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美麗なグラフィックと堅実な作り…期待作の鱗片感じた『Vindictus: Defying Fate』プレイレポート

特にキャラクターなどのグラフィックが魅力のひとつ。

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4月某日から数日間に渡ってネクソンの新作3Dアクションゲーム『Vindictus: Defying Fate』のオンラインデモセッションが開催されました。本作は『マビノギ英雄伝』と世界観を共有する完全新作タイトルです。筆者は『マビノギ英雄伝』自体は未プレイですが、シリーズのタイトルはもちろん目にしたことがあり、本作にも人気タイトルならではの熱量を感じています。本稿では、実際にデモセッションをプレイして感じた率直なレポートをお届けします。

ただし、まだまだ開発中ということで、今回の記事では実際のプレイを通じて撮影した画像などは掲載しておりません。ご了承ください。

ゲームを起動してまず行うのが、使用キャラクターの選択です。ラインナップは、二刀流をメインに戦う主人公風の青年「Lann」、盾と剣を装備した黒髪ショートの女性「Fiona」、大剣を携えた金髪の女性「Delia」、そして巨大な柱を武器に戦う巨漢「Karok」という4人。どのキャラクターもデザインのクオリティが非常に高く魅力的です。筆者は今回、純粋な見た目の好みから「Fiona」を選択してプレイを開始することにしました。

今回のオンラインデモセッションでは、一部のストーリーが省略されていたり、会話やログなどの翻訳が追いついていない箇所が見受けられました。特に会話シーンについては、英語設定を選択していても音声が韓国語のままとなっていたため、物語の内容を正確に把握するのは難しい状況でした。したがって、今回のレポートは主にアクションゲームとしての手触りについて焦点を当てていこうと思います。

本作のアクションは、いわゆるソウルライク作品と『デビルメイクライ』シリーズのような軽快なアクションを融合させたハイブリッド的な手触りです。ビジュアルや体力バーのUI、マップの空気感などは強くソウルライクを意識させますが、戦闘システムは弱攻撃、強攻撃、回避、防御を基本としつつ、弱・弱・強のようにボタンを入力することでコンボを繰り出せる仕様になっています。キャラクターを動かす感覚も重めのもっさりしたものではなくキビキビしていて爽快です。

デモ版では難易度をノーマルとストーリーの2種類から選ぶことができました。ノーマルであっても、既存のソウルライク作品と比較して難しすぎるということはなく、かといって簡単すぎることもない、程よい手応えに調整されています。ただ、ストーリー難度に切り替えても劇的に難易度が下がるわけではないため、アクションゲームが極めて苦手なプレイヤーの場合、どこかで攻略が詰まってしまう場面も出てくるかもしれません。

道中のザコ戦ではそれほど苦戦することはありませんでしたが、中ボスやボス戦となると話は別です。それなりの難易度が用意されており、筆者も何度かゲームオーバーを経験してやり直すことになりました。 本作には弱・強攻撃や防御、回避に加え、トリガーを押し込みながら各ボタンを入力することで発動する「戦闘スキル」のような要素も備わっています。スキルを繰り出す感覚は近年の『アサシン クリード』シリーズをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

強力な敵との戦闘では、防御では防ぎきれない「ジャスト回避推奨」の攻撃時(precision actionと表記されていました)に敵の身体がオレンジ色に、ジャスト防御を成功させることで大きなリターンが見込める攻撃時に青色に光る(こちらはflash actionという名前だそうです)、近年の3Dアクションでよく見られるようなギミックが採用されています。ここで重要になるのが、プレイヤーが繰り出すコンボ攻撃の「硬直」です。本作のコンボは強力ですが一つひとつの動作が重いため、欲張ってボタンを連打していると、いざという時に回避や防御が間に合わず被弾してしまう場面が多くありました。実際、筆者の死因の多くも、ボタンを連打しすぎて防御タイミングと硬直が重なり被弾したことが原因でした。

敵は全体的に体力が多めに設定されており、コンボ攻撃を最後まで繰り出した際の火力が非常に高いため、できるだけコンボを当てたい、しかし生存のためにはあえてコンボを出し切らずに様子を見なければならない……というジレンマが本作の戦闘における「キモ」であると感じました。

相手の動作を注視してパターンを覚えれば、徐々にコンボを叩き込めるタイミングが理解できるようになります。また、ジャスト回避やジャスト防御を行うことで、敵の体力ゲージの下にある白いゲージ(ゲーム内では「スタガー」と表現されていました)が溜まっていき、これが最大まで溜まると敵がよろめいて大ダメージを与えるチャンスが生まれる、といった要素も用意されていました。

そのほか、NPCコンパニオンを伴って戦闘に参加させることも可能でしたが、少なくとも現時点のバージョンでは驚くほど戦力としては心許なく、実質的にはターゲットを分散させるデコイ程度の役割しか果たせていない印象でした。メニュー画面内などに「マルチプレイ」との記述も見受けられました。本作にはオンラインマルチプレイの実装が予定されるようで、NPCコンパニオンはその代替のような役割を担っているのだと思われます。

マップの広さや自由度に関しては、少なくともデモ版をプレイした範囲では、マップ構造はほぼ一本道で、探索の余地も限定的といった印象です。ただ、画面上にミニマップが表示されないため、戦闘や探索に夢中になると自分の向きを見失い、しばらく来た道を戻ってしまうこともしばしばありました。そのため、一本道だからといって決して迷いづらいわけではなかったです。もっとも、これについては筆者が方向音痴であることも原因かもしれませんが。

ゲームの進行に合わせて、拠点となる「Colhen」に帰還するパートもしばしば挟み込まれます。「Colhen」には店っぽい建造物がいくつか見当たりましたが、デモ時点では利用することができませんでした。本作はオープンワールド形式ではなく、複数の広めなエリアからなるステージクリア方式を採用しており、拠点から次の目的地を選んで出撃するというのが基本です。ステージ内には、ソウルライク作品における「篝火」にあたるセーブポイントが点在しており、一度到達したポイントからは再出撃も可能。3Dアクションゲームを嗜むプレイヤーであれば馴染みの深いシステムと言えるため、プレイ中に戸惑うことはまずないでしょう。

と、いうことであくまで未完成の「オンラインデモセッション」ではありましたが、なかなか楽しめました。アクションゲームとしての作りは堅実ですし、なにせ「Colhen」や各ステージのマップの作り込みが美しく、またキャラクターの動きなども魅力的に描写されています。このゲームにおいてこの「見た目のよさ」はかなり特筆すべきおすすめポイントかと思いました。気になる方はウィッシュリストに追加するなど、要注目です。筆者は前述の通り『マビノギ』についてはあまり知りませんが、しかしかなり楽しめました!

ライター:文章書く彦,編集:Akira Horie》

ライター/「ラジオ善意X」聴いてね 文章書く彦

好きなガンダムは∀ガンダム、好きなマンガはレベルE、好きな映画監督はポール・トーマス・アンダーソン、好きなゲームジャンルはオープンワールドものとローグライク(ローグライト)、好きな昆虫はカマキリ、好きなバンドはFUGAZI、好きな作曲家は浜渦正志、好きな小説家はカート・ヴォネガット・ジュニアと舞城王太郎、好きなラッパーはポチョムキン、好きな焼酎は鳥飼、好きなルフィが言ってない言葉は「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!(ドン)」、好きな笑い男が書いてた言葉は「or should I?(だが、ならざるべきか?)」。

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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