【吉田輝和の絵日記】“バディもの”パズルADV『Airhead』で頭と体の友情物語を体験! | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【吉田輝和の絵日記】“バディもの”パズルADV『Airhead』で頭と体の友情物語を体験!

頭&体のバディもの……?

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今回は、OctatoとMassive Miniteamが手掛け、HandyGamesとTHQ Nordicから発売された『Airhead』のPC版をプレイ!本作は、体と頭が分離する主人公を操作し、不思議な世界で様々な謎を解いていく、メトロイドヴァニアスタイルのパズルアクションアドベンチャーです。今回はパブリッシャーから提供されたキーを使用しながらプレイしています。

謎解きアドベンチャーは大好きなジャンルなのですが、決して得意とは言えず、普通の人の倍くらいの時間をかけてクリアしています。家でプレイしている分にはじっくり時間をかけられるのですが、イベントなどで試遊しているときは後ろで並んでいる人が気になって、普段の10倍くらい察しが悪くなり、大抵クリア出来ずに制限時間が来ちゃっています……。

◆頭はどこへ行った?体だけでスタート!

洞窟の隙間から転がり落ちてきたのは、頭が無い体だけの生き物だった。

倒れていた体はムクリと起き上がる。ええ、頭が無くても動けるの?

あ、意外と大丈夫っぽいな。移動もジャンプも普通に出来ている。

岩などのオブジェクトは、押すか引っ張るかして動かせるのか。ジャンプでは届かない場所に岩を運んで足場に出来るぞ。

しかしその先は行き止まりだった。特定の場所でヒント表示の機能を使うとアドバイスをしてくれる。なるほど、反対側へ進めってことか。

ここからは水中エリアのようなんだけど、頭無しで溺れずに泳げるのかな。いや、頭が無いから呼吸の必要はないのか?“頭の無いキャラクターを操作するゲーム”のプレイ経験なんてないから、全てがおっかなびっくりだ。

なんてしょうもないことを考えていたんだけど、普通に泳げたし呼吸の必要もなかったわ。泳いだりオブジェクトを動かしたりして先へ進んでいると、何かが岩に押しつぶされているのを見つけた。あ、あれはまさか……!

押しつぶされてグチャァってなっているけど、あれはおそらく僕の頭だ!

◆世話の焼ける相棒(頭)と一緒に冒険だ!

頭を装備して完全体だ!これで行ける場所も増えたんじゃないの?……と思ったんだけど、頭を得たことでがあることで制約も増えてしまった。

まず、頭は空気を必要とするので、フィールド上に点在しているボンベから定期的に空気を補充しないとゲームオーバーになる。次に、頭を装備しているときは、オブジェクトを引っ張るなどの手を使うアクションが出来なくなる。

体だけだったらスッと通れる低い通路も、頭と一緒ではそうはいかない。頭と体を切り離して通り抜ける。う~む、まあ手のかかる相棒として頑張って一緒にやっていこう!

デメリットも多いけど、頭が無いといけない場所や解けない仕掛けも数多く存在する。

エレベーターを呼び出すために頭から空気を送り込んだり……

空気より軽い気体を注入することで、空中に浮かんだり出来ちゃうのだ。

フィールドは、縦に横にとかなり広い構造になっていて、仕掛けは様々な場所に用意されている。時には、頭を風船のように膨らませて浮かび上がり、水中に潜る時はあえて空気を抜いて潜るなど、地形に応じて頭の助けを借りて進んでいく。デメリットも多いけど頼りになる相棒だ!

◆生き物の生態を観察して利用するぜ!

最初の内は、膨らむか萎むくらいしか出来ないんだけど、特定の場所にたどり着くと新たな機能が手に入るのだ。

進むにつれてジャンプ力を強化したり、空気を消費して発光したり出来るようになる。

ちょっと光るのがなんの役に立つのかというと、この洞窟に居るのはプレイヤーだけではなく、様々な生物が存在しており、発光によって生物の行動を制御出来るのだ。光で生物を追いやると、新たな道が生まれることもある。

前述の光を嫌うコピラーや、家族の概念を持っていて幼体を保護するエアハンター、地面に擬態する巨大な岩トカゲなど、生物ごとにそれぞれ個性を持っていて、新たな行動を観測するたびにライブラリーに記載が増えていく。

洞窟に生きる生物たちは、必ずしもプレイヤーと敵対するわけではなく、それぞれがそれぞれのルールのもとに生きている。彼らの習性を上手く利用すれば、行き止まりのような状況でも活路が見いだせるのだ。

敵意は無くとも結果的に殺されることは……ある!

やっと地下洞窟を抜けた……と思ったら、さらに広大なフィールドが広がっていくので、ボリュームはしっかりありましたね。


謎解きの難易度は少し高めに感じましたが、リトライがサクッと行えるのとチェックポイントがかなり細かく用意されているので、繰り返し挑んでいてもストレスなく楽しめました。

頭だけでは解けない仕掛けや、体だけでは行けない場所があり、本来2つに分かれないモノである頭と体が見事なバディ感を醸し出していましたね。

一味違ったバディものの謎解きアドベンチャーが楽しめました。

『Airhead』はPC(Steam/Epic Games ストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中です。PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ版も後日発売予定です。


PlayStation 5(CFI-2000A01)
¥66,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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