコップの会話シーンもとても“それっぽい”内容なのもとても好印象です。ゲーム内でカウンセラーとの会話があるのですが、そこで、プレイヤーにゲームを「どの視点(マーフィーなのか、それとも映画を見たファンなのか)」を投げかけてくるような選択肢もあり、しばらく悩みました。これはちょっと考えすぎかも知れませんが。

筆者は久しぶりに映画を見返しましたが、あらためて驚くほど多くのシーンで原作映画を再現していることに驚きました。見返して一番衝撃だったのは、第1作の序盤に登場する「シャワー上がりにバスタオルを巻いた警官」がゲームで再現されている部分。これに気付いたときは大笑いしていました。

もちろん登場しますよ!

一切妥協しない、ゴア部分も原作への大きな愛を感じます。頭を撃てばパーツは吹き飛び、爆発に巻き込めばバラバラの死体になるのは当たり前。敵を掴んで窓の外に放り投げることもできます。ちなみに敵の股間を撃てば“映画と同じポーズ”を取るのですが、これが見たくてついつい股間しか狙わなくなる問題があるかも……?

リロードなし!これも映画の雰囲気を再現したものだとか。


『RoboCop: Rogue City』は原作映画ファンの注目を集めている作品だと思いますが、どれも愛に溢れた素晴らしいアクションアドベンチャーが楽しめます。弾数無限で撃ちまくれるオート9や他の武器を駆使する豪快な戦闘、探索とプレイヤーの決断が重要な捜査、プレイにあわせた強化プランなど、RPG要素を持つゲームとしての面白さも抜群です。

ただし、その原作愛がすごすぎる反面、やはり本作を最大限に楽しむには映画「ロボコップ」シリーズを見ている必要もあるかな、とは思います。細かい部分のオマージュや再現の部分だけでなく、ゲームとして「ロボコップ2」後の話という前提があるため、ある程度ストーリー内で“説明していない部分”があることも感じられました。

電話するロボコップ
パトロール中に違反切符を貼れるのすごくないですか?

日本語翻訳の質も非常に良く、プレイヤーの決断が大切になるストーリー部分もしっかり楽しめます。「ロボコップ」のゲーム化としては理想的な一本だと思います!



原作愛もゲーム性も完璧な「ロボコップ」ゲー登場!映画も面白いから是非とも見てほしいスパ!


《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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