
任天堂が1995年に発売したゴーグル型ゲーム機「バーチャルボーイ」の未発売に終わった『マリオランド』らしきゲームの画像が発掘されました。ワリオの顔を模したオブジェクトや、見下ろしステージなど、興味深い要素が確認できます。
当時1回だけ展示か
Blueskyユーザーのrabidrodent氏は、80年代~00年代のインターネットに存在したファイルにInternet Archive経由でアクセスできるサイト「DiscMaster」にて、ビデオゲームのスクリーンショットフォルダを発見しました。その中に、未発売の『マリオランド』と見られるバーチャルボーイソフトの写真があったのです。
画像を見ると、特徴的な赤黒画面に2Dアクションスタイルの画面構成で、ワリオの顔を模したオブジェクトが浮かんでいます。立体視を活かし、鳥居をくぐってマップ奥と行き来できるようになっていたり、背景が数段階に分かれ、なぜか奥の山に大文字焼きがあったりと、妙に日本的な要素が取り入れられています。

加えて、『ゼルダの伝説』のように画面上から見下ろすようなパートもあります。机の上に宝玉のようなものが置かれているように見えます。

海外メディア・Polygonによればこの画像は報道関係者向けのアセットである可能性があるとのことです。また、当時のWinter CES 1995にて一度だけ展示され、プレイはできなかったものの、特別な3Dメガネをかけて最初のステージのデモプレイを観ることができたといいます。
本作の存在自体は『VB Mario Land』あるいは『Mario Adventure』といったタイトルで、当時雑誌などに掲載されました。Super Maio Wikiには雑誌からキャプチャーした画像や当時の展示を撮影したものと思われるビデオも掲載されています。
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