被害額は数百万円の可能性も…itch.ioのゲームを盗用・販売された開発者が明かす対策と被害の実情―未だに一部は配信され続け、返金された様子もなし | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

被害額は数百万円の可能性も…itch.ioのゲームを盗用・販売された開発者が明かす対策と被害の実情―未だに一部は配信され続け、返金された様子もなし

今回の騒動による体験や行った作業など、対処方法のアドバイスも。

ゲーム文化 その他
被害額は数百万円の可能性も…itch.ioのゲームを盗用・販売された開発者が明かす対策と被害の実情―未だに一部は配信され続け、返金された様子もなし
  • 被害額は数百万円の可能性も…itch.ioのゲームを盗用・販売された開発者が明かす対策と被害の実情―未だに一部は配信され続け、返金された様子もなし
  • 被害額は数百万円の可能性も…itch.ioのゲームを盗用・販売された開発者が明かす対策と被害の実情―未だに一部は配信され続け、返金された様子もなし
  • 被害額は数百万円の可能性も…itch.ioのゲームを盗用・販売された開発者が明かす対策と被害の実情―未だに一部は配信され続け、返金された様子もなし
  • 被害額は数百万円の可能性も…itch.ioのゲームを盗用・販売された開発者が明かす対策と被害の実情―未だに一部は配信され続け、返金された様子もなし
  • 被害額は数百万円の可能性も…itch.ioのゲームを盗用・販売された開発者が明かす対策と被害の実情―未だに一部は配信され続け、返金された様子もなし
  • 被害額は数百万円の可能性も…itch.ioのゲームを盗用・販売された開発者が明かす対策と被害の実情―未だに一部は配信され続け、返金された様子もなし

itch.ioにて公開していたゲームが盗用され、そのままモバイル向けのゲームとして販売されていた」ことで先日大きな話題となった、インディーゲーム開発者のVoltekPlay氏が、DMCA申請を行ったAppleの対応を含めた現時点での最新情報及び同様の被害に困るデベロッパーに向けたTipsを公開しました。


コピーゲーム5つ中4つは削除もユーザーへの返金はなし

被害に遭ったVoltekPlay氏は、2025年1月にitch.ioにて開催されたゲームジャム「Brackeys Game Jam 2025.1」に『Diapers, Please!』というゲームを出展。しかし、公開後しばらくしてゲーム内容やアセットをそのまま流用したゲームがApp Storeにて販売されているのを発見。コピーゲームはTikTokの口コミなどで話題になり、調査会社Sensor Towerのデータによるとその中の1つはおよそ3万本も売り上げており、その被害額は推定で最高6万ドル(約900万)にのぼる可能性もあるとのことです。

同氏はAppleに対してDMCA申請を行い、数週間の活動によって確認している5本のコピーゲームの内4つがすでに削除済み。残る1つも現在争っている最中ですが、現時点でAppleが削除されたコピーゲームを購入したユーザーに返金を行っている報告がないこと、また、削除されたコピーゲームの配信元のアカウントが今もBANされていないことなどを報告しています。

盗用されたことへの対処方法のアドバイスも

VoltekPlay氏はRedditでの投稿の中で、今回盗用被害に遭ったことで自らが体験・実行したApp Store上での作業や経験についてまとめています。

  1. 被害を受けたらすぐにDMCA申請を行う。

  2. Appleがコピーゲーム配信先に、DMCA申請ユーザーからのメールを転送。申請者には相手の連絡先が提供されるので、ゲームの削除などを要求する。Appleは被害者側が動かないと何もしないので、自身でアクションを起こすこと、メールのCCにAppleを入れることも重要。

  3. コピーゲームを無意識に宣伝している配信者やインフルエンサー向けに連絡する。RedditやXなどを通じてコピーされたという事実を宣伝する。

    VoltekPlay氏はRedditの投稿を通じてArs Technicaが記事を書いて、Appleに問い合わせてくれたことが大きなサポートになったと報告しています。

  4. リバースエンジニアリングへの対策として、スクリプトの暗号化やコードの難読化、免責事項の記載などを行う。

    今回の最大のミスは対策を実行しなかったことと説明しています。こういった作業を行ってすべての被害を防げるわけではないものの、作業を困難化することで安易にコピーされ、勝手に配信されることを防げるのではないかとしています。

  5. 法的措置に関して、ほとんど価値を見いだせない可能性がある。

    VoltekPlay氏は、訴訟には勝利できても損害賠償請求は難しいと弁護士との相談で説明されたようです。また、こういったケースはほとんど架空のアカウントによるもので、犯人はすぐに新しいアカウントを作るだろうとのこと。


VoltekPlay氏は、現在自身の開発した『Diapers, Please!』を元にした『Ministry of Order』のSteamリリースに向けて作業中です。しかし、今回の騒動で話題になったものの「380件しかウィッシュリストが増えなかった」ことをあわせて報告しており、興味を持ったなら是非ともストアページを見てほしいと、Redditへの投稿でお願いしています。

ライター:Mr.Katoh,編集:宮崎 紘輔

ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

+ 続きを読む

編集/タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 官公庁オークションに『遊戯王OCG』エクゾディア一式が出品。何故か『グラディウス』設定資料のみの機体カードも一緒に

    官公庁オークションに『遊戯王OCG』エクゾディア一式が出品。何故か『グラディウス』設定資料のみの機体カードも一緒に

  2. 存在しないCPUに合わないVRAM…『007 ファースト・ライト』PCスペック表にツッコミ相次ぐ

    存在しないCPUに合わないVRAM…『007 ファースト・ライト』PCスペック表にツッコミ相次ぐ

  3. Xbox公式X「6で終わるゲームにとってビッグイヤー」―それって…とざわつく『TES6』コミュニティ

    Xbox公式X「6で終わるゲームにとってビッグイヤー」―それって…とざわつく『TES6』コミュニティ

  4. 「個人の活動で得た収益を返金原資に」クラファン5,000万円集金もゲーム制作失敗のなるにぃ氏、新たな活動方針明らかに―開発諦めず、少数精鋭の形で立て直し図る

  5. ダンジョンで素材を集めて料理を作る探索サバイバル『Deep Dish Dungeon』最新トレイラー!

  6. 『FFタクティクス』リマスター、松野泰己氏の個人的予想大きく裏切りスピード100万本突破。「ワールドワイドで150万本売れたら続編考えますよ(笑」リップサービスにも期待!?

  7. 最大4人マルチ新作SFサバイバル『Cosminers』―モンスターを知ることが生存の秘訣?生物情報が興味深い

  8. 米任天堂のグッズ画像が生成AI製?批判が集まるもモデル本人と見られるアカウントが否定コメント

  9. 「コンセプトアートの開発中は生成AIを使わない」―新作『Divinity』開発元CEO明言。アートの出所に関する議論をなくすため

  10. クラファンで5,000万円集めたYouTuber・上級騎士なるにぃ氏ゲーム「1から作り直し」が現実味。「開発4年、動く部分は0~1%程度」が明らかに

アクセスランキングをもっと見る

page top