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再編続くEmbracer Groupが3社に分社化へ―CEOは「最低でも2041年までの経営」を強調

Embracer Groupの新体制への移行発表にともない、少なくとも2041年までグループを存続させると決意表明しました。

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再編続くEmbracer Groupが3社に分社化へ―CEOは「最低でも2041年までの経営」を強調
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スウェーデンのカールスタードに本社を構えるEmbracer Groupは、事業内容に合わせた3つの独立企業に分割することを発表。CEOであるLars Wingefors氏がオープンレターを発信し、2041年までの続投を考えていることを明らかにしました。

Embracer Groupが3つの新企業に体制を移行

同グループは近年、経営状態の悪化を改善すべく1,300人以上の従業員を削減、それにともない数十のゲームタイトルを開発中止、2022年に買収したGearbox SoftwareをTake-Two Interactive Softwareへ4億6,000万ドルで売却するなど、大規模な再編に着手していました。



さらに、4月22日にグループを「Asmodee Group」、「Coffee Stain & Friends」、「Middle-earth Enterprises & Friends」というEmbracerの名を冠されていない3つの企業に分割すると発表しました。

Asmodee Groupは卓上ゲームやTCGの開発・出版・販売に特化した企業で、今後12カ月以内に上場予定です。Coffee Stain & FriendsはPC/コンソール向けインディーゲームやA~AAゲーム、モバイル向けF2Pゲームを手がける企業で、2025年に上場予定とされています。

Middle Earth Enterprises & FriendsはPC/コンソール向けAAAゲームや「ロード・オブ・ザ・リング」、「トゥームレイダー」などのIPタイトルの制作を手がける企業で、現在上場しているEmbracer Groupが社名を変更します。

Wingefors氏によるオープンレターは、3つの新会社設立の発表に合わせて発信されたものとなります。

同氏はレターで「私にとって、ビジネスはある一定の規模や地位に到達することではなく、多くの小さな一歩、時にはいくつかの大きな一歩を、より大きなものに変えていく旅なのです」とコメント。

さらに、2016年のIPOの際に「(Embracer Groupを最低でも)25年間存続させる」と誓約したことを振り返りながら「自身とグループの“旅”は新章をむかえました。眼前には継続的な成功が待ち受けています。そして、そのために最善の条件や状態を確保・維持し続けたい」と語り、誓約通りに2041年を見据えた経営を行っていく意思を示しています。

《蚩尤》
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