映画「Return to Silent Hill」で監督を務めたクリストフ・ガンズ氏(以下、ガンズ氏)が、海外メディアVarietyのインタビューにて、本作の制作について振り返りつつ『SILENT HILL』シリーズへの想いを語りました。また同氏は、機会があれば今後もシリーズの映画化に取り組みたいという意向を示しています。
『SILENT HILL』は“現代アートの一つ”

「Return to Silent Hill」は名作サイコホラー『SILENT HILL 2』を原作とし、アメリカの現地時間1月23日に公開された映画です(日本での公開日は記事執筆時点で不明)。
そんな本作で監督を務めたガンズ氏と『SILENT HILL』シリーズとの関わりは、今回が初めてではありません。同氏は2006年に公開された映画「サイレントヒル」でもメガホンを取りましたが、その際には作品が酷評され、“殺害予告”まで受けていたようです。
一方で同氏は、そうした反応も含めて原作への関心が強いことを実感したとして、現在では多くの人が自身が良い仕事をしたと考えていることを感じると述べています。
ガンズ氏は『SILENT HILL』シリーズについて、尖った表現を持つ「現代アートの一つ」と捉えており、映画化にあたっての難しさにも言及。原作となる『SILENT HILL 2』が名作であり、正しく敬意を持って映像化することが大きな課題だったとし、ゲームを遊ばない観客にも興味を持ってもらえる内容にする必要があったと述べました。
そして公開を迎えた「Return to Silent Hill」ですが、ガンズ氏は「機会があればまたサイレントヒルに戻ってきたい」という意向を明かしています。その理由として、同シリーズには本作と異なる魅力を持つ「非常に優れたチャプター」が存在するとしたうえで、もし別作品を映像化するなら、1作目や本作とはまったく異なる内容になる可能性があると語っています。
今回のインタビューは本作のレビューが公開される前に行われたものだと思われますが、ガンズ氏の想いとは裏腹に1月26日時点のメタスコアは「33」。かなりの苦戦を強いられています。
同氏は、シリーズで最初に手掛けた映画「サイレントヒル」が時間とともに評価を上げたことを明かし、最新作のプロモーションでは同作を若いころに見た記者たち、いわゆる“第2世代”との出会いについても明かしました。本作でもそのような世代のファンを獲得したいと考えているようですが、特に日本のファンが映画を目にした際、どのような評価が下されるのか今後に注目です。








