
かつて『アンチャーテッド』や『The Last of Us』、そして2019年版『Call of Duty: Modern Warfare』を手掛けたTylor Kurosaki氏とJacob Minkoff氏は、2021年に新スタジオ「That's No Moon」を立ち上げました。
それから5年、遂にスタジオデビュー作の『Crossfire』が、今回のSummer Game Fest 2026にあわせお披露目されました。本稿ではゲームの概要や、先立って行われた合同インタビューをお届けします。
対照的な二人が織りなす「キャラクター主導の物語」
『Crossfire』はかつて韓国のSmilegateが開発した基本プレイ無料オンラインFPS『クロスファイア』の世界観を基にした、シングルプレイヤー、サードパーソン視点のタクティカルアクションアドベンチャーです。

物語の中心となるのは、思想が真っ向から対立する二人の傭兵です。主人公のレイラは変化と進歩を望み、世界を良くするためなら現状を壊すこともいとわない性格を持っています。 対するデルロイは、平和と安定を重んじ、現状を維持しようとする保守的な考えの持ち主です。

カバーシュータージャンルを再定義する新技術「アダプティブカバー」
『Crossfire』のゲーム性の最大の特徴は「Adaptive Cover(アダプティブカバー)」と呼ばれる全く新しいカバー(遮蔽)システムです。
従来のカバーシューターは、Minkoff氏曰く、過去20年間「四角い箱にキャラクターが張り付く」というシステムから大きな進化が見られませんでした。しかし、本作はUnreal Engine 5の強力な描画機能であるNaniteやLumenを活用し、極めて複雑でリアルな戦場を実現して、敵の射線と周囲の障害物の形をシステムがリアルタイムで計算する仕組みが採用されています。

特定のオブジェクトに不自然に張り付くのではなく、プレイヤーが岩や倒木などの安全な空間に入ると膨大なモーションマッチング・データベースから最適なアニメーションが選ばれ、キャラクターが自動的に身を屈めたり自然な姿勢で遮蔽物に隠れたりします。
これにより、ユーザーは現実世界の人間と同じように直感的に身を隠しシームレスに戦うことが可能になるとのことです。
プレゼンテーションではアダプティブカバーのデモが公開され、実際に様々なオブジェにあわせて流動的にカバーアクションが行われていました。
『Crossfire』の発売時期は未明ですが、『アンチャーテッド』や『The last of Us』、『Call of Duty: Modern Warfare』などを手掛けたTaylor Kurosaki氏とJacob Minkoff氏が率いる新作を楽しみにしている方は今後も注目です。

次ページでは同作について行われた合同インタビューの様子をお届けします。











