ゲーム開発が熱いポーランドのワルシャワにあるPurple Ray Studioが手掛ける新作アクションアドベンチャー『Koshmar: The Last Reverie』が発表されました。同作は19世紀の中央ヨーロッパやヴィクトリア朝にインスパイアされた架空の都市を舞台に、眠り病と悪夢が蔓延するダークな世界を描く作品です。
当記事では発表に先駆けて開催されたプレゼンテーションと開発者合同インタビューの様子をお届けします。
500種以上のスキル構築が可能なハイスピードバトル

『Koshmar: The Last Reverie』では主人公の少女ヴァイオレットを操作し、現実と人々の無意識が具現化した「悪夢の裂け目」を行き来しながら、謎の真相に迫っていきます。
戦闘の仕組みは非常にハイスピードかつ戦略的な設計になっているそうで、最大の特徴は500種類以上に及ぶスキルのバリエーションにあります。遠距離や近接攻撃など様々な能力を獲得でき、それぞれに対して3つのパッシブ効果を組み合わせられます。投げた短剣が敵の間を跳ね返ったり、槍に毒やスロウ効果を付与したりと、プレイスタイルに合わせた奥深いカスタマイズが用意されています。
プレイするたびに変化するローグライト要素

探索エリアはランダム生成されるローグライトのシステムを取り入れており、挑戦するたびに異なる環境や試練が待ち受けます。ステージを攻略してエッセンスを集め、自身を強化していくのが基本サイクルです。さらに物語を進めると“Core Rift(コア・リフト)”と呼ばれる巨大な試練に直面し、迫力あるボス戦やヴァイオレット自身の過去と向き合うことになります。
プレイヤーの選択と正気度が導く3つのエンディング

本作最大の注目ポイントは、プレイヤーの選択で結末が変化するAuraシステムです。大雑把に言ってしまうと正気度システムで、会話の選択肢やクエストでの行動、戦闘時に使用した技の傾向によって、主人公の精神状態が絶えず変動します。この変化はヴァイオレットの見た目や周囲の反応に影響を与え、最終的に3つの異なるエンディングへと分岐する構成を取り入れています。
名作インディーやAAAタイトルファン必見

本作は数多くの名作タイトルからインスピレーションを受けている点も見逃せません。『Control』や『Alice: Madness Returns』のような超現実的でダークな世界観、『Hades』に通じる洗練されたローグライトの進行システム、そして『Lies of P』を彷彿とさせるゴシック調の美しいビジュアルと歯ごたえのある戦闘をモチーフにしていると語られました。これらのタイトルに魅了されたファンにとって、『Koshmar: The Last Reverie』は注目すべきゲームとなりそうです。
『Koshmar: The Last Reverie』は現在はSteam向けに展開予定となっていますが、PS5などコンソール版の続報にも期待が高まります。
デモ版の配信やストーリークリア想定時間など
ここからはスタジオCEOのRobert Baranowski氏とクリエイティブ・ディレクターCornelia Viska 氏との合同インタビューをお届けします。
ーーアーリーアクセスの予定や、コンソール版の展開はありますか?
Robert 氏:現時点ではアーリーアクセスは予定しておらず製品版としてのリリースを計画しています。コンソール版についてもPC版と同時期の発売を目指しており、PS5などでの展開も想定しています。
ーー主人公のカスタマイズ要素と、ゲームの想定クリア時間はどのくらいですか?
Viska 氏:衣装全体の変更やステータスを変化させるアクセサリーの装備が可能です。また、選択した正気度によって主人公の容姿は恒久的に変化します。クリア時間は通常プレイで約15時間を想定していますが、ルート分岐や開発中の「強くてニューゲーム」によりリプレイ性を高めています。
ーー戦闘システムはソウルライクですか、それともハック&スラッシュですか?
Robert 氏:アビリティを駆使するハック&スラッシュの方向に近いです。ただ、そこまでハードコアな仕様ではなく、『Control』のように環境を操作してオブジェクトを投げつけるような要素も融合させています。
ーー狂気側に傾いた場合、正気側でアンロックしたアビリティは使えなくなりますか?
Robert 氏:いいえ、一度獲得したアビリティは維持されます。プレイスタイルに応じて、両極端のスキルを自由に組み合わせて戦うことが可能です。
ーー主人公と村人たちの関係など、ストーリーについてもう少し教えてください。
Viska 氏:現状ではストーリーについて深くは語れませんが、ヴァイオレットは他人の夢の中に入れる明晰夢の能力を持つ唯一の存在です。
Robert 氏:ヴァイオレットがどのように関わっているのか、なぜ彼女だけがその能力を持っているのかはストーリー内で説明されますが、今はまだネタバレできません。
ーーSteam Next Festなどでデモ版を配信する予定はありますか?
Robert 氏:来年のSteam Next Festに向けてデモ版の配信を計画していますが、詳細な日程は現在調整中です。









