YouTubeにて、動画に関する背景や詳細な情報を追加・修正する「ノート機能」のテストが開始され、テスターを募集していると、海外メディアPC Gamerなどで報じられています。
「釣り動画」や古い情報に詳細なメモを追加できる機能
本機能は今年の6月に公式ブログで発表されたもので、X(Twitter)の「コミュニティノート」のような役割を担うことになります。ブログでは例として、「曲がパロディであることを説明する注釈」や、「レビューされているものとは異なったバージョンの製品が入手可能となった情報」「古い映像が“現在の出来事”として描かれている場合の訂正」などが挙げられています。
ユーザーによって執筆された数週間~数ヶ月以内に動画の下に表示されるようになり、ユーザーは「質の高い引用元から出展されているか、書かれている内容は明確で中立的か」といった観点から、そのメモが「役に立った」かどうかの評価を行うことができます。評価を受け、最終的に動画にあわせて公開されるメモが決定されるとのこと。

ノート機能のテストは北米モバイル版で実施
このノート機能は現在、YouTubeチャンネルがアクティブで、コミュニティガイドラインを遵守している米国内の投稿者に向けて試験的に解放されており、メールやCreator Studioにて招待の通知が行われているようです。
ユーザーの注意を引く“乖離した”サムネイルや、発言の一部を恣意的に切り取ったり、コンテンツを改変・合成したりといった「釣り動画」が多く見られる現在のYouTube。この機能が拡大され、あらゆる地域で多くのユーザーが利用可能になれば、誤った情報の拡散を抑えられる強力な一手となるかもしれません。
ゲーム関連でも強い見出しばかりが目立つような映像にはノートがたくさん付くような事態を目にすることもありそうです。
機能の詳細については公式ブログもあわせてご確認ください。
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