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『ティアキン』違法DLを助長した―ニンテンドースイッチエミュレーター「Yuzu」を任天堂が提訴

違法DLを助長したかどうかが争点となりそう。

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『ティアキン』違法DLを助長した―ニンテンドースイッチエミュレーター「Yuzu」を任天堂が提訴
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ニンテンドー・オブ・アメリカが、ニンテンドースイッチエミュレーター「Yuzu」を提訴したことがわかりました。

「『ティアキン』違法DLを助長した」任天堂主張

Yuzuは、WindowsやLinus、Androidといった汎用デバイスでコンソール機を再現できるエミュレーターです。Yuzuの開発者は「ほとんどのハードウェアでフルスピードで動作し、ハックも必要ない」と説明しています。

任天堂は訴状の中で、本ソフトを「技術的措置を違法に回避するもの」だと説明。特定のゲーム機向けに発売されたゲームを違法にプレイできるようにするソフトウェアであると表現し、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売の1週間半前に違法に配布されたことを例に上げました。

任天堂は自社コンソール以外でのゲームのプレイに厳しい姿勢を取ることで知られていますが、今回も『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が違法にプレイされたことを理由に提訴しました。

エミュレーターそのものには違法性はなく、Yuzuの開発者も「海賊版を阻止するための措置を取る」と表明しています。しかし国ごとの法律にもよりますが、ROMをコピープロテクト回避で吸い出ししたり、ネットから違法なROMをダウンロードしたりといった違法な使われ方をされることも事実です。任天堂によれば100万回以上ダウンロードされた海賊版配サイトではYuzuでプレイできることが明記されていたといい、裁判に発展した場合違法DLを助長したかどうかが争点となりそうです。


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《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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