2025年7月9日、YouTubeチャンネルのDigital Foundryは『サイバーパンク2077』のニンテンドースイッチ2版とSteam版をSteam Deckで使用した場合の各種性能の比較動画を公開しました。
スイッチ2、驚きの低電力安定動作

まずはスイッチ2(ドックモード)とSteam Deckの差です。スイッチ2にはDLSS、Steam DeckにはFSR3とXeSSというアップスケーリング技術が使用可能なので、それを使用していずれの環境でも720p→1080pへのアップスケーリングを使用しています。その結果、スイッチ2(ドックモード)はほぼ安定して30fpsを記録しますが、Steam Deckではどちらのアップスケーリングを使用しても30fpsのフレームレートが安定しないという結果となっています。

スイッチ2の驚くべき点は消費電力です。Steam Deckが消費電力24~25Wを要しているのに対し、スイッチ2(ドックモード)は16~17Wという低消費電力での安定動作を実現しています。

それではスイッチ2の携帯モードではどうでしょう。スイッチ2携帯モードの450p→810pへのDLSS使用アップスケーリングという設定に合わせ、Steam Deckも450p→810pへのFSR3アップスケーリングを使用して動作したところ、どちらも30fpsの安定したパフォーマンスが実現できています。しかしながら、スイッチ2携帯モードの消費電力は約9Wと、驚きの低電力消費です。

試しにSteam Deckの最大電力消費設定を約9Wに設定して『サイバーパンク2077』を遊んでみると、約10fpsで遊ぶのが厳しいレベルになってしまうことから、いかにスイッチ2の消費電力に対するパフォーマンスが高いかがわかります。
こうして比較してみると、改めてスイッチ2の電力比パフォーマンスの高さが示されていると言っていいでしょう。
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